ナタリー・ポートマン

ナタリー・ポートマン（Natalie Portman）は、イスラエル出身の米女優。『レオン』でデビューし、『スター・ウォーズ』や『ブラック・スワン』で知られる。アカデミー賞主演女優賞（2011年）受賞。ハーバード大学で心理学を学び、監督・プロデューサーとしても活躍。バンジャマン・ミルピエと結婚、2児の母。以下では彼女の生い立ち・教育、経歴、私生活、出演作品ご紹介します。

プロフィール
生い立ち・教育
経歴
私生活
出演作品
監督・プロデュース作品
まとめ

プロフィール

名前：ナタリー・ポートマン（Natalie Portman）
本名：ナタリー・ヘルシュラグ（英語：Natalie Hershlag、ヘブライ語：נטלי הרשלג）
生年月日：1981年6月9日（43歳）
出生地：イスラエル・エルサレム
国籍：イスラエル、米国
身長：160cm
職業：女優
活動期間：1994年～
配偶者：バンジャマン・ミルピエ（2012年～2024年）
SNSサイト：Instagram・Facebook・YouTube

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生い立ち・教育

ナタリー・ポートマン（本名：Natalie Hershlag、ヘブライ語：נטע-לי הרשלג）は、1981年6月9日、イスラエルのエルサレムで生まれました。父アヴナー・ハーシュラグは不妊治療専門医、母シェリー・スティーヴンスはアメリカ人のアーティストで、ナタリーは一人っ子として育ちました。ユダヤ系の家庭で、祖父母はホロコースト生存者。3歳の時、家族は米国に移住し、ワシントンD.C.を経て、ニューヨーク州ロングアイランドのシオセットに定住。幼少期からダンスに親しみ、4歳でバレエを始め、演技への興味も早くから示しました。10歳の時、化粧品ブランドRevlonのモデルオーディションを受けたが、演技を優先するため辞退。

ナタリーはニューヨークの公立学校に通い、優等生として知られました。1999年にシオセット高校を卒業後、ハーバード大学に進学し、2003年に心理学の学士号（A.B. in Psychology）を取得。学業中は「ナタリー・ハーシュラグ」名義で論文を発表し、脳科学研究にも参加。2004年にはヘブライ大学でアラビア語やイスラエル史を学び、ユダヤ人としてのアイデンティティを深めました。彼女は「学業が自分を定義する」と語り、知性を重視する姿勢がキャリアにも影響を与えました。

経歴

ナタリー・ポートマンのキャリアは、1994年の『レオン』で12歳のマチルダ役としてデビューしたことから始まりました。リュック・ベッソン監督のこの作品で、ジャン・レノの相手役として強烈な印象を残し、批評家から「驚異的な才能」と称賛されました。1999年、『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』でパドメ・アミダラ役に抜擢され、3部作（1999年、2002年、2005年）で世界的な知名度を獲得。2004年の『ガーデン・ステイト』や『クローサー』で繊細な演技を見せ、後者でゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞し、アカデミー賞に初ノミネート。

2010年の『ブラック・スワン』でバレリーナのニナ役を演じ、過酷なトレーニングを経て精神的に不安定なキャラクターを体現。アカデミー賞主演女優賞、ゴールデングローブ賞、BAFTA賞など多数の賞を受賞し、興行収入3億2900万ドルを記録。2011年には『ノー・ストリングス・アタッチド』でアシュトン・カッチャーと共演し、ロマコメでも成功。2013年の『マイティ・ソー』シリーズでジェーン・フォスター役を演じ、MCUで人気を博し、2022年の『ソー：ラブ＆サンダー』で再び登場。

監督・プロデューサーとしても活躍し、2015年に自伝的要素を含む『A Tale of Love and Darkness』を監督・主演。2018年の『ヴォックス・ルクス』や『Annihilation』ではプロデューサーも務め、批評家から高評価。舞台では、1998年に『アンネの日記』のアンネ・フランク役、2001年にチェーホフの『かもめ』でニーナ役を演じ、演劇でも評価されました。2023年の『May December』では女優エリザベス役でジュリアン・ムーアと共演し、ゴールデングローブ賞にノミネート。推定純資産は9000万ドルで、女優、監督、プロデューサーとしての多才さが際立っています。

私生活

ナタリー・ポートマンは2010年、『ブラック・スワン』の振付師バンジャマン・ミルピエと出会い、2011年に婚約。2012年8月4日、カリフォルニア州ビッグサーで結婚し、息子アレフ（2011年6月生まれ）と娘アメリア（2017年2月生まれ）の2児をもうけました。家族はロサンゼルスとパリを行き来し、プライバシーを重視。過去には、2003～2004年にガエル・ガルシア・ベルナル、2007～2008年にジェイク・ギレンホールと交際が報じられました。

彼女はビーガンで、動物愛護を支持。PETAや環境保護団体に積極的に関与し、2009年に『Eating Animals』をプロデュース。フェミニズムや#MeToo運動を支持し、2018年のタイムズ・アップ運動に参加。ユダヤ教の信仰を持ち、イスラエルでの慈善活動にも尽力。インスタグラム（@natalieportman、約900万フォロワー）で活動や社会問題を発信し、読書やバレエを趣味とします。ハーバードでの経験から、知性と社会意識を融合させた公的イメージが特徴です。

出演作品

ナタリー・ポートマンの主な出演作品は以下の通りです。

レオン（1994年）…マチルダ役でデビュー、ジャン・レノと共演。
ヒート（1995年）…ローレン役で、アル・パチーノと共演。
ビューティフル・ガールズ（1996年）…マーティ役で、ティモシー・ハットンと共演。
マーズ・アタック！（1996年）…ティム・バートン監督のSFコメディ。
エブリウェア・バット・ヒア（1999年）…スーザン・サランドンと共演。
スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス（1999年）…パドメ・アミダラ役で、3部作に出演。
ホエア・ザ・ハート・イズ（2000年）…ノヴィリー役で主演。
ズーランダー（2001年）…本人役でカメオ出演。
スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃（2002年）…パドメ役で続投。
コールド・マウンテン（2003年）…サラ役で、ジュード・ロウと共演。
ガーデン・ステイト（2004年）…サム役で、ザック・ブラフと共演。
クローサー（2004年）…アリス役で、ゴールデングローブ賞受賞。
スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐（2005年）…パドメ役で完結。
Vフォー・ヴェンデッタ（2005年）…イヴィー役で主演。
パリ、ジュテーム（2006年）…オムニバス映画に出演。
ゴヤの亡霊（2006年）…イネス/アリシア役で、ハビエル・バルデムと共演。
マイ・ブルーベリー・ナイツ（2007年）…レスリー役で、ノラ・ジョーンズと共演。
ダージリン急行（2007年）…ウェス・アンダーソン監督作で脇役。
ブラック・スワン（2010年）…ニナ役でアカデミー賞主演女優賞受賞。
ノー・ストリングス・アタッチド（2011年）…エマ役で、アシュトン・カッチャーと共演。
マイティ・ソー（2011年）…ジェーン・フォスター役でMCU初出演。
ジャッキー／ファーストレディ最後の使命（2016年）…ジャクリーン・ケネディ役でアカデミー賞ノミネート。
Annihilation（2018年）…生物学者役で主演・プロデュース。
ヴォックス・ルクス（2018年）…セレステ役で主演・製作総指揮。
ソー：ラブ＆サンダー（2022年）…ジェーン・フォスター役で再登場。
May December（2023年）…エリザベス役で、ジュリアン・ムーアと共演。

監督・プロデュース作品

A Tale of Love and Darkness（2015年）…監督・主演・脚本。
Eating Animals（2018年）…ナレーション・プロデュース。

まとめ

ナタリー・ポートマンは、イスラエル出身の米女優で、12歳の『レオン』でデビューし、『スター・ウォーズ』や『ブラック・スワン』で世界的なスターに。アカデミー賞受賞、ハーバード大学卒の知性、監督・プロデューサーとしての活躍が特徴。バンジャマン・ミルピエと結婚し、2児の母としてビーガニズムやフェミニズムを支持。今後の作品にも期待が寄せられます。