キャリスタ・フロックハート

キャリスタ・ケイ・フロックハートは米国の女優。フォックス放送のTV番組『アリー my Love』（1997〜2002年）の主人公役で知られ、1998年にゴールデングローブ賞を受賞、プライムタイム・エミー賞のコメディシリーズ部門優秀主演女優賞に3度ノミネートされました。

2006年から2011年にかけて、ABCのドラマ番組「ブラザーズ＆シスターズ」にキティ・ウォーカー役で出演し、2015年から2021年にかけて、スーパーヒーロー・ドラマ「SUPERGIRL/スーパーガール」にキャット・グラント役で出演しました。

映画では『バードケージ』（1996年）、『真夏の夜の夢』（1999年）、『彼女を見るだけでわかること』（2000年）などで知られています。

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キャリスタ・フロックハート

• 名前：キャリスタ・フロックハート（Calista Flockhart）
• 本名：キャリスタ・ケイ・フロックハート
• 生年月日：1964年11月11日（54歳）
• 出生地：米国イリノイ州フリーポート
• 出身校：ラトガース大学ニューブランズウィック校（美術学士）
• 職業：女優
• 活動期間：1989年から現在
• 身長：166cm
• 配偶者：ハリソン・フォード（2010年に結婚）
• 子供：1人

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生い立ち

キャリスタ・フロックハートは1964年11月11日に米国イリノイ州フリーポートで生まれました。母は英語教師のケイ・カリスタ、父はクラフト・フーズの重役ロナルド・フロックハート。

両親はテネシー州モリスタウンに引退し、父親は亡くなるまでそこに住み、母親は現在もそこに住んでいます。兄はゲイリー。母親は自分のファーストネームとミドルネームを逆にし、キャリスタ・ケイと名づけました。

キャリスタはニュージャージー州メドフォードにあるショーニー高校を卒業。在学中はチアリーダーを務め、生徒会でも活躍しました。高校卒業後は、ラトガース大学ニューブランズウィック校のメイソン・グロス芸術学校に通いました。在学中にメイソン・グロス校の演劇監督ウィリアム・エスパーと知り合い、彼が例外的にキャリスタをメインステージに出演させたことで、人々は彼女の演技力を認めるようになりました。この舞台は通常、3年生と4年生のためのものでしたが、ハロルド・スコットは、ウィリアム・インジの『ピクニック』でキャリスタが出演することを強く希望。彼女は1988年にラトガース大学で演劇の学士号を取得して卒業。演技コースを修了した数少ない学生の一人です。2003年5月3日、ラトガース大学は彼女を優秀卒業生の殿堂に入れました。

経歴

初期

1989年春、キャリスタ・フロックハートは『ガイディング・ライト』のベビーシッター役でテレビ初出演。また、『Lifestories: Families in Crisis』の午後の1時間スペシャルにも出演し、摂食障害と闘うティーンエイジャーを演じました。キャリスタは、サークル・レパートリー・シアターでメリッサ・ジョーン・ハートとともに『Beside Herself』に出演し、ニューヨークの舞台でプロデビュー。その2年後にTV映画『ダロウ』に出演し、ついで映画『Naked in New York』（1993年）、『キル・ミー・テンダー』（1994年）にも出演。なお、ロバート・レッドフォードが監督した『クイズ・ショウ』が彼女の映画初主演作です。

1994年、『The Glass Menagerie』のローラ役でブロードウェイにデビュー。この演技でクラレンス・ダーウェント賞を受賞。

また、キャリスタはフィリップ・K・ディック著『アンドロイドは電気羊の夢を見るか？』の1994年オーディオブック版でアンドロイドの声を担当。これは映画『ブレードランナー』の原作であり、後に夫となるフォードが出演しています。

1995年、キャリスタは映画『Drunks』に出演し、ダイアン・ウィーストやフェイ・ダナウェイらと知り合います。1996年、『バードケージ』にダイアン・ウィーストとジーン・ハックマン演じる主人公の娘役で出演。同年末、フロックハートは『Jane Doe』に麻薬中毒者として出演しましたが、公開されたのは撮影終了から3年以上経った1999年でした。その年もブロードウェイで活動を続け、アントン・チェーホフの『三人姉妹』でナターシャ役を演じました。

アリー・マクビール

1997年、キャリスタ・フロックハートはデビッド・E・ケリーが手がけるFOXのテレビシリーズ『アリー my Love』の主演オーディションに誘われます。ケリーはキャリスタの噂を聞きつけ、彼女に契約役のオーディションを受けてほしかったのです。交渉可能な契約では番組出演が必須となるあるため彼女は躊躇したものの、脚本に心を動かされ、ロサンゼルスまでオーディションを受けに行き、その役を勝ち取りました。彼女は1998年にこの役でゴールデングローブ賞を受賞。また、キャリスタは1998年6月29日付の『タイム』誌の表紙を飾り、フェミニズムの進化における最新のイテレーションとして位置づけられ、彼女が演じる役柄や役割について現在も議論が活発です。

2000年1月9日、キャリスタは米国カリフォルニア州パサディナのパサディナ・シビック・オーディトリアムで開催された第26回ピープルズ・チョイス・アワードで、「好きな女性テレビ出演者賞」を受賞。

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ブラザーズ&シスターズ

キャリスタ・フロックハートは、2006年9月に『デスパレートな妻たち』の後の時間帯に放送され絶賛されたABCのプライムタイム番組『ブラザーズ＆シスターズ』で、サリー・フィールド、レイチェル・グリフィス、マシュー・リスたちと共演し、キティ・ウォーカー役で主演を務めました。同番組は5年間放送された後、2011年5月に打ち切られました。キャリスタのキャラクターは番組最初の4年間をとおして重要でしたが、2010〜2011年シーズンは夫ロブ・ロウの降板と重なり出演が減りました。

ほかの出演作

1999年、キャリスタはシェイクスピアの戯曲を映画化した『真夏の夜の夢』にヘレナ役で出演。2000年には『彼女を見ればわかること』と『バッシュ ラター・デイ・プレイズ』に出演。その後、女性に対する暴力、特に女性器切除に抗議するため、イヴ・エンスラーに同行してケニアを訪れました。また、イヴ・エンスラー原作の『ヴァギナ・モノローグ』のオフ・ブロードウェイ作品に出演しました。

2004年、キャリスタは『ラスト・ショット』にマシュー・ブロデリックの錯乱した恋人役で出演。同年、『機械じかけの小児病棟』の撮影のためスペインを訪れ、同作は2005年9月にヴェネチア国際映画祭でプレミア上映されました。『デスパレートな妻たち』のスーザン・メイヤー役をオファーされましたが断り、後にこの役はテリ・ハッチャーに引き継がれました。

2014年、キャリスタは『フルサークル・シカゴ』の第2季にマフィアのボス、エレン役で出演。これは『ブラザーズ＆シスターズ』の終了に伴なう活動休止後、彼女にとって3年ぶりの女優業となりました。

2015年、キャリスタはTV番組『SUPERGIRL/スーパーガール』に、「自営業のメディア王でCatCoの創設者」であり、カーラ（スーパーガールの分身）の上司でもあるキャット・グラント役で出演。彼女は以前からロサンゼルス以外での仕事を嫌っていたにもかかわらず、レギュラーキャラクターとして番組に残りました。

2022年、キャリスタはロサンゼルスのゲフィン・プレイハウスで上演されたエドワード・アルビーの『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』で、ザッカリー・クイントの相手役マーサ役を演じました。この作品はゴードン・グリーンバーグが演出し、エイミー・カレロとグラハム・フィリップスも出演。

2024年、キャリスタはアンソロジー・シリーズ『Feud』の第2季『Capote vs. The Swans』にリー・ラジヴィル役で出演。

私生活

2001年1月、キャリスタ・フロックハートは男児を養子に迎えたことを発表。

2002年1月20日のゴールデングローブ賞で初めて出会った俳優のハリソン・フォードと結婚。2009年のバレンタインデーに婚約し、2010年6月15日にニューメキシコ州サンタフェで結婚式を挙げました。式はニューメキシコ州知事ビル・リチャードソンとニューメキシコ州最高裁長官チャールズ・W・ダニエルズの司会で執り行われました。キャリスタとフォードは養子の息子リアム・フロックハート・フォードをもうけています。

2004年から2014年まで、キャリスタは「暴力より平和を」の全国スポークスウーマンを務めました。

2005年10月21日には、Peace Over Violence（旧ロサンゼルス女性暴行委員会）から人道主義賞を授与され、2006年10月28日には同委員会の人道主義賞ディナーにハリソン・フォードとともに出席。

出演作品

映画

TV

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2023.11.10