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関連情報

ミス・イタリア

ミス・イタリアは、イタリア出身の若い女性コンテストに毎年賞が授与される美人コンテスト。1939年に第1回が開催されて以来、多くの出場者がTVや映画界で活躍しています。

ミス・イタリア2014のセミファイナル第1戦と第2戦
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歴史

ミス・イタリアの前身は、1939年にディノ・ヴィラーニがはじめた、歯磨き粉ブランドがスポンサーとなったミス・ソリーゾ(ミス・スマイル)。出場者はランウェイで競うのではなく、写真で審査されました。

第二次世界大戦中の中断を経て、コンテストは1946年に再開され、現在のミス・イタリアという名称になりました。開催地は、戦争にもかかわらずホテルのインフラを維持していたストレーザでした。その後、開催地は何度か変わり、サルソマッジョーレ・テルメが恒久的に毎年開催されることになりました。

現代のイタリア社会そのものがそうであるように、ミス・イタリアも長い年月の間にさまざまな変化を遂げてきました。1950年に初めてラジオ放送。しかし、1987年からはTVで生中継されるように。1990年からは、出場者の胸囲・ウエスト・ヒップのサイズは審査されなくなり、1994年には既婚女性や母親にも門戸が開かれた(1987年の優勝者は、後に既婚者であることが発覚して失格)。1996年には、デニー・メンデスが初の有色人種のミス・イタリア女性となりました。

その後、映画界や芸能界で成功を収めた参加者のなかには、(その多くはミス・イタリアの栄冠を手にしたわけではありませんが)以下のような顔ぶれがいます。

  • シルヴァーナ・パンパニーニ
  • ソフィア・ローレン
  • マルチェラ・マリアーニ
  • ルチア・ボッセ
  • ステファニア・サンドレッリ
  • ミルカ・ヴィオラ
  • シモーナ・ヴェントゥーラ
  • パトリツィア・デイトス
  • アンナ・ファルキ
  • マルティナ・コロンバリ

など。

ミス・イタリアを選出する審査員団には、トト、ジョルジョ・デ・キリコ、ジョヴァンニーノ・グアレスキ、ルキノ・ヴィスコンティ、ヴィットリオ・デ・シーカ、ジーナ・ロロブリジーダ、アルベルト・ラトゥアーダ、マルチェロ・マストロヤンニ、ウーゴ・トニャッツィ、リナ・ヴェルトミュラー、ディノ・リージ、アルベルト・ソルディ、クラウディア・カルディナーレなどの著名人が名を連ねています。

ミス・イタリア以外にも、「ミス・エレガンス」や「ミス・シネマ」などの副賞が授与されます。1991年からは、海外在住のイタリア人女性を対象とした「ミス・イタリア・ネル・モンド」も開催されるようになりました。

経済的な理由から、サルソマッジョーレ・テルメでミス・イタリアが開催されることはなくなりました。このことが2011年4月に発表されてから、多くの都市が開催に興味を示しています。なかには、サンレモ、ローマ、フィウッジ、タオルミーナなど多くの都市が含まれています。2011年のミス・イタリアはモンテカティーニ・テルメで開催されることが正式に発表。ミリー・カルッチはページェントの司会には戻らず、ファブリツィオ・フリッツィがミス・イタリア2011の司会を務めました。ページェントは3泊ではなく、2泊で開催されるように。

2023年7月、ミス・オランダでトランスジェンダーを公表している女性(リッキー・コレ)が優勝したことを受け、ミス・イタリアはトランス女性の出場を全面的に禁止しました。

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受賞者

ミス・イタリア

開催年 優勝者
2026
2025
2024 オフェリア・パッサポンティ
2023 フランチェスカ・ベルゲージオ
2022 ラヴィニア・アバーテ
2021 ゼウディ・ディ・パルマ
2020 マルティナ・サンブチーニ
2019 カロリーナ・ストラマーレ
2018 カルロッタ・マッジョラーナ
2017 アリス・ラチェレ・アルランチ
2016 ラチェレ・リザリーティ
2015 アリス・サバティーニ
2014 クラリッサ・マルケーゼ
2013 ジュリア・アリーナ
2012 ジウシー・ブシェミ
2011 ステファニア・ビヴォーネ
2010 フランチェスカ・テスタセッカ
2009 マリア・ペルルージ
2008 ミリアム・レオーネ
2007 シルビア・バッティスティ
2006 クラウディア・アンドレッティ
2005 エデルファ・キアラ・マシオッタ
2004 クリスティーナ・キアボット
2003 フランチェスカ・チレミ
2002 エレオノーラ・ペドロン
2001 ダニエラ・フェローラ
2000 タニア・ザンパロ
1999 マニラ・ナッザーロ
1998 グロリア・ベリッキ
1997 クラウディア・トリエステ
1996 デニー・メンデス
1995 アンナ・ヴァッレ
1994 アレッサンドラ・メローニ
1993 アリアンナ・ダヴィデ
1992 グロリア・ザニン
1991 マルティーナ・コロンバリ
1990 ロサンジェラ・ベッシ
1989 エレオノーラ・ベンファット
1988 ナディア・ベンガラ
1987 ミケーラ・ロッコ・ディ・トレパドゥーラ
1986 ロベルタ・カプア
1985 エレオノーラ・レスタ
1984 スザンナ・ハックステップ
1983 ラファエラ・バラッキ
1982 フェデリカ・モロ
1981 パトリツィア・ナネッティ
1980 チンツィア・レンツィ
1979 チンツィア・デ・ポンティ
1978 ローレン・クリスティーナ・メイ
1977 アンナ・カナキス
1976 パオラ・ブレッシアーノ
1975 リヴィア・ヤノーニ
1974 ロレダーナ・ピアッツァ
1973 マルガレータ・ヴェローニ
1972 アドネッラ・モデスティーニ
1971 マリア・ピノーネ
1970 アルバ・バレストラ
1969 アンナ・ザンボーニ
1968 グラツィエラ・キアッパローネ
1967 クリスティーナ・ブジナーリ
1966 ダニエラ・ジョルダーノ
1965 アルバ・リガッツィ
1964 ミルカ・サルトーリ
1963 フランカ・ダッロリオ
1962 ラファエラ・デ・カロリス
1961 フランカ・カッタネオ
1960 レイラ・リガッツィ
1959 マリサ・ジョッサ
1958 パオラ・ファルキ
1957 ベアトリーチェ・ファッチョーリ
1956 ニヴェス・ゼーニャ
1955 ブルネッラ・トッチ
1954 エウジェニア・ボニーノ
1953 マルチェラ・マリアーニ
1952 エロイザ・チャンニ
1951 イザベラ・ヴァルデッタロ
1950 アンナ・マリア・ブッリアーリ
1949 マリエラ・ジャンピエーリ
1948 フルヴィア・フランコ
1947 ルチア・ボース
1946 ロッサーナ・マルティーニ

ミス・ソリッソ

開催年 優勝者
1945 (開催なし)
1944 (開催なし)
1943 (開催なし)
1942 (開催なし)
1941 アドリアナ・セラ
1940 ジャンナ・マラネージ
1939 イザベラ・ヴェルニー

ドキュメンタリー

ミス・イタリアは死なない』はピエトロ・ダヴィディとダヴィッド・ガレラーノが脚本と監督を担当し、ロメオ・グレゴリオが共同脚本に参加し、パトリツィア・ミリリアーニが出演した、2024年のイタリアのドキュメンタリー映画。2025年2月26日にNetflixから配信開始。

開催中のスキャンダルと変わりつつある美の基準に揺れる「ミス・イタリア」コンテスト。主催者のパトリツィア・ミリリアーニは、華やかな舞台の裏で、伝統あるミスコンの存続のために戦い続けます。

なむ語るのファム・ファタルはこちらで読めます。
なむ

洋画好き(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで、妻と2匹の猫と一緒にサスペンスやスリラーを観ています。詳細は名前をクリックしてください。猫ブログ「碧眼のルル」も運営。

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