『ジュマンジ ネクスト・レベル』(2019年)は、大学生になったスペンサーらが再びゲーム「ジュマンジ」に吸い込まれ、新ステージで冒険を繰り広げるアクション・アドベンチャー。前作のキャストが再集結し、ダニー・デヴィートら新顔も参戦。バグったゲーム世界でのサバイバルを描写。以下に女優の活躍、衣装・化粧・髪型、あらすじ、解説、キャスト、スタッフについて、丁寧かつ詳細に説明します。
基本情報
- 邦題:ジュマンジ ネクスト・レベル
- 原題:Jumanji: The Next Level
- 公開年:2019年
- 製作国:米国
- 上映時間:123分
- ジャンル:アクション、アドベンチャー・冒険
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
見どころ
新たなプレイヤーとして参戦したおじいちゃん2人は終始ボケ倒しで爆笑必至。レベルアップしたアクションにハラハラしながらも、各世代で描かれる不器用な友情にほっこり。
あらすじ
前作『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』でゲームをクリアしてから2年。スペンサー(アレックス・ウルフ)、マーサ(モーガン・ターナー)、フリッジ(サーダリウス・ブラウン)、ベサニー(マディソン・アイズマン)は高校を卒業し、それぞれ大学生として新たな道を歩んでいた。しかし、スペンサーはニューヨークでの生活に疲れ、ジュマンジでの冒険の興奮が忘れられず、破壊したはずのゲーム機を密かに修理してしまう。その瞬間、彼は再びゲームの世界に吸い込まれる。
スペンサーが姿を消したことに気づいたマーサ、フリッジ、ベサニーは彼を救うため、スペンサーの家を訪れる。そこで、修理されたジュマンジのゲーム機を発見し、3人もゲームにログインする。しかし、壊れたゲームはバグだらけで、キャラクターの割り当てがめちゃくちゃに。さらに、スペンサーの祖父エディ(ダニー・デヴィート)とその旧友マイロ・ウォーカー(ダニー・グローヴァー)も誤ってゲームに巻き込まれてしまう。
ゲーム内では、スペンサーは行方不明で、プレイヤーたちは新たなステージ—ジャングルだけでなく、砂漠、雪山、吊り橋—を攻略しなければならない。キャラクターのスキルや弱点を活かしつつ、チームはスペンサーを探し、ゲームの謎を解いて現実世界へ戻る方法を模索する。しかし、ライフは3回のみ。難易度が格段に上がった「無理ゲー」と化したジュマンジを、彼らはクリアできるのか?
解説
『ジュマンジ ネクスト・レベル』は、1995年の初代『ジュマンジ』、2005年の『ザスーラ』、2017年の『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』に続くシリーズ4作目であり、前作の直接的な続編です。本作は、前作の魅力—ゲーム内のアバターと現実のプレイヤーのギャップ、ユーモアたっぷりの掛け合い、迫力のアクション—を継承しつつ、新たな要素を加えています。特に、キャラクターの入れ替わりや新ステージの追加、老年層のキャラクター(エディとマイロ)の参戦により、世代間の対話や友情、成長のテーマが深く掘り下げられています。
本作の特徴は、ゲームの「バグ」を物語の核に据えた点です。キャラ設定の混乱や予期せぬステージの出現は、プレイヤーたちに新たな試練を課し、観客に新鮮な驚きを提供します。また、スペンサーの現実世界での葛藤やエディとマイロの過去の確執を通じて、自己受容や和解のメッセージが描かれ、アクションだけでなく心の動きも重視した物語となっています。
監督のジェイク・カスダンは、前作同様、テンポの良い演出とコメディ要素のバランスを巧みに操り、キャスト陣の個性を最大限に引き出しています。特に、アバターとプレイヤーの「不一致」を演じる俳優たちの演技は見どころで、例えば、ジャック・ブラックが演じるオベロン教授に女子大生のベサニーが入る場面では、コミカルかつ繊細な演技が光ります。
女優の活躍
『ジュマンジ ネクスト・レベル』で特に注目される女優は、カレン・ギランとオークワフィナです。
カレン・ギラン(ルビー・ラウンドハウス役)
カレン・ギランは、前作に引き続き、ゲーム内のアバター「ルビー・ラウンドハウス」を演じ、アクションとコメディの両面で大活躍します。ルビーは格闘技の達人であり、マーサ(モーガン・ターナー)がアバターとして操作するキャラクターです。ギランは、マーサの内気な性格とルビーの大胆なアクションを融合させ、キャラクターの成長を体現。特に、砂漠の戦闘シーンや吊り橋でのアクションでは、キレのある動きと自信に満ちた表情で観客を魅了します。また、スペンサーとの関係性を描く場面では、感情的な演技も見せ、物語に深みを加えています。彼女の撮影秘話として、過酷なアクションシーンにもスタントを最小限に抑えて挑戦したことが明かされており、そのプロ意識が高く評価されています。
オークワフィナ(ミン・フリートフット役)
新キャラクター「ミン・フリートフット」を演じるオークワフィナは、本作で鮮烈な印象を残します。ミンは泥棒のスキルを持つアバターで、物語の鍵を握る存在です。オークワフィナは、持ち前のユーモアセンスと独特の声で、ミンに活気を与え、チームのムードメーカーとして機能します。特に、彼女が演じる盗賊としての軽快な動きや、コミカルな台詞回しは、観客に笑いを提供。ブルーレイ特典映像では、彼女が「盗賊になったオークワフィナ」として役作りを楽しんだ様子が紹介されており、現場での即興演技も多かったことが伺えます。アジア系女優としての存在感も強く、シリーズに新たな多様性をもたらしました。
マディソン・アイズマン(ベサニー役)
ベサニー役のマディソン・アイズマンは、現実世界の女子大生として登場し、ゲーム内ではジャック・ブラックの演じるオベロン教授に憑依する形で活躍します。彼女の演技は、現実世界での友情や成長を描く場面で特に光り、チームの結束を強める役割を果たします。前作で自己中心的な性格だったベサニーが、仲間を思いやる姿に変化していく様子を、アイズマンは自然に表現しています。
女優の衣装・化粧・髪型
カレン・ギラン(ルビー・ラウンドハウス)
ルビー・ラウンドハウスの衣装は、前作同様、アクションを重視した実用的なデザインが特徴です。赤いクロップトップとカーキのショートパンツは、ジャングルや砂漠での動きやすさを考慮したもの。衣装は彼女の引き締まった体型を強調し、戦士としての力強さを表現しています。化粧はナチュラルで、汗や埃で汚れるシーンが多く、過酷な環境をリアルに反映。髪型は、動きを妨げないようポニーテールにまとめられ、アクションシーンでのダイナミックな動きを引き立てます。ギラン自身、この衣装について「セクシーだが機能的」と語っており、キャラの個性を体現するデザインとして好評です。
オークワフィナ(ミン・フリートフット)
ミンの衣装は、盗賊らしい軽やかな黒を基調とした装いで、フード付きのマントやフィットしたパンツが特徴。動きやすさと隠密性を兼ね備え、彼女の機敏な演技を支えます。化粧は、ミンのミステリアスな雰囲気を強調するため、ダークなアイラインと控えめなリップが施され、ゲーム内の「アウトロー」感を演出。髪型はショートカットで、ヘルメットやフードとの相性を考慮した実戦的なスタイル。オークワフィナの個性が衣装に反映され、キャラに独自の魅力を加えています。
マディソン・アイズマン(ベサニー)
現実世界のベサニーとして登場するアイズマンの衣装は、カジュアルな大学生らしいスタイル。デニムやスニーカー、シンプルなトップスが中心で、若々しさと親しみやすさを表現。化粧はナチュラルで、ピンク系のチークやグロスが彼女の明るい性格を強調。髪型はルーズなウェーブで、気取らない自然体な雰囲気を演出しています。ゲーム内ではオベロン教授のアバターとなるため、彼女自身の衣装は限定的ですが、現実世界でのシーンで存在感を示します。
キャスト
- ドウェイン・ジョンソン:ブレイブストーン博士(アバター、楠大典が日本語吹替)
- ジャック・ブラック:シェリー・オベロン教授(アバター、高木渉)
- ケヴィン・ハート:ムース・フィンバー(アバター、伊藤健太郎)
- カレン・ギラン:ルビー・ラウンドハウス(アバター、白石涼子)
- ニック・ジョナス:シープレーン(アバター、KENN)
- オークワフィナ:ミン・フリートフット(アバター、ファーストサマーウイカ)
- ダニー・デヴィート:エディ(現実世界、浦山迅)
- ダニー・グローヴァー:マイロ(現実世界、加山雄三)
- アレックス・ウルフ:スペンサー(現実世界、木村良平)
- モーガン・ターナー:マーサ(現実世界)
- サーダリウス・ブラウン:フリッジ(現実世界)
- マディソン・アイズマン:ベサニー(現実世界、M・A・O)
日本語吹替版では、豪華声優陣がキャストの個性を引き立て、岡崎体育が主題歌を担当。
スタッフ
- 監督:ジェイク・カスダン
- 脚本:ジェイク・カスダン、ジェフ・ピンクナー、スコット・ローゼンバーグ
- 製作:ドウェイン・ジョンソン、マット・トルマック、ジェイク・カスダンほか
- 音楽:ヘンリー・ジャックマン
- 撮影:ギュラ・パドス
- 編集:マーク・ヘルフリッチ、スティーヴ・エドワーズ
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
ジェイク・カスダンは、前作の成功を基に、本作でもアクションとコメディの絶妙なバランスを実現。脚本陣は、ゲームのバグや新キャラを効果的に織り交ぜ、シリーズの進化を支えました。
まとめ
『ジュマンジ ネクスト・レベル』は、前作の魅力を引き継ぎつつ、新たなステージやキャラクターでスケールアップした作品です。カレン・ギランとオークワフィナの活躍、個性的な衣装や演技が物語に彩りを添え、世代を超えた友情と成長のテーマが観客の心を掴みます。アクションと笑い、感動が詰まった本作は、家族や友人と楽しむのに最適なエンターテインメントです。
レビュー 作品の感想や女優への思い