コートニー・フォード(Courtney Ford)は米国の女優。『デクスター』のクリスティーン・ヒルや『レジェンド・オブ・トゥモロー』のノラ・ダーク役で知られる。多彩な役柄で活躍し、映画『Kept Woman』でも主演。ブランドン・ラウスと結婚し、一児の母。
プロフィール
- 名前:コートニー・フォード(Courtney Ford)
- 出生名:コートニー・ブラデン・フォード(Courtney Braden Ford)
- 生年月日: 1978年6月27日(47歳)
- 出生地:米国 カリフォルニア州 オレンジ
- 両親: ジャニーヌ・フォード、 テレル・E・フォード
- 兄弟姉妹: ロベルト・オーチー
- 身長: 168cm
- 配偶者: ブランドン・ラウス(2007年 – 2025年)
- SNSサイト:Instagram
生い立ち・教育
コートニー・ブラデン・フォード(Courtney Braden Ford)は、1978年6月27日、米国カリフォルニア州ハンティントンビーチに生まれました。父親はテレル・E・フォード、母親はジャニーン・フォードで、家族構成には異母兄弟であるロベルト・オルシとJ.R.オルシが含まれます。彼女の幼少期については詳細な情報が少なく、プライバシーを重んじる姿勢から家族に関する公の言及は控えめです。ただし、幼少期から演技に強い関心を持ち、芸術的な環境で育ったことが知られています。オレンジカウンティで育ち、地元の芸術文化に触れながら、学校の演劇活動や地域劇団に参加することで演技の基礎を築きました。
教育面では、フォードは演技の専門的な訓練を受け、ストラスバーグ・メソッドやインプロビゼーションを学びました。具体的には、アンドリュー・マガリアンやレスリー・カーンといった著名な指導者の下で学び、演技の技術を磨きました。また、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で演劇を専攻し、舞台公演を通じて実践的な経験を積みました。このような教育背景が、彼女の多様な役柄への適応力と演技の深みを支える基盤となりました。
経歴
コートニー・フォードのキャリアは1990年代後半から始まりましたが、初期の10年間は目立った成功を収められず、苦労の連続でした。彼女自身、2008年以前のキャリアを「停滞していた」と振り返り、女優業を辞めることを検討した時期もありました。しかし、運命的な転機が訪れます。彼女が「最後のオーディション」と決意して臨んだショウタイムの人気シリーズ『デクスター』(2009年)で、記者クリスティーン・ヒル役を獲得。この役は、ジョン・リスゴー演じるキャラクターの複雑な娘役として高い評価を受け、フォードの名を一躍広めました。バライエティ誌は彼女を「注目の新顔トップ10」に選出し、キャリアの飛躍のきっかけとなりました。
その後も、フォードは多様なジャンルで活躍。HBOの『トゥルーブラッド』(2011年)では、ポーシャ・ベルフルール役で出演。弁護士であり、ヴァンパイアのビル・コンプトンと複雑な関係を持つキャラクターを演じ、物語に衝撃的な展開をもたらしました。さらに、『ペアレントフッド』(2012年)のリリー役、『マーダー・イン・ザ・ファースト』(2014年)のトニア・パイン役、『リベンジ』(2014年)のケイト・テイラー役、『スーパーナチュラル』(2016-2018年)のケリー・クライン役、そして『レジェンド・オブ・トゥモロー』(2017-2021年)のノラ・ダーク役で、幅広い演技力を披露しました。特に『レジェンド・オブ・トゥモロー』では、夫ブランドン・ラウスと共演し、夫婦での息の合った演技が話題に。
映画では、2015年のライフタイムTV映画『Kept Woman』で主演を務め、監禁される女性の心理を繊細に演じきりました。また、ビデオゲーム『Gears of War 2』(2008年)でマリア・サンティアゴ役、『Fallout 4』(2015年)でパイパー・ライト役の声優としても活躍し、彼女の表現力は映像以外のメディアにも広がっています。
フォードはコメディとドラマの両方で輝き、ゲスト出演した『ママと恋に落ちるまで』(2005年)、『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(2007年)、『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』(2005年)などでも印象的な演技を見せました。2019年には『レジェンド・オブ・トゥモロー』のレギュラーとして活躍するも、シーズン5で夫とともに降板。その後も『ザ・フラッシュ』の特別エピソードや100話目の『レジェンド・オブ・トゥモロー』にゲスト出演し、根強い人気を証明しました。彼女のキャリアは、粘り強さと才能の結晶であり、現代のエンターテインメント業界で確固たる地位を築いています。
私生活
コートニー・フォードは、2003年に俳優ブランドン・ラウス(『スーパーマン リターンズ』で知られる)と交際を開始し、2006年8月23日に婚約。2007年11月24日、カリフォルニア州サンタバーバラのエル・キャピタン・ランチで結婚式を挙げました。夫妻は2012年8月10日に長男レオ・ジェームズ・ラウスを出産。ロサンゼルスを拠点に家庭を築き、互いのキャリアを支え合う姿はハリウッドでも注目されました。しかし、2025年1月に両者はソーシャルメディアを通じて、17年間の結婚生活の末に離婚を発表。離婚後も友好的な関係を維持し、共同で子育てに取り組む意向を示しています。
フォードはプライベートを比較的非公開に保ちつつ、ソーシャルメディアでユーモアや舞台裏のエピソードを共有し、ファンと交流。メンタルヘルス啓発や環境保護活動にも積極的に関わり、「Service Nation」などの慈善活動にも夫とともに参加しました。彼女のメキシコ、アイルランド、イングランドの混血のルーツも、彼女の多面的な魅力の一部と言えるでしょう。
出演作品
以下はコートニー・フォードの主な出演作品です。
TV
- デクスター(2009年):クリスティーン・ヒル役(リカーリング)
- トゥルーブラッド(2011年):ポーシャ・ベルフルール役(リカーリング)
- ペアレントフッド(2012年):リリー役
- マーダー・イン・ザ・ファースト(2014年):トニア・パイン役
- リベンジ(2014年):ケイト・テイラー役
- スーパーナチュラル(2016-2018年):ケリー・クライン役
- レジェンド・オブ・トゥモロー(2017-2021年):ノラ・ダーク役(レギュラー)
- ザ・フラッシュ(2021年):ノラ・ダーク役(ゲスト)
その他:『ママと恋に落ちるまで』、『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』、『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』、『Hawaii Five-0』、『CSI:ニューヨーク』など
映画
- Kept Woman(2015年):主演ジェシカ役
- BASEketball(1998年):小役
- Missing William(2014年)
- Meet My Valentine(2015年)
ビデオゲーム
- Gears of War 2(2008年):マリア・サンティアゴ役(声優)
- Fallout 4(2015年):パイパー・ライト役(声優)
総括
コートニー・フォードは、苦労を乗り越え、テレビ、映画、ゲームと多岐にわたり活躍する女優。『デクスター』や『レジェンド・オブ・トゥモロー』での印象的な役柄を通じて、彼女の演技力と存在感は広く認められています。私生活では、家族や社会貢献にも情熱を注ぎ、ファンに愛される存在です。今後のさらなる活躍が期待されます。
レビュー 作品の感想や女優への思い