ソフィア・ベルガラ（Sofía Vergara）は、コロンビア出身の女優・モデル。1972年7月10日生まれ。「モダン・ファミリー」のグロリア役でエミー賞ノミネート、フォーブス「最も稼ぐテレビ女優」に輝く。セクシーな魅力とユーモアで世界的人気を誇る。
プロフィール
- ソフィア・ベルガラ（Sofía Vergara）
- 本名：Sofía Margarita Vergara Vergara
- 別名義：La Toti
- 生年月日：1972年7月10日（53歳）
- 出生地： コロンビア バランキヤ
- 職業：女優
- 活動期間：1995年〜
生い立ち・教育
ソフィア・マルガリータ・ベルガラ・ベルガラ（Sofía Margarita Vergara Vergara）は、1972年7月10日、コロンビアのアトランティコ県バランキージャに生まれました。彼女は食肉産業に従事する父と専業主婦の母のもと、5人兄弟の1人として育ちました。幼少期は比較的裕福な家庭環境で、スペイン語と英語のバイリンガル教育を提供する私立学校に通いました。この教育環境は、彼女が後に国際的なキャリアを築く上で重要な基盤となりました。高校卒業後、コロンビアの大学に進学し、歯学を専攻しましたが、卒業を目前にしてモデルとしてのキャリアを追求するため学業を中断しました。在学中、ビーチでフォトグラファーにスカウトされたことがきっかけで、17歳からモデル活動を開始。23歳の時にはランウェイモデルとして活躍するなど、早くからその美貌とカリスマ性で注目を集めました。
経歴
ソフィア・ベルガラのキャリアは、モデルとしての活動から始まりました。1990年代後半、スペイン語圏のテレビネットワーク「ユニビジョン」で旅行番組「Fuera de Serie」のホストを務め、これがアメリカでの知名度向上につながりました。2002年の映画『Big Trouble』でスクリーンデビューを果たし、英語圏の作品にも進出。2003年の『Chasing Papi』や2005年の『Four Brothers』ではラテン系のセクシーな役柄で注目され、演技力も評価されました。
彼女のブレイクは、2009年から放送開始のABCのシットコム「モダン・ファミリー」でのグロリア・デルガド・プリチェット役です。この役で彼女は、陽気で情熱的なコロンビア人女性をユーモラスに演じ、2010年から2013年まで4年連続でエミー賞コメディ部門助演女優賞にノミネートされました。また、ゴールデングローブ賞にも5回ノミネートされ、米国のトップ女優としての地位を確立しました。2024年にはNetflixのミニシリーズ「Griselda」で麻薬密売人グリセルダ・ブランコを演じ、シリアスな演技でも高い評価を受けました。
女優業以外にも、ソフィアはビジネスウーマンとして成功しています。自身の化粧品ブランド「Totty」を展開し、複数の企業とのエンドースメント契約で巨額の収入を得ています。フォーブス誌の「世界で最も稼ぐテレビ女優」ランキングでは、2012年から2017年まで連続で1位に輝き、2020年にも再びトップに返り咲きました。2020年の年収は約4,300万ドル（約45億円）と報じられ、彼女のビジネスセンスが光ります。また、「アメリカズ・ゴット・タレント」の審査員としても活躍し、多彩な才能を発揮しています。
私生活
ソフィア・ベルガラの私生活は、華やかさと波乱に満ちています。18歳の1991年に結婚し、19歳で息子マノロ・ゴンザレス・ベルガラを出産しましたが、2年後の1993年に離婚。その後、シングルマザーとして子育てをしながらキャリアを築きました。2015年には俳優ジョー・マンガニエロと結婚し、おしどり夫婦として知られましたが、2023年7月に「和解しがたい不一致」を理由に離婚。離婚の背景には、ジョーが子供を望んだのに対し、ソフィアが「高齢での出産を避けたかった」ことが影響したと彼女は語っています。現在、息子のマノロ（32歳）や姪のクラウディア・ベルガラ（28歳）との親密な関係が注目され、家族との時間を大切にしています。
ソフィアは自身の美貌と加齢に対する考えも率直に語っています。ボトックスやレーザー治療を積極的に活用し、「利用できるものはすべて使う」と公言。一方で、唇のフィラーには反対の立場を取り、年齢に合った美しさを追求する姿勢を示しています。また、彼女のインスタグラムでは、セクシーな水着姿や過去のモデル写真を公開し、年齢を感じさせない美貌でファンを魅了しています。
出演作品
ソフィア・ベルガラの出演作品は多岐にわたり、映画とテレビで幅広い役柄を演じています。以下は主な作品です。
映画
- Big Trouble（2002年）：スクリーンデビュー作。コミカルな役で注目を集める。
- Chasing Papi（2003年）：ラテン系女性の魅力を活かしたコメディ映画。
- Four Brothers（2005年）：アクション映画で演技力を証明。
- Meet the Browns（2008年）、Madea Goes to Jail（2009年）：タイラー・ペリー監督のコメディで存在感を発揮。
- The Smurfs（2011年）、Happy Feet Two（2011年）：家族向け映画で声優や脇役を担当。
- New Year’s Eve（2011年）、The Three Stooges（2012年）、Machete Kills（2013年）：豪華キャストのアンサンブル作品で個性を発揮。
- Chef（2014年）、Wild Card（2015年）：現代的な役柄で安定した演技。
- Strays（2023年）、Despicable Me 4（2024年）：アニメーション映画で声優として参加。
TV
- Fuera de Serie（1995年）：ユニビジョンでのホスト役でアメリカ進出の足がかり。
- Modern Family（2009年～2020年）：グロリア役で世界的ブレイク。エミー賞ノミネートを4度獲得。
- Griselda（2024年）：Netflixのミニシリーズで麻薬王グリセルダ・ブランコを演じ、新境地を開く。
- America’s Got Talent（2020年～）：審査員としてレギュラー出演し、親しみやすいキャラクターで人気。
これらの作品を通じて、ソフィアはコメディからシリアスな役まで幅広く演じ分け、国際的なスターとしての地位を確立しました。
まとめ
ソフィア・ベルガラは、コロンビア出身のモデルからハリウッドのトップ女優へと上り詰めた才色兼備のスターです。歯学を学びながらモデル業を始め、「モダン・ファミリー」で世界的な名声を得ました。ビジネス展開や審査員としての活躍も顕著で、フォーブスランキングでの成功がその影響力を物語ります。私生活ではシングルマザーとしての苦労や離婚を経験しながらも、家族との絆を大切にし、年齢に負けない美貌と前向きな姿勢でファンを魅了し続けています。彼女の出演作品は、コメディ、アクション、アニメーションと多岐にわたり、今後もさらなる活躍が期待されます。
レビュー 作品の感想や女優への思い