テイラー・ブラック(Taylor Black)は米国の女優、プロデューサー、モデル。コロンビア大学卒業後、『オール・マイ・チルドレン』のシドニー・ハリス役で知られ、ミス・ニューヨーク・ティーンUSAの元タイトルホルダー。ロサンゼルスを拠点に活動し、ブラック・タンデムを共同経営。
プロフィール
- 名前:テイラー・ブラック(Taylor Black)
- 出生名:テイラー・レネ・ギルダースリーブ
- 出生地:アメリカ合衆国ニューヨーク州ノースフォーク
- 出身校:コロンビア大学
- 職業:女優、プロデューサー、監督
- 活動期間:2005年~現在
- 子供:2人
- ウェブサイト:taylorblackofficial.com
生い立ち・教育
テイラー・ブラック(Taylor Black)は、1991年9月13日にニューヨーク州ノースフォークで生まれました。両親の詳細は公表されていませんが、幼少期から演技への関心を示していたとされています。マティタック高校を卒業後、コロンビア大学に進学し、映画学を専攻。ドイツ語も学び、優等(honors)で卒業しました。大学在学中には映画製作に焦点を当てた学びを深め、後のプロデューサーとしてのキャリアにもつながる基盤を築きました。また、若い頃からテニスを競技として楽しんでいたことが知られています。この時期に培った多様な経験が、彼女のマルチな才能を開花させる土壌となりました。
経歴
テイラー・ブラックのキャリアは、2005年にABCの昼ドラ『オール・マイ・チルドレン』でシドニー・ハリス役を演じたことから本格的に始まりました。この役は彼女の初の主要な役柄であり、38エピソードにわたって出演し、注目を集めました。その後、2008年に『ロー・アンド・オーダー』のローレン・クレイボーン役、2010年には『30ロック』のアルケリア役や『ワン・ライフ・トゥ・リヴ』のレア・ヴァラリア役など、複数のTV番組でゲスト出演を果たしました。2010年には『ゴシップガール』のティファニー役や、Alloy TVの『Haute & Bothered』でクレア・シャンリー役としてレギュラー出演し、若手女優としての地位を固めました。
2012年から2015年にかけて、彼女のキャリアはさらに広がりを見せます。CBSの『ブルーブラッド 〜NYPD家族の絆〜』や『パーソン・オブ・インタレスト』、そして『NYC 22』といった人気シリーズに出演。さらに、MTVのスケッチコメディ『Hey Girl』では9エピソードにわたりリカーリングキャストとして活躍しました。2013年にはサンダンス映画祭でプレミア上映された映画『Ass Backwards』に出演し、2014年にはライフタイムのテレビ映画『Sugar Daddies』でピーター・ストラウスと共演するなど、映画界でも存在感を示しました。2016年にはHuluの『Deadbeat』やAMCの『Feed the Beast』にゲスト出演し、着実にキャリアを積み上げました。
2015年以降、テイラーは女優業に加えてプロデューサーとしても活動を開始。夫のブラッド・リヴィングストン・ブラックと共に設立した製作会社ブラック・タンデムでは、2016年の短編映画『Les Falaises』や2017年の『Helen of Troy』を製作。後者はバミューダ国際映画祭やホリーショーツ映画祭で上映され、高い評価を受けました。現在は、ロン・ハワードがかつてオプションを取得していた本の脚本化にも取り組んでいます。また、2017年にはスイスジュエリーブランド「ナナ・フィンク」の顔として起用され、モデルとしても活動の幅を広げました。
最近の活躍としては、2017年の『クリミナル・マインド 国際捜査班』のローレン・バレット役、NBCの『ミッドナイト・テキサス』のジーナ役、2018年の『ルシファー』のミスティ・キャニオンズ役など、話題作への出演が続いています。2019年にはウディ・アレン監督の『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』や、Apple TV+の『ザ・バンカー』でサミュエル・L・ジャクソンらと共演。『ダイナスティ』(2019年)や『L.A.’s Finest』(2020年)ではリカーリングロールを務め、安定した活躍を見せています。
私生活
テイラー・ブラックは2015年9月12日にアーティストのブラッド・リヴィングストン・ブラックと結婚しました。夫婦はロサンゼルスを拠点にブラック・タンデムを共同経営し、クリエイティブなプロジェクトを共に手掛けています。2017年には息子のボウデン・リヴィングストン・ブラックが誕生。家族と共に創作活動を続ける一方、慈善活動にも積極的で、メイク・ア・ウィッシュ財団やロサンゼルス小児病院、ガンナ・ウォルスク・ロータスランド植物園など、さまざまな団体を支援しています。これらの活動は、彼女の社会的影響力を示すとともに、コミュニティへの貢献への強い意志を反映しています。
出演作品
映画
- 2013年『Sleeping with the Fishes』サマー役
- 2014年『Affluenza』ベス役
- 2014年『Sugar Daddies』カラ・ジョーンズ役
- 2017年『ADDicted』クリスティン役
- 2018年『The Big Take』エディ役
- 2019年『A Rainy Day in New York』ダナ役
- 2020年『The Banker』スージー・スタイナー役
TV
- 2005-2007年『All My Children』シドニー・ハリス役(38エピソード)
- 2008年『Law & Order』ローレン・クレイボーン役
- 2010年『30 Rock』アルケリア役
- 2010年『One Life to Live』レア・ヴァラリア役(2エピソード)
- 2010年『ゴシップガール』ティファニー役(2エピソード)
- 2010年『Haute & Bothered』クレア役(4エピソード)
- 2012年『NYC 22』サシャ役
- 2012年『Person of Interest』ガビ役
- 2013-2014年『Hey Girl』クリスティーナ他(9エピソード)
- 2014年『Unforgettable』アナ・マグロー役
- 2015年『Cheerleader Death Squad』キッピー・クック役
- 2015年『One Bad Choice』ローラ・ゴーマン役
- 2016年『Deadbeat』ジェーン役
- 2016年『Feed the Beast』ローラ・マホニー役
- 2017年『Criminal Minds: Beyond Borders』ローレン・バレット役
- 2017年『Midnight, Texas』ジーナ役(2エピソード)
- 2018年『ルシファー』ミスティ・キャニオンズ役
- 2019年『ダイナスティ』アシュリー・カニンガム役(5エピソード)
- 2020年『L.A.’s Finest』エマ・ミッチェル役(6エピソード)
- 2021年『Magnum P.I.』エリン・ベイツ役
製作
- 2016年『Les Falaises』エグゼクティブプロデューサー
- 2017年『Helen of Troy』エグゼクティブプロデューサー



レビュー 作品の感想や女優への思い