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London Life: The Magazine of the Swinging Sixties

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本書『London Life:The Magazine of the Swinging Sixties』は、1965年から1966年にかけて発行された雑誌『London Life』をテーマにしたもの。スウィンギング・シクスティーズのロンドンを記録し、デイヴィッド・ベイリー、ダフィー、テレンス・ドノヴァンらの写真や、ピーター・ブレイク、デイヴィッド・ホックニー、イアン・デュリーのデザインが特徴です。ロンドンが世界の創造的中心地だった時代を鮮やかに描いています。

目次

  • フォワード:ピーター・ブレイク
  • フォワード:デイヴィッド・パットナム
  • 導入部:スウィンギング・ロンドンの時代
  • 雑誌の歴史と背景
  • インタビュー集:ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、ブライアン・エプスタイン、デイヴィッド・ホックニーなど
  • ファッションとスタイル:ジャン・シュリンプトン、ヴィダル・サスーン、マリー・クヮントの特集
  • 音楽とエンターテイメント:マーク・ボランによるレビュー、ビートルズ、ローリング・ストーンズの記事
  • 写真とビジュアル:デイヴィッド・ベイリー、テレンス・ドノヴァンらの作品
  • ライフスタイルとナイトライフ:ロンドンのナイトクラブ、レストラン、イベントガイド
  • 犯罪と社会:クレイ兄弟の特集
  • 地図とガイド:スウィンギング・ロンドンのフルカラー折り込み地図
  • 付録:雑誌の表紙と広告のコレクション

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解説

この本『London Life:The Magazine of the Swinging Sixties』は、Simon Wellsが編集したもので、Omnibus Pressから2020年に出版されました。ハードカバーで176ページあり、主に1965年から1966年に発行された雑誌『London Life』の記事、写真、インタビューを初めてまとめたものです。雑誌自体は、元々『Tatler』として知られていたものが、1965年10月にリニューアルされて登場しました。編集長のMark Boxerを中心に、若いクリエイターたちが集まり、ロンドンの文化的な頂点を捉えました。

雑誌のコンセプトは、戦後ロンドンの灰色のイメージから脱却し、色鮮やかなスウィンギング・シクスティーズを反映するものでした。毎週発行され、厳しい締め切りの中で制作されましたが、予算削減によりわずか15ヶ月で休刊となりました。しかし、その短い期間にロンドンの音楽、ファッション、芸術、ナイトライフを詳細に記録しました。本書では、Simon Wellsがそのエッセンスを選りすぐり、導入文で雑誌の歴史を説明しています。

内容のハイライトとして、インタビューが挙げられます。例えば、ポール・マッカートニーのインタビューでは、彼の音楽哲学が語られ、ミック・ジャガーの記事ではGerald Scarfeのイラストが添えられています。ブライアン・エプスタインの特集は、彼の死の1年前のもので、友人たちの証言が感動的です。また、トニー・ハンコックやピーター・クックのようなコメディアンも登場します。音楽レビューでは、当時18歳のマーク・ボランがThe Whoの『My Generation』を批評し、ボブ・ディランやニナ・シモンを称賛しています。

ファッション面では、ジャン・シュリンプトンやヴィダル・サスーンのヘアスタイルが取り上げられ、マリー・クワントミニスカート革命が描かれています。写真はデイヴィッド・ベイリーやテレンス・ドノヴァンのものが多く、時代を象徴するビジュアルを提供します。犯罪関連では、クレイ兄弟(ロニーとレジー・クレイ)が普通のイーストエンドの人物として紹介され、当時の社会の暗部を覗かせます。

本書の魅力は、オリジナル誌のページを高品質で再現している点です。黄色く変色した紙質まで忠実に再現され、フルカラーの折り込み地図が付属します。この地図は、カーナビー・ストリート、グロヴナー・スクエアなどのスポットをピンナップ形式で示し、レストラン、ガレージ、劇場、シネマの場所を記しています。当時のロンドンを探索するのに最適です。

全体として、この本はスウィンギング・ロンドンの真の鏡像を提供します。レビューでは、Louder Than Warから9/10の評価を受け、コーヒーテーブルブックとして推奨されています。Simon Wellsのキュレーションが秀逸で、音楽、ファッション、写真に興味がある人に特におすすめです。

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関連情報

Simon Wellsは、1961年生まれのイギリス人作家で、H.G. Wellsの曾孫。映画業界で長年働き、2001年に初の著書『Your Face Here:British Cult Movies Since the Sixties』を出版しました。以降、ビートルズやローリング・ストーンズ、チャールズ・マンソンなどのテーマで30冊以上の本を書いています。主要作品には、『Butterfly on a Wheel:The Great Rolling Stones Drugs Bust』(2009年)、『The Beatles:365 Days』(2005年)、『Charles Manson:Coming Down Fast』(2009年)、『She’s a Rainbow:The Extraordinary Life of Anita Pallenberg』(2020年)などがあります。スウィンギング・シクスティーズ関連では、本書以外にビートルズのドキュメンタリー本が多く、時代の本質を捉えるのが得意です。

スウィンギング・シクスティーズは、1960年代(シクスティーズ)のイギリス、特にロンドンを指す文化現象です。戦後の暗鬱から脱し、若者文化が爆発的に花開きました。ビートルズやローリング・ストーンズの音楽、ミニスカートやサイケデリック・アートが象徴です。カーナビー・ストリートはファッションの中心地で、マリー・クワントがミニスカートを普及させました。ヴィダル・サスーンは革新的なヘアスタイルを提案し、デイヴィッド・ベイリーはモデルのツイッギーを撮影して有名になりました。

関連人物として、ピーター・ブレイクはビートルズのアルバム『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』(1967年)のカバーデザインで知られます。デイヴィッド・ホックニーはポップアートの巨匠で、1960年代にロンドンで活躍しました。デイヴィッド・パットナムは映画プロデューサーで、『Chariots of Fire』(1981年、監督)でアカデミー賞を受賞しました。本書のフォワードを執筆しています。

クレイ兄弟はロンドンのギャングで、1960年代の犯罪界を牛耳りました。映画『Legend』(2015年、Tom Hardyが双子を演じる)で描かれています。マーク・ボランはT. Rexのボーカルで、グラムロックの先駆者です。雑誌でレビューを書いていた頃は若手でした。

関連書籍としてビートルズ関連では『The Beatles Anthology』(2000年)がおすすめです。映画では、『欲望』(1966年、監督:ミケランジェロ・アントニオーニ、デヴィッド・ヘミングス主演〈写真家役〉)がスウィンギング・ロンドンを象徴します。

文化的文脈では、1960年代のロンドンは多文化主義の芽生えが見られました。音楽ではビート・ミュージックからサイケデリックへ移行し、LSDの影響が強かったです。ナイトライフはウエストエンドが中心で、クラブやパブが若者で溢れました。雑誌『London Life』は、そうした多様な側面をカバーし、音楽、映画、セクシャリティ、ナイトライフを扱いました。英国オンライン・アーカイブでは、雑誌の全63号がデジタル化され、約5000枚の画像が利用可能です。

この時代は、英国社会の変革期でもあります。戦後復興から経済成長へ移り、若者たちが伝統を打破しました。女性解放運動の始まりでもあり、ミニスカートは自由の象徴でした。関連ドラマとして、『ザ・クラウン』(Netflix、2016年-、Olivia Colmanがエリザベス女王役(2019-2020年))で1960年代が描かれています。日本未公開のドキュメンタリー『My Generation』(2017年、ナレーター:Michael Caine)も時代を振り返ります。

Simon Wellsの他の作品では、Anita Pallenbergの伝記が注目されます。彼女はローリング・ストーンズのメンバーと関係があり、映画『Performance』(1970年、Mick Jagger主演(Turner役))に出演しました。日本邦題は『パフォーマンス』です。Wellsのスタイルは、一次資料を基にした詳細な叙述で、本書もその延長です。

スウィンギング・シクスティーズの影響は現代に及び、ファッションや音楽で復活します。例えば、2020年代のレトロブームです。本書は、そうした歴史を再発見するのに最適です。

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