『ナイスガイズ!』は2016年の米国アクション・コメディ映画。1977年のロサンゼルスを舞台に、私立探偵のホランド・マーチと用心棒のジャクソン・ヒーリーが、少女の失踪とポルノ女優の謎の死を追います。ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウの凸凹コンビが、ユーモアたっぷりに事件を解決します。ネオノワール調のストーリーが魅力。
基本情報
- 邦題:ナイスガイズ!
- 原題:The Nice Guys
- 公開年:2016年
- 製作国・地域:アメリカ合衆国
- 上映時間:116分
- ジャンル:アクション、クライム
- 配給:クロックワークス
女優の活躍
映画『ナイスガイズ!』では、数多くの女優が重要な役割を果たしています。
特に、アンガーリー・ライスが演じるホリー・マーチは、主人公の娘として物語の中心に位置づけられます。彼女は13歳の少女ながら、父親のホランド・マーチを上回る賢さと道徳心を発揮します。例えば、パーティー会場に潜入して危険な状況を打開したり、殺し屋との対決で機転を利かせて家族を守ったりします。彼女の活躍は、映画に新鮮さと緊張感を与えています。
マーガレット・クアリーが演じるアメリア・カットナーは、環境保護活動家として積極的に動きます。彼女は自動車業界の陰謀を暴くフィルムを作成し、物語の鍵を握ります。母親のジュディスに反旗を翻すシーンでは、強い意志を見せ、ヒステリックながらも理想主義的なキャラクターを体現します。彼女の行動が、探偵たちの捜査を加速させるのです。
キム・ベイシンガーが演じるジュディス・カットナーは、正義省の高官として登場します。娘のアメリアを探す依頼を出しながら、実は業界の陰謀に関与しているという複雑な役割です。彼女の演技は、権力者の冷徹さと母親の葛藤を巧みに表現し、クライマックスで真実が明らかになる展開を支えています。
ヤヤ・ダコスタが演じるタリーは、ジュディスのアシスタントとして脅迫的な行動を取ります。銃を突きつけるシーンでは、冷酷さを発揮し、物語の緊張を高めます。また、ロイス・スミスが演じるミセス・グレンは、物語のきっかけとなる依頼人です。高齢ながらも風変わりなキャラクターで、ユーモアを加えています。ミュリエル・テリオが演じるミスティ・マウンテンズは、ポルノ女優として謎の死を遂げ、事件の起点となります。彼女の存在が、全体のミステリーを駆動します。
デイジー・タハンが演じるジェシカは、ホリーの友人として襲撃シーンに巻き込まれ、恐怖を表現します。これらの女優たちは、男性中心のバディストーリーの中で、積極的に物語を進展させ、映画の多層性を豊かにしています。彼女たちの活躍は、1970年代の社会背景を反映しつつ、現代的な女性像を描いています。
女優の衣装・化粧・髪型
映画『ナイスガイズ!』の舞台が1970年代のロサンゼルスであるため、女優たちの衣装・化粧・髪型は時代を反映したデザインが特徴です。アンガーリー・ライス演じるホリー・マーチの衣装は、ティーンエイジャーらしいカジュアルなものが中心です。デニムパンツやシンプルなシャツ、Tシャツを着用し、動きやすいスタイルです。化粧は自然でほとんど目立たず、少女らしい清純さを強調します。髪型はストレートのロングヘアが多く、活発な性格を表しています。
マーガレット・クアリー演じるアメリア・カットナーの衣装は、ヒッピー風のボヘミアンスタイルです。フラワーパターンのドレスやベルボトムパンツ、ゆったりしたブラウスを着て、環境活動家らしい自由奔放さを表現します。化粧はナチュラルで、軽いアイシャドウとリップのみです。髪型はウェーブのかかったミディアムヘアで、理想主義的な若さを際立たせています。
キム・ベイシンガー演じるジュディス・カットナーの衣装は、ビジネスウーマンらしい洗練されたものです。テーラードスーツやスカートスーツを着用し、権力者のイメージを強めます。化粧はミニマルで、ベージュトーンのファンデーションと控えめなリップです。髪型はアップスタイルのボブで、プロフェッショナルさを演出します。
ヤヤ・ダコスタ演じるタリーの衣装は、オフィスウェア中心です。ブラウスとスカート、またはパンツスーツで、機能的なデザインです。化粧はプロフェッショナルで、アイラインを強調したメイクです。髪型はストレートのショートヘアが多く、クールさを強調します。
ロイス・スミス演じるミセス・グレンの衣装は、高齢者らしいクラシックなドレスです。花柄やシンプルなワンピースを着用します。化粧はエイジングを考慮した自然なもので、軽いパウダーとリップです。髪型はショートカットで、落ち着いた印象を与えます。
ミュリエル・テリオ演じるミスティ・マウンテンズの衣装は、ポルノ女優らしいグラマーなスタイル。ボディスーツやレッグウォーマー、露出度の高い服を着用します。化粧は派手で、濃いアイメイクと赤リップです。髪型はボリュームのあるカールヘアで、1970年代のセクシーさを体現します。
デイジー・タハン演じるジェシカの衣装は、少女らしいカジュアルです。Tシャツとスカートで、日常的なものです。化粧はほとんどなく、自然です。髪型はポニーテールで、可愛らしさを表しています。これらの要素は、映画のビジュアルを豊かにし、時代背景を効果的に描いています。
あらすじ
1977年のロサンゼルスを舞台に、物語は始まります。私立探偵のホランド・マーチは、妻を亡くしたばかりで、娘のホリーと暮らしています。彼は風変わりなミセス・グレンから、死んだはずのポルノ女優ミスティ・マウンテンズの目撃情報を調査する依頼を受けます。一方、用心棒のジャクソン・ヒーリーは、少女アメリア・カットナーから脅迫を受け、彼女を守るために動きます。
ヒーリーはマーチの腕を折って警告しますが、二人はやがて手を組みます。アメリアが環境保護グループに関与し、自動車業界の陰謀を暴くフィルムを作成中だと知ります。ディーンの焼死した家を調べ、パーティーに潜入すると、資金提供者のシッド・シャットックの死体を発見します。アメリアと再会しますが、殺し屋のブルーフェイスが現れ、ホリーの機転で逃れます。
アメリアの母ジュディスが登場し、娘を探す依頼をしますが、彼女は業界の陰謀に関与しています。空港ホテルで殺し屋ジョン・ボーイと対決し、アメリアは誤って気絶します。マーチの家でアメリアが母の裏切りを告白しますが、ジョン・ボーイが襲撃します。銃撃戦の末、アメリアは射殺されます。
クライマックスは自動車ショーです。フィルムが上映され、業界の汚職が暴露されます。ヒーリーとマーチはジョン・ボーイを倒しますが、ホリーの頼みで生かします。ジュディスは逮捕されますが、陰謀は完全には解決しません。二人は新しい探偵社「The Nice Guys」を立ち上げます。このあらすじは、ユーモアとアクションが交錯する展開です。
解説
映画『ナイスガイズ!』は、シェーン・ブラック監督の得意とするバディコメディのスタイルを存分に発揮しています。1970年代のロサンゼルスを背景に、ネオノワール要素を加え、ユーモアと暴力が融合します。脚本の機知に富んだ対話が魅力で、ゴズリングとクロウの化学反応が物語を引っ張ります。批評家からは、時代再現のクオリティが高く評価されています。
一方で、政治的な深みが不足しているとの指摘もあります。興行収入は予算を下回りましたが、カルト的人気を得ています。1970年代の音楽やセットデザインが、ノスタルジックな雰囲気を生み出します。女優たちの活躍が、男性中心の物語に多様性を加えています。
全体として、娯楽性が高く、笑いとサスペンスのバランスが絶妙です。ブラックの過去作『リーサル・ウェポン』に似たテイストですが、よりコメディ寄りです。この作品は、現代の観客に1970年代の魅力を再発見させます。
キャスト
- ラッセル・クロウ:ジャクソン・ヒーリー
- ライアン・ゴズリング:ホランド・マーチ
- アンガーリー・ライス:ホリー・マーチ
- マーガレット・クアリー:アメリア・カットナー
- キム・ベイシンガー:ジュディス・カットナー
- ヤヤ・ダコスタ:タリー
- ロイス・スミス:ミセス・グレン
- ミュリエル・テリオ:ミスティ・マウンテンズ
- デイジー・タハン:ジェシカ
- マット・ボマー:ジョン・ボーイ
- ボー・ナップ:ブルーフェイス
- キース・デイビッド:オルダー・ガイ
- ジャック・キルマー:チェット
- ギル・ジェラード:バーゲン・ポールセン
- ロバート・ダウニー・Jr.:シッド・シャットック
スタッフ
- 監督:シェーン・ブラック
- 脚本:シェーン・ブラック、アンソニー・バガロッツィ
- 製作:ジョエル・シルバー
- 撮影:フィリップ・ルーセル
- 美術:リチャード・ブリッジランド
- 衣装:キム・バレット
- 編集:ジョエル・ネグロン
- 音楽:デイビッド・バックリー、ジョン・オットマン




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