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メイズ・ランナー(小説)

『メイズ・ランナー』は、ジェームズ・ダシュナーが2009年に発表したヤングアダルト向けSFスリラー小説。記憶を失った少年たちが巨大迷路に閉じ込められ、脱出を目指す物語を描いています。シリーズは3部作に加え、前日譚2作があり、世界中で人気を博しています。ディストピア要素が強く、生存と陰謀をテーマにしています。

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基本情報

  • 邦題:メイズ・ランナー
  • 原題:The Maze Runner
  • 著者:ジェームズ・ダシュナーが
  • 発行日:2009年10月6日
  • 発行元:Delacorte Press
  • ジャンル:ヤングアダルト、SF、ポスト・アポカリプス
  • 国:アメリカ合衆国
  • 言語:英語
  • ページ数:375ページ
  • 前作 The Fever Code(物語順)
  • 次作 The Scorch Trials(物語順)
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出版状況

「メイズ・ランナー」シリーズは、アメリカの作家ジェームズ・ダシュナーによって執筆され、2009年に初作がDelacorte Pressから発行されました。ヤングアダルト小説として大ヒットを記録し、全世界55カ国以上で翻訳出版されています。原作はハードカバー、ペーパーバック、オーディオブック、電子書籍などの形式で展開されています。

シリーズの主な構成は、1作目『メイズ・ランナー』(原題:The Maze Runner、2009年発行)、2作目『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』(原題:The Scorch Trials、2010年発行)、3作目『メイズ・ランナー3 最期の迷宮』(原題:The Death Cure、2011年発行)の3部作です。これに加え、前日譚として『The Kill Order』(2012年発行)と『The Fever Code』(2016年発行)が刊行されています。

日本では、KADOKAWA/角川文庫から邦訳版が出版されており、1作目は2015年4月25日に田内志文訳で発売されました。2作目は2015年9月24日、3作目は2018年5月25日にそれぞれ刊行されています。前日譚の邦訳は未刊行です。シリーズ全体でアメリカ国内だけで160万部以上の売上を記録しています。

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女性の活躍

メイズ・ランナーシリーズでは、女性キャラクターの活躍が物語の重要な転機を担っています。主に男性中心の集団の中で、女性たちは知性や決断力を発揮し、主人公たちの行動に影響を与えます。特に、テレサはシリーズを通じて中心的な役割を果たします。

テレサは、迷路に送り込まれた最初の女性として登場します。彼女は記憶を部分的に保持しており、トーマスとのつながりを示唆します。物語の中で、彼女は注射器を持ち込み、グリーパーの毒を治療する手段を提供します。これにより、仲間たちの生存率を高め、脱出計画を推進します。後半の作品では、彼女の選択が物語の倫理的ジレンマを生み出します。

もう一人の重要な女性は、エヴァ・ペイジです。WCKD組織の研究員として、実験全体を主導します。彼女は冷徹な判断を下しつつ、人類の救済を目的とした行動を取ります。シリーズの陰謀を象徴する存在として、女性の権力者像を描いています。他の女性キャラクターとして、ブレンダも後半で登場し、生存者グループを支えます。これらの女性たちは、単なる支援役ではなく、物語の核心に深く関与します。

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登場人物

メイズ・ランナーシリーズの登場人物は、主に記憶を失った少年たちが中心ですが、多様な性格が描かれています。以下に主要な人物を挙げます。

  • トーマス:主人公。行動力があり、迷路からの脱出を主導します。
  • テレサ:唯一の女性被験者。トーマスとテレパシーでつながり、物語の鍵を握ります。
  • ニュート:集団の副リーダー。冷静で信頼される存在です。
  • ミンホ:ランナーのリーダー。迷路探索の専門家です。
  • アルビー:集団の初代リーダー。厳格な掟を守ります。
  • ギャリー:保守派。トーマスの行動を敵視します。
  • チャック:トーマスの友人。少年らしい純粋さを持ちます。
  • エヴァ・ペイジ:WCKDの責任者。実験の黒幕です。
  • ブレンダ:後半の作品で登場。生存者として活躍します。
  • ホルヘ:ブレンダの仲間。グループを導きます。

これらの人物は、友情、裏切り、成長を通じて物語を豊かにします。

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あらすじ

物語は、16歳の少年トーマスが記憶を失った状態で、エレベーターから巨大迷路の中心地「グレード」に送り込まれるところから始まります。そこには、同じように記憶を失った少年たちが暮らしており、毎月一人ずつ新人が到着します。迷路は日中のみ開き、夜になると閉ざされ、内部でグリーパーと呼ばれる怪物が徘徊します。

トーマスは好奇心から迷路に入り、グリーパーを倒すことで信頼を得ます。テレサという女性が送り込まれ、彼女はトーマスを知っている様子を見せます。二人はテレパシーで通信し、WCKDという組織が関与していることを思い浮かべます。グリーパーの攻撃が激化し、仲間たちが次々と犠牲になる中、トーマスたちは迷路の出口を探します。

脱出に成功した一行は、外界がフレアというウイルスで壊滅した世界であることを知ります。彼らはWCKDの実験体で、ウイルス耐性を研究するための被験者でした。第二段階として、灼熱の砂漠「スコーチ」での試練が始まります。最終作では、WCKDの本部に潜入し、仲間を救う戦いが描かれます。シリーズ全体で、生存と真実の追求がテーマです。

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解説

メイズ・ランナーは、ディストピアSFの典型として、閉鎖空間での生存競争を描いています。迷路は人類の試練を象徴し、少年たちの協力と対立が社会の縮図を示します。作者のジェームズ・ダシュナーは、ウィリアム・ゴールディングの『蠅の王』を着想源に、秩序の崩壊を表現しています。

物語の核心は、WCKDの倫理的ジレンマです。ウイルス耐性を求める実験が、人命を犠牲にする正当性を問います。主人公トーマスの成長は、記憶喪失から自己発見への過程を表し、YA小説らしい青春要素を加えています。スリラーとしての緊張感が強く、予測不能な展開が魅力です。

シリーズの前日譚は、ウイルスの起源とWCKDの成立を補完し、世界観を深めます。全体として、反体制や友情のテーマが強調され、読者に倫理的考察を促します。映画化の成功により、視覚的なインパクトが加わり、幅広い層に訴求しています。

映像化

「メイズ・ランナー」シリーズは、2014年から2018年にかけて3部作として映画化されました。監督は全作を通じてウェス・ボールが務め、20世紀フォックスが配給しました。

  • 第1作『メイズ・ランナー』(2014年)は、巨大迷路からの脱出を描き、世界興行収入約3億4千万ドルを記録しました。
  • 第2作『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』(2015年)は、灼熱の砂漠での試練をテーマに、興行収入約3億1千万ドルを達成しました。
  • 第3作『メイズ・ランナー:最期の迷宮』(2018年)は、WCKD本部への潜入と完結を描き、シリーズ総興行収入10億ドルを超えました。撮影中、主演のディラン・オブライエンが負傷し、公開が遅れましたが、無事完結。

主要キャストと主な出演作品は以下の通りです。

  • ディラン・オブライエン(トーマス)
  • カヤ・スコデラリオ(テレサ)
  • トーマス・ブローディ=サングスター(ニュート)
  • キー・ホン・リー(ミンホ)
  • ウィル・ポールター(ギャリー)
  • パトリシア・クラークソン(エヴァ・ペイジ)

映画版は原作を基にしつつ、アクションを強調した脚色が施されています。視覚効果が高く評価され、ヤングアダルト映画の代表作となりました。

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