『イルザ アラブ女収容所 悪魔のハーレム』は、1976年に公開されたアメリカ・カナダ合作のセクスプロイテーション映画。ナチス収容所を舞台にした前作の続編として、舞台をアラブの石油王国に移し、残虐で官能的なハーレムの世界を描いています。イルザが石油王のハーレム管理者として女性たちを調教し、陰謀や反乱が絡むストーリーです。過激な描写が多く、カルト的人気を博した作品。
基本情報
- 邦題:イルザ アラブ女収容所 悪魔のハーレム
- 原題:ILSA,HALEM KEEPER OF THE OIL SHEIKS
- 公開年:1976年
- 製作国・地域:アメリカ、カナダ
- 上映時間:93分
女優の活躍
主役のダイアン・ソーンは、イルザ役で見事な存在感を発揮しています。前作に続き、冷徹でサディスティックな女性を熱演し、視線や仕草で威圧感を醸し出します。性的魅力と残虐性を兼ね備えたキャラクターを体現し、シリーズの象徴となっています。彼女の演技はキャンプ調の過剰さがありながらも、観客を引き込む力強さがあります。
共演のシャロン・ケリーやウシ・ディガード、ハジらも、グラマラスな体躯を活かしたシーンで活躍します。彼女たちは誘拐された女性として調教される過程を演じ、物語に官能的な緊張感を加えています。特に、ダイアン・ソーンの存在が全体を支配する印象です。
女優の衣装・化粧・髪型
ダイアン・ソーンのイルザは、セクシーで支配的な衣装が特徴です。黒いタイトなキャットスーツに赤い糸で繋いだ大胆なデザインのものが印象的で、犬の leash を手にパーティーシーンに登場します。ハーレム管理者らしい豪華で露出度の高い衣装をまとい、権力を象徴しています。
化粧は濃いめのアイメイクと赤い唇で、冷たい美しさを強調します。髪型はブロンドの巻き髪やアップスタイルが多く、ヨーロッパ的なエレガンスとアラビアの異国情緒を融合させた印象を与えます。他の女優たちも、ベリーダンサー風の衣装や奴隷らしい薄着で、視覚的な魅力を高めています。
あらすじ
第二次世界大戦後、イルザはアラブの石油王エル・シャリフのハーレム管理者となります。彼女は欧米から誘拐した女性たちを性奴隷として調教します。最新の獲物はアメリカの富豪の娘、映画女優、馬術チャンピオンの3人です。
イルザは部下の女性たちと共に厳しい訓練を課し、公開オークションも行います。一方、アメリカの軍人アダム・スコットが潜入し、イルザと関係を持ちます。陰謀が絡む中、シャリフはイルザを罰し、爆発する器具を使った残虐なシーンが展開します。
最終的にイルザは反乱を起こし、シャリフを倒しますが、結果として新たな運命を迎えます。セックス、拷問、反乱が織り交ざった波乱の物語です。
解説
本作は1970年代のセクスプロイテーション映画の典型で、女性刑務所ものとオリエンタリズムを融合させています。前作のナチス設定を避け、中東の石油王国を舞台にすることで、より広い観客層を狙いました。残虐描写は前作より抑えめですが、性的シーンは豊富です。
イルザのキャラクターは強靭な女性像を描きつつ、男性への弱さも示します。時代背景として石油危機を反映し、政治的な風刺も感じられます。低予算ながら、Joe Blascoの特殊効果やDean Cundeyの撮影がクオリティを支えています。カルトファンには必見の作品です。
現代から見ると過激で問題視される要素もありますが、当時のジャンル映画の自由奔放さを象徴しています。エンターテイメントとして過剰な描写を楽しむ視点が適しています。
キャスト
- ダイアン・ソーン:イルザ
- マックス・セイヤー:アダム・スコット司令官
- ジェリー・デロニー:エル・シャリフ
- ウシ・ディガード:インガ・リンドストローム
- シャロン・ケリー(コリーン・ブレナン):ノラ・エドワード
- ハジ:アリーナ・コルドバ
- ターニャ・ボイド:サテン
- マリリン・ジョイ:ベルベット
- スー・リン:カツィーナ
スタッフ
- 監督:ドン・エドモンズ
- 脚本:ラングストン・スタッフォード
- 製作:ドン・エドモンズ(ウィリアム・J・ブロディ名義)
- 撮影:ディーン・カンディ、グレン・ローランド
- 特殊メイク:ジョー・ブラスコ
- 編集:イディ・ヤナマール
- 製作会社:Mount Everest Enterprises
本作は93分の上映時間で、過激な内容ながらシリーズのファンに支持されています。イルザの魅力が存分に発揮された一編です。




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