アシュリー・グリーン

アシュリー・ミシェル・グリーン（Ashley Michele Greene）は米国の女優およびモデル。フロリダ州ジャクソンビル出身で、2005年から芸能活動を始めました。代表作は『トワイライト』シリーズのアリス・カレン役で、世界的な人気を博しました。モデルとしても活躍し、多様な役柄を演じています。

プロフィール

• 名前：アシュリー・グリーン（Ashley Greene）
• 生年月日：1987年2月21日（38歳）
• 出生地：米国フロリダ州ジャクソンビル
• 職業：女優
• 活動期間：2005年～現在
• 配偶者：ポール・クーリー（2018年〜）
• 子供：1人

生い立ち・教育

アシュリー・グリーンは、1987年2月21日にアメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビルで生まれました。彼女の父親であるジョー・グリーン・シニアは、元アメリカ海兵隊員で、現在はコンクリート建設業を営んでいます。母親のミシェル（旧姓テイタム）は保険会社で勤務しています。家族には兄のジョーがおり、ジャクソンビルとその近郊のミドルバーグで幼少期を過ごしました。この環境で育った彼女は、家族の影響を受けながら、活発で好奇心旺盛な子供時代を送ったようです。

教育面では、最初にユニバーシティ・クリスチャン・スクールに通学していました。そこで基礎的な教育を受け、10年生の頃にサミュエル・W・ウルフソン高校に転校しました。彼女は学業に励みながらも、早くから芸能界への興味を抱いており、高校を早期に卒業しています。17歳の時に、女優になる夢を追いかけてロサンゼルスに移住しました。当初はモデルを目指していましたが、身長が165センチメートルとファッションモデルとしてはやや低めであることを指摘され、コマーシャル出演や演技にシフトしました。この移住期に演技クラスを受講し、演技の魅力に気づき、本格的に女優の道を志すようになりました。こうした生い立ちと教育の背景が、彼女のキャリア形成に大きく寄与しています。

経歴

アシュリー・グリーンの芸能キャリアは、2005年に始まりました。最初はテレビ番組でのゲスト出演からスタートし、『パンクト』や『女検死医ジョーダン』、『マッドTV!』などに登場しました。これらの小さな役を通じて経験を積み、2008年には『SHARK カリスマ敏腕検察官』でナタリー・ファーバー役を演じ、注目を集めました。また、モデルとしても活動を展開し、Vision NYCやStop Staring!、Surtaなどのブランドで広告モデルを務めました。特に、カルロス・アーマンドの撮影による広告キャンペーンは、彼女の美貌を広く知らしめました。

彼女のブレイクは、2008年の映画『トワイライト〜初恋〜』でのアリス・カレン役です。この役は、ステファニー・メイヤーの小説シリーズを原作とした『トワイライト・サーガ』全5作品を通じて継続しました。2009年の『ニュームーン/トワイライト・サーガ』、2010年の『エクリプス/トワイライト・サーガ』、2011年の『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』、2012年の『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』と、シリーズ全体でアリスを演じ、世界中のファンを魅了しました。この役柄は、彼女の繊細で魅力的な演技を象徴しており、特に野球シーンの投球シーンでは、経験がなかったにもかかわらず、練習を重ねて見事にこなしました。このシリーズの成功により、彼女は一躍スター女優の仲間入りを果たしました。

『トワイライト』シリーズ以降も、多様なジャンルの作品に出演しています。2007年の『カリフォルニア・トレジャー』では小さな役を演じ、2008年の『ピザ男の異常な愛情』でキム役、2009年の『精神科医ヘンリー・カーターの憂欝』でミッシー役を務めました。2010年の『Skateland』ではミシェル・バーカム役を、2011年の『A Warrior’s Heart』でケラン・ラッツと共演しました。また、2012年のホラー映画『アパリション -悪霊-』でケリー役を演じ、ホラー分野にも進出しました。

2013年には音楽クラブを題材とした『CBGB』でリサ・クリスタル役を、2014年の『WISH I WAS HERE 僕らのいる場所』でジャニーン役、『KRISTY クリスティ』でヴァイオレット役、『ゾンビ・ガール』でエヴリン役を演じました。2015年にはビデオゲーム『バットマン アーカム・ナイト』でオラクル/バットガール役の声を担当し、声優としても活躍しました。同年の『スタテン・アイランド・サマー』でクリスタル・メニクッチ役を務めました。

2016年には『ザ・コントロール』でテレサ役、『疑わしき戦い』でダニ・スティーヴンス役を、2018年の『アクシデントマン』でチャーリー・アダムス役を演じました。2019年の『スキャンダル』ではアビー・ハンツマン役を務め、社会派ドラマにも挑戦しました。2020年代に入り、2021年の『Aftermath』でナタリー役、2022年の『The Retirement Plan』でサラ役など、コンスタントに作品に出演しています。また、テレビドラマでは『Pan Am』や『Rogue』などにもゲスト出演し、幅広い活動を続けています。彼女の経歴は、常に新しい挑戦を恐れず、多角的な才能を発揮している点が特徴です。

私生活

アシュリー・グリーンの私生活は、比較的プライベートを重視したものとなっています。彼女は『トワイライト』シリーズの共演者であるケラン・ラッツやジャクソン・ラズボーンと親しい友人関係を築いており、撮影前から知り合いでした。また、アメリカンフットボールのファンとして知られ、特にフロリダ・ゲイターズを応援しています。

2009年には、プライベートなヌード自撮り写真がインターネット上に流出するという不幸な出来事がありましたが、弁護士を通じて法的措置を検討する声明を発表し、毅然とした対応を取りました。同年、彼女はジョー・ジョナスと短期間交際していましたが、破局しています。その後、2009年に友人を通じて出会ったオーストラリア人のテレビパーソナリティであるポール・クーリーと交際を始めました。二人は2013年に婚約し、2018年7月6日にカリフォルニア州サンノゼで結婚式を挙げました。結婚式は自然に囲まれたロマンチックなもので、多くのセレブリティが参列しました。

2022年9月16日には、夫婦の間に第一子となる娘のキングズリー・レイン・クーリーが誕生しました。彼女は出産後、ソーシャルメディアで喜びを共有し、母親としての新しい生活を楽しんでいます。また、彼女は動物愛護活動に積極的で、PETA（動物の倫理的扱いを求める人々の会）から賞を受賞した経験があります。2010年にはハリウッド・ライフのヤング・ハリウッド・アワードでスタイル・アイコン賞を受賞し、ファッションセンスも高く評価されています。メンタルヘルスについてもオープンに語り、若い頃の名声のプレッシャーを乗り越えた経験を共有しています。現在も家族中心の生活を送りながら、キャリアをバランスよく継続しています。

出演作品

日本語以外の題名表記は原題または英題です。

映画

TV