キム・ソヨン（김소연）は韓国の実力派女優。ドラマ「イブのすべて」「アイリス」「ペントハウス」で知られ、特に悪役演技が評価される。2021年SBS演技大賞と百想芸術大賞を受賞。独特の魅力と多彩な演技で人気を博す。
プロフィール
- 名前：キム・ソヨン（김소연）
- 生年月日：1980年11月2日（44歳）
- 身長：167cm
- 職業：女優
- 活動期間：1994年〜現在
- 配偶者：イ・サンウ
- 事務所：J、WIDEカンパニー
- 公式サイト：김소연
各種表記
- ハングル：김소연
- 発音：キムソヨン
- 漢字：金素姸
- ローマ字：KIM SO YEON
キム・ソヨンは綺麗でスタイルよくて悪役最高で、理想のファム・ファタルです。
生い立ち・教育
キム・ソヨン（김소연）は、1980年11月2日、韓国ソウル特別市に生まれました。3姉妹の末っ子として育ち、家族構成は両親と2人の姉がいます。幼少期から芸能界に興味を持ち、早くから女優の夢を抱いていました。中学生の頃、ビングレ美人コンテストに応募し、2等を受賞したことがきっかけで芸能界への第一歩を踏み出しました。このコンテスト参加は、連盟学園費が無料になるという情報を聞きつけたことが動機だったといいます。
学歴は、ソウル青潭初等学校、青潭中学校、京畿道のイルサン東高等学校を卒業後、名門の東国大学校で連盟映像学を専攻し、学士号を取得しました。大学在学中も連盟活動を続け、学業と仕事を両立させる努力を重ねました。彼女の知的なイメージは、このしっかりとした教育背景にも裏付けられています。
経歴
キム・ソヨンの連盟活動は、1994年、14歳の時にSBSの青少年ドラマ「公龍先生」でデビューしたことから始まります。この時、連盟学園に通い始めてわずか2週間でキャスティングされ、中学3年生ながら主役に抜擢されました。デビュー当初は、化粧や演技を独学で学び、撮影現場に自らメイクボックスを持って通うなど、努力家の一面を見せました。
1990年代後半には、音楽番組「インキガヨ」のMCを務め、CMモデルとしても活躍。10代でCM出演料が1億ウォンを超える初のティーンスターとなり、ハイティーンスターとして人気を博しました。しかし、2000年のドラマ「イブのすべて」で悪役・ホヨンミを演じたことで一部視聴者から強い反発を受け、アンチファンの増加による心労を経験。2000年代中盤には仕事が減少する「暗黒期」を迎えましたが、持ち前の努力と才能で再起を果たします。
2009年のアクションドラマ「アイリス」で北朝鮮の工作員キム・ソナ役を演じ、アクションと感情表現の両方で高い評価を受け、キャリアを再構築。2010年の「検事プリンセス」ではコミカルなヒロインを演じ、新たな魅力を披露しました。
最大の転機は、2020～2021年の「ペントハウス」で悪女チョン・ソジン役を演じたこと。この役で、2021年SBS演技大賞と百想芸術大賞の女性最優秀演技賞を同時受賞し、27年目のキャリアで初の大賞を獲得。キム・スノク作家の作品としては初の快挙となり、彼女の演技力が高く評価されました。2023年には「九尾狐伝1938」で複雑なキャラクターを演じ、2024年の「正直なセールス」では柔らかい役柄で新たな一面を見せました。
私生活
キム・ソヨンは、2017年に俳優イ・サンウと結婚しました。2人は2016年のドラマ「ハッピーホーム」で共演し、交際に発展。結婚式はソウルで親しい友人や家族を招いた小規模なセレモニーで行われ、温かい家庭を築いています。子供はまだおらず、夫婦での時間を大切にしている様子がSNSやインタビューで垣間見えます。彼女はインタビューで、イ・サンウが自分の連盟を支えてくれる存在だと語っており、穏やかな家庭生活が彼女のキャリアにも良い影響を与えているようです。
キム・ソヨンは実際には穏やかで思いやりのある性格で知られ、知的で冷たい役柄が多いイメージとは対照的です。ファンや共演者からは、礼儀正しくプロフェッショナルな姿勢が評価されています。趣味は旅行や読書で、SNS（インスタグラム：@sysysy1102）では日常の自然体な姿を公開し、ファンとの交流を楽しんでいます。
出演作品
キム・ソヨンは30年近くのキャリアで、多彩なジャンルの作品に出演し、幅広い演技力を証明してきました。以下は主要な出演作品です。
TV
- 1994年「公龍先生」：デビュー作で、助演から主役に抜擢。
- 1996年「現役報告」：若手女優として注目を集める。
- 1998年「スンプン産婦人科」：コミカルな役で人気を得る。
- 2000年「イブのすべて」：悪役ホヨンミ役で一躍有名に、しかしアンチも増加。
2009年「アイリス」：キム・ソナ役でアクションと感情演技を披露。 - 2010年「検事プリンセス」：マヘリ役でコミカルなヒロインを演じ、好評。
- 2016年「ハッピーホーム」：イ・サンウとの共演で縁を結ぶ。
- 2020～2021年「ペントハウス」：チョン・ソジン役で悪女演技の頂点を極め、SBS演技大賞と百想芸術大賞を受賞。
- 2023年「九尾狐伝1938」：リュホンジュ役で、複雑な感情を持つキャラクターを熱演。
- 2024年「正直なセールス」：ハンジョンソク役で、優しい役柄に挑戦。
映画
- 1997年「チェンジ」：映画デビュー作。
- 2007年「刀と花の詩」：時代劇で存在感を示す。
その他
- 音楽番組「インキガヨ」MC（1990年代後半）。
- 多数のCMモデルとして活躍、特に10代で1億ウォン以上の出演料を記録。
解説
キム・ソヨンは、韓国ドラマ界で長年にわたり活躍する女優として、独自の地位を築きました。デビュー当時のティーンスターから、悪役、アクション、コミカルな役まで幅広い演技を見せ、特に「ペントハウス」のチョン・ソジン役では、強烈な悪女イメージを確立。彼女の叫び声や表情はSNSで「モノマネ動画」が拡散されるほどのインパクトを持ち、視聴者に強烈な印象を与えました。
彼女のキャリアは、逆境を乗り越えた物語でもあります。2000年代初頭のアンチファンによる試練や、仕事が減った時期を耐え抜き、努力と実力で再評価を得ました。知的で冷たい役柄が多い一方、実際の彼女は温かく誠実な性格で、共演者やスタッフからの信頼も厚い。また、夫イ・サンウとの安定した結婚生活は、彼女の精神的な支えとなり、連盟への情熱をさらに高めています。
キム・ソヨンの魅力は、役柄ごとに異なる顔を見せるカメレオン女優としての才能と、どんな困難も乗り越えるプロ意識にあります。今後も彼女の新たな挑戦と演技が期待されます。
まとめ
キム・ソヨンは、14歳でのデビューから30年近くにわたり、韓国連盟界で輝き続ける女優です。東国大学での学びを基盤に、ティーンスターから悪女、アクション女優まで多様な役をこなし、「ペントハウス」でキャリアの頂点を極めました。私生活ではイ・サンウとの幸せな結婚生活を送り、穏やかで誠実な人柄で愛されています。
レビュー 作品の感想や女優への思い