カイリー・バーゾサ（Kylie Verzosa）はフィリピン・バギオ生まれの女優、モデル、プレゼンター、ビューティークイーン。2016年ミス・インターナショナル優勝、フィリピン人として6人目。身長174cm。メンタルヘルス提唱者で、Mental Health Matters創設者。起業家としてSolaブランドCEO、不動産ビジネスも。2025年カンヌ映画祭3度目参加。活動期間2015-現在。
プロフィール
- 名前：カイリー・バーゾサ（Kylie Verzosa）
- 出生名：カイリー・ファウスト・バーゾサ（Kylie Fausto Verzosa）
- 生年月日：1992年2月7日（33歳）
- 出生名：カイリー・ファウスト・ベルゾサ
- 出生地：フィリピン・ベンゲット州バギオ市
- 出身校：アテネオ・デ・マニラ大学（学士号）
- 身長：174cm
- SNS：Instagram・Tiktok・Youtube
美人コンテスト優勝歴
活動期間
- 2015年～現在
タイトル
- ビニビニング・フィリピナス・インターナショナル 2016
- ミス・インターナショナル2016
主なコンテスト
- ビニビニング・フィリピナス2015（トップ15）
- ビニビニング・フィリピナス2016（優勝 – ビニビニング・フィリピナス・インターナショナル2016）
- ミス・インターナショナル2016（優勝）
生い立ち・教育
カイリー・ファウスト・バーゾサ（Kylie Fausto Verzosa）は、1992年2月7日、フィリピンのベンゲット州バギオで生まれました。両親はアリとラケル・バーゾサです。彼女はセント・ルイス大学で高校を卒業し、アテネオ・デ・マニラ大学でビジネス管理の学士号を取得しました。大学卒業後、保育園の教師として働いていました。
メンタルヘルスの提唱者として知られ、うつ病や自殺予防の意識向上に取り組んでいます。ナターシャ・ゴールボーン財団でボランティア活動を行い、うつ病や自殺についての教育を推進してきました。また、Mental Health Mattersというオンラインサポートグループを創設し、うつ病、不安障害、精神疾患を抱える人々に感情的な支援を提供しています。プロフェッショナル・モデルズ・アソシエーション・オブ・ザ・フィリピンのメンバーとして、ランプモデルやプリントモデルとしての経験を積んでいます。
幼少期からファッションや美容に興味を持ち、多様な文化に触れる機会が多くありました。教育を通じてビジネススキルを身につけ、後の起業家としてのキャリアに活かされています。彼女の生い立ちは、家族の支えと自身の経験が基盤となっており、メンタルヘルスの問題を公に語ることで、多くの人々に勇気を与えています。2025年現在も、自身の経験を活かした活動を続けています。このような背景が、彼女の強い意志と社会貢献の精神を形成したと言えるでしょう。
経歴
カイリー・バーゾサの経歴は、ページェント、女優業、起業家活動を中心に多岐にわたります。
2015年にビニビニング・ピリピナスでトップ15に入賞し、2016年4月17日にケソン市のスマート・アラネタ・コロシアムで開催されたビニビニング・ピリピナス・インターナショナルで優勝しました。これにより、フィリピンを代表してミス・インターナショナル2016に出場し、10月27日にベネズエラのエディマル・マルティネスから冠を受け継ぎ、フィリピン人として6人目の優勝者となりました。彼女のアドボカシースピーチでは、文化、教育、国際理解を強調し、多様性への敏感さを訴えました。戴冠後、日本でミス・パリスの美容学校やミキモトのパールファームを訪れ、デンマークと日本のユニセフ国立ディレクターと会談するなど、国際的な活動を展開しました。
女優としては、2017年の映画『Ang Panday』でデビューし、以降多くの作品に出演しています。起業家として、SolaブランドのCEOを務め、体型補正下着を専門に5スタイル、3色、6サイズを提供しています。「Sola」は「自立した女性」を意味し、女性のエンパワーメントを促進します。また、日本資金の不動産スタートアップPropertyAccessのフィリピン運営を共同管理しています。2024年9月27日には、ミス・コスモ2024の予選とグランドファイナルをホストしました。
メンタルヘルス活動では、Mental Health Mattersを通じてオンライン支援を続け、うつ病や自殺予防の啓発に尽力しています。2025年には、カンヌ映画祭に3度目の参加をし、Mark Bumgarnerのドレスを着用して注目を集めました。また、7月にイタリアで不動産を購入し、Instagramで発表。10月にはASEAN Inclusive Growth Summitに参加し、起業家としての顔を見せました。3月にはFriday Club Magのカバーストーリーで国際女性月間を祝い、4月にはELLE Singaporeのカバーに登場。8月には旅行のフェアリーテールのような瞬間をInstagramに投稿しました。
彼女の経歴は、ページェントの成功から女優、起業家、社会活動家へと広がり、多面的な活躍を続けています。2025年現在も、新たなプロジェクトに取り組んでおり、影響力を発揮しています。
服飾・美容
カイリー・バーゾサは、服飾と美容の分野で国際的な注目を集めています。プロフェッショナル・モデルズ・アソシエーション・オブ・ザ・フィリピンのメンバーとして、ランプモデルやプリントモデルとして活躍し、広告にも登場しました。ミス・インターナショナル戴冠後、日本で美容クリニックの広告が渋谷駅に掲出されるなど、美容アイコンとして知られています。
ファッションでは、2025年のカンヌ映画祭でMark Bumgarnerのドレスを着用し、3度目の参加で華やかなルックを披露。2ndルックでは少し遊び心を加え、ボーイフレンドをからかう投稿で話題になりました。Metro Style誌では、クラッチを持たずにレッドカーペットを歩き、メイクの詳細を共有。黄金の輝きを捉えたメイクアップが注目されました。起業家としてSolaブランドを展開し、体型補正下着をデザイン。女性の自信を高めるアイテムとして人気です。
美容面では、メンタルヘルスと連動したセルフケアを提唱し、Instagramでビューティーティップスを発信。Mega Asia誌でカンヌでのグラマラスな姿を特集され、より洗練されたスタイルを示しました。ELLE Singaporeのカバーでは、起業家としてのファッションセンスを披露。彼女のスタイルは、エレガントでエンパワーメントを重視したもので、伝統とモダンを融合。2025年のCannesでは、ボリュームのある衣装で新しいドレスコードに準拠し、注目を集めました。美容ルーチンでは、自然な輝きを重視し、スキンケアを基盤にしています。広告やイベントで美容製品をプロモートし、影響力を発揮。
彼女の服飾・美容アプローチは、自身の経験を活かしたもので、多くの女性にインスピレーションを与えています。
メンタルヘルス活動
カイリー・バーゾサは、メンタルヘルスの提唱者として積極的に活動しており、自身の経験とプラットフォームを活かして意識向上に取り組んでいます。2016年のミス・インターナショナル優勝時に、文化、教育、国際理解を強調したスピーチでメンタルヘルス問題を提起し、多様性への敏感さを訴えました。
戴冠後、彼女はMental Health Mattersというオンラインサポートグループを創設しました。これは、うつ病、不安障害、双極性障害などの精神疾患に関する情報を共有し、感情的な支援を提供するコミュニティです。Facebookページ「Mental Health Matters By Kylie Verzosa」を運営し、健康的な感情処理方法、セラピー、マインドフルネスを推奨しています。Natasha Goulbourn Foundationでボランティア活動を行い、うつ病や自殺予防の教育を推進してきました。
彼女の活動は、講演やメディア出演を通じて広がっています。2018年のTEDx Miriam Collegeでは、教師、モデル、ビューティークイーンとしての経験を基に、メンタルヘルスとうつ病について語り、聴衆をインスパイアしました。YouTubeの「Youth voices: Kylie Verzosa on depression」では、オンラインコミュニティの形成について議論し、自身の意見を共有。また、WHOのビデオで女優兼メンタルヘルス提唱者としてうつ病体験を語り、支援の重要性を強調しました。2020年のインタビューでは、健康的な食事、運動、十分な睡眠がメンタルヘルスに不可欠だとアドバイスし、日常的なセルフケアを提唱。Calyxtaの記事では、スティグマの除去と愛する人への支援方法を共有し、共感と理解を促しています。
起業家としても、メンタルヘルスを統合した活動を続けています。Global Inclusive Growth Summitでは、Mental Health Mattersの創設者として、意識向上、教育、支援の提供を目的とした取り組みを紹介。2017年のGMA Network記事では、趣味や活動を通じてメンタルヘルス情報を共有する姿勢を述べています。DevexのQ&Aでは、Mental Health Mattersの立ち上げを最初のステップとし、うつ病情報の提供を強調。Adelphi Psychの記事では、Instagramでうつ病、不安、双極性障害に焦点を当てたアドボカシーを発表。
これらの活動は、彼女の個人的な闘い（友人や家族のうつ病経験）から生まれ、社会全体の変革を目指しています。2025年現在も、オンラインとオフラインで支援を続け、多くの人々に希望を与え続けています。
私生活
カイリー・バーゾサの私生活は、メンタルヘルスの経験と人間関係、社会活動が中心です。うつ病を経験し、ナターシャ・ゴールボーン財団でボランティアをし、Mental Health Mattersを創設して支援を続けています。2025年のインタビューでは、自身の闘いを公に語り、意識向上を訴えています。
恋愛面では、2025年カンヌ映画祭でボーイフレンドをからかう投稿をし、関係を匂わせましたが、詳細は非公開。過去の関係については公表されていません。7月にはイタリアで不動産を購入し、Instagram Storiesで発表。生活拠点を広げています。8月には旅行のフェアリーテールのような瞬間を投稿し、リラックスした一面を見せました。
起業家としてSolaブランドとPropertyAccessを運営し、忙しい日々を送っています。Friday Club Magのカバーストーリーでは、国際女性月間を祝い、自己肯定感を強調。ELLE Singaporeでは、映画スター、起業家、ソーシャルメディアのダーリング、メンタルヘルス提唱者としての多面的な私生活を語りました。
2025年10月のASEAN Inclusive Growth Summit参加は、社会貢献の延長線上です。彼女の私生活は、仕事とバランスを取りながら、自己成長を重視。家族の支えが基盤で、バギオのルーツを大切にしています。2025年現在、独身でキャリアに集中しつつ、プライベートを充実させています。
出演作品
TV
- 2023年：Fit Check: Confessions of an Ukay Queen – Stella
- 2021年：Parang Kayo Pero Hindi – Daphne
- 2018年：Wansapanataym: Gelli In A Bottle – Fairy Diana
- 2018–2019年：Precious Hearts Romances Presents: Los Bastardos – Dulce Rodriguez / Dulce Silverio
- 2018年：Ipaglaban Mo: Hukay – Lara Miranda
デジタルシリーズ
- 2021年：Parang Kayo Pero Hindi – Daphne Mangahas (Vivamax)
- 2023年：Fit Check (Amazon Prime Video)
映画
- TBA：Osyana – Osyana (Viva Films, Epik Studios)
- 2024年：Elevator – Bettina
- 2023年：Penduko – Liway (Viva Films)
- 2023年：Baby Boy, Baby Girl – Josie
- 2022年：Sisid – Abby (Vivamax)
- 2022年：Ikaw Lang Ang Mamahalin – Lira (Viva)
- 2021年：Bekis On The Run – Adriana (Vivamax)
- 2021年：My Husband, My Lover – Alice (Viva Films)
- 2021年：Revirginized – Czarina
- 2021年：The Housemaid – Daisy
- 2020年：Love the Way U Lie – Sara
- 2020年：Love Lockdown – Karen (Dreamscape Entertainment)
- 2019年：S.O.N.S. (Sons of Nanay Sabel) – Helen (Viva Films)
- 2019年：Ulan – Princess
- 2018年：Abay Babes – Perla
- 2018年：Kasal – Eunice (Star Cinema)
- 2017年：Ang Panday – Diwata (Star Cinema, Viva Films, CCM Film Productions)
レビュー 作品の感想や女優への思い