松嶋菜々子は日本の女優・モデル。1990年代にモデルから女優へ転身し、ドラマ『ひまわり』や映画『リング』でブレイク。1995年の日産自動車『アベニール・サリュー』のCMでは、ミニスカート姿の脚線美が話題となり、美脚女優として注目されました。ポスト・トレンディ女優の代表格として、長年活躍しています。
プロフィール
- 名前:松嶋菜々子
- 生年月日:1973年10月13日(52歳)
- 出身地:日本国神奈川県横浜市
- 身長:172cm
- 血液型:A型
生い立ち・教育
松嶋菜々子は、神奈川県横浜市に生まれました。父親、母親、兄の4人家族で育ちました。幼少期は横浜市鶴見区で過ごし、小学校は横浜市立矢向小学校に通いました。小学生時代は活発で、友達と外で遊ぶことが多かったです。中学生になると座間市に引っ越し、相模女子大学中学部に入学しました。中学時代はソフトボール部に所属し、スポーツに励みました。チームメイトとの絆が強く、部活動を通じて忍耐力や協調性を学びました。
高校は相模女子大学高等部に進学しました。高校時代は書道部に所属し、芸術的な感性を養いました。書道を通じて集中力が高まり、精神的な成長を遂げました。視力が悪く、普段は眼鏡をかけていましたが、仕事の際はコンタクトレンズを使用しています。学業では真面目に取り組み、部活動と両立させました。高校1年生の終わり頃に、ファッション雑誌『ViVi』の読者モデルにスカウトされたことが、芸能界入りのきっかけとなりました。当初は両親の反対がありましたが、説得してデビューを果たしました。この時期の経験が、後のキャリアに大きな影響を与えました。教育面では、私立の女子校で厳格な環境の中で育ち、礼儀やマナーを身につけました。これらの生い立ちが、彼女の穏やかで上品なイメージを形成しています。
経歴
松嶋菜々子の経歴は、モデルから始まり、女優として大成したものです。高校1年生の終わり頃に『ViVi』の読者モデルとしてスカウトされ、1991年に日本マクドナルドのCMで注目を集めました。同年、旭化成の水着キャンペーンモデルやアサヒビールのイメージガールに選出され、モデルとしての地位を確立しました。1992年から『ViVi』の専属モデルを務め、ファッション界で活躍しました。
女優デビューは1992年のドラマ『社長になった若大将』で、以降、着実に役を増やしました。1994年から1995年にかけて『とんねるずのみなさんのおかげです』のコントコーナーに出演し、コミカルな演技で知名度を上げました。1995年の日産自動車『アベニール・サリュー』のCMでは、ミニスカート姿の脚線美が話題となり、美脚女優として注目されました。
1996年にNHK連続テレビ小説『ひまわり』で初主演を果たし、メジャー女優の仲間入りをしました。この作品のヒットにより、全国的な人気を獲得しました。1997年に所属事務所から独立し、松下電工のCMイメージキャラクターに就任しました。1998年の映画『リング』で映画初主演を務め、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。同年のドラマ『GTO』では、反町隆史と共演し、大ヒットを記録しました。
1999年には『救命病棟24時』『魔女の条件』『氷の世界』などのドラマで活躍し、多忙を極めました。2000年の『やまとなでしこ』で最高視聴率34.2%を記録し、国民的女優となりました。2001年に反町隆史と結婚し、2002年のNHK大河ドラマ『利家とまつ』で主演を務めました。2004年に長女を出産し、一時休業しましたが、2005年に『救命病棟24時 第3シリーズ』で復帰しました。2007年に次女を出産後、2009年に同シリーズ第4弾で本格復帰しました。
2011年の『家政婦のミタ』では、視聴率40%を記録し、社会現象を巻き起こしました。2019年にNHK連続テレビ小説『なつぞら』で23年ぶりの朝ドラ出演を果たしました。2023年には夫の反町隆史とCMで共演し、日本ジュエリーベストドレッサー賞40代部門を受賞しました。2025年にはNHK連続テレビ小説『あんぱん』への出演が予定されています。所属事務所はセブンス・アヴェニューで、長年にわたり安定した活躍を続けています。
これらの経歴を通じて、彼女の演技力と人気の高さが証明されています。
服飾・美容
松嶋菜々子の服飾・美容面では、モデル出身らしい洗練されたスタイルが特徴です。1992年に『ViVi』の専属モデルとしてデビューし、「ハートコンシャス・サンプレイ」をキャッチコピーに、若々しいファッションを披露しました。ミニスカートやカジュアルなコーディネートが人気を集めました。1995年の日産『アベニール・サリュー』CMでは、脚線美を活かしたスタイリングが注目され、美脚の象徴となりました。
美容面では、1997年から2000年まで松下電工の『きれいなおねえさん』CMに出演し、好感度No.1女優に選ばれました。透明感のある肌とナチュラルメイクが、女性の憧れとなりました。2000年に写真集『百年の物語』を、2007年に『眉山』を出版し、成熟した美しさを表現しました。受賞歴として、ベストジーニスト賞、ベストドレッサー賞女性部門、日本ジュエリーベストドレッサー賞(20代、30代、40代部門)を受賞しています。これらの賞は、彼女のファッションセンスと美容意識の高さを示しています。
私服では、上品でシンプルなスタイルを好み、ブランド品を控えめに取り入れています。ヘアスタイルはロングヘアが定番で、自然なウェーブが優雅さを演出します。スキンケアでは、日常的に保湿を重視し、健康的な食生活を心がけています。年齢を重ねても変わらぬ美貌は、美容業界からも注目されています。服飾では、ドレスアップ時のエレガントな装いが特に評価され、イベントやレッドカーペットで存在感を発揮します。これらの要素が、彼女のトータルビューティーを支えています。
私生活
松嶋菜々子の私生活は、家族中心の穏やかなものです。2001年2月21日に俳優の反町隆史と結婚しました。出会いは1998年のドラマ『GTO』での共演で、交際を経ての結婚でした。2004年5月31日に長女を、2007年11月30日に次女を出産しました。子育てを優先し、出産後は一時的に仕事をセーブしました。娘たちはプライバシーを守るため、詳細は公表されていませんが、海外留学経験があると言われています。
家族は父、母、兄がおり、横浜の実家との交流を大切にしています。女優の深浦加奈子を姉のように慕い、相談相手としています。白川由美とは家族ぐるみの付き合いがあり、互いの子供たちも仲良しです。運転免許は普通自動車と普通自動二輪を所持し、バイク好きの夫の影響を受けています。趣味は読書や散歩で、リラックスした時間を過ごします。視力が悪いため、プライベートでは眼鏡を着用することが多いです。
結婚後も夫婦仲は良好で、2023年にCMで共演しました。プライベートを公にしない姿勢を貫き、家族の絆を重視しています。これらの私生活が、彼女の安定した精神状態を支え、仕事への集中力を高めています。
出演作品
映画
- 恋と花火と観覧車(1997年、野々村史華)
- リング(1998年、浅川玲子)
- らせん(1998年、浅川玲子)
- リング2(1999年、浅川玲子)
- ホワイトアウト(2000年、平川千晶)
- 犬神家の一族(2006年、野々宮珠世)
- 眉山(2007年、河野咲子)
- ゴースト もういちど抱きしめたい(2010年、星野七海)
- 犬とあなたの物語 いぬのえいが(2011年、多田美里)
- 藁の楯(2013年、白岩篤子)
- 祈りの幕が下りる時(2018年、浅居博美)
- 町田くんの世界(2019年、町田百香)
- AI崩壊(2020年、桐生望)
- 妖怪大戦争 ガーディアンズ(2021年、渡辺礼香)
- ミステリと言う勿れ(2023年、君原奈津子)
ドラマ
- 社長になった若大将(1992年、藤木美和)
- お願いダーリン!(1993年)
- ハートにS(1995年)
- ひまわり(1996年、南田のぞみ)
- 劇的紀行 深夜特急(1996年、手塚真理子)
- 君が人生の時(1997年、永井朋美)
- 世にも奇妙な物語 春の特別編(1997年、沢木聡美)
- こんな恋のはなし(1997年、藤村香織)
- 心療内科医・涼子(1997年、稲村沙織)
- Sweet Season(1998年、藤谷真尋)
- GTO(1998年、冬月あずさ)
- GTOドラマスペシャル(1999年)
- 加賀百万石〜母と子の戦国サバイバル(1999年、淀)
- 救命病棟24時(1999年、小島楓)
- 魔女の条件(1999年、広瀬未知)
- 氷の世界(1999年、江木塔子)
- 百年の物語(2000年、戸倉彩 / 横山純子 / 横山千代)
- やまとなでしこ(2000年、神野桜子)
- 利家とまつ〜加賀百万石物語〜(2002年、まつ)
- 美女か野獣(2003年、鷹宮真)
- 花より男子(2005年、道明寺椿)
- 火垂るの墓(2005年、澤野久子)
- 古畑任三郎 ファイナル(2006年、大野かえで / もみじ)
- 花より男子2〜リターンズ〜(2007年)
- あの戦争は何だったのか(2008年、語り手)
- 家政婦のミタ(2011年、三田灯)
- ラッキーセブン(2012年、藤崎瞳子)
- ラッキーセブン スペシャル(2013年)
- オリエント急行殺人事件(2015年、馬場舞子)
- レッドクロス〜女たちの赤紙〜(2015年、天野希代)
- 営業部長 吉良奈津子(2016年、吉良奈津子)
- 砂の塔〜知りすぎた隣人(2016年、佐々木弓子)
- 女の勲章(2017年、大庭式子)
- 監査役 野崎修平(2018年、立川祥子)
- 誘拐法廷〜セブンデイズ〜(2018年、天吹芽衣子)
- なつぞら(2019年、柴田富士子)
- アメリカに負けなかった男(2020年、坂本喜代)
- 頭取 野崎修平(2020年)
- SUPER RICH(2021年、島谷聡美)
- となりのチカラ(2022年、道尾頼子)
- どうする家康(2023年、於大の方)
- 王様に捧ぐ薬指(2023年、新田静)
- GTOリバイバル(2024年)
- 黄金の刻〜服部金太郎物語〜(2024年、服部まん)
- 母の待つ里(2024年、古賀夏生)
- あんぱん(2025年、柳井登美子)
- おコメの女(2026年、米田正子)


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