押切もえさんは、1979年12月29日生まれの日本のファッション・モデル、タレント、小説家。千葉県出身で、高校時代に読者モデルとしてデビュー。『CanCam』や『AneCan』の専属モデルとして人気を博しました。
小説『浅き夢見し』で作家デビューし、山本周五郎賞候補に。デザインや絵画活動も行い、2025年現在は子育てと並行して多方面で活躍中です。夫はプロ野球選手の涌井秀章氏で、2児の母。
プロフィール
- 名前：押切もえ（現在：涌井もえ）
- 生年月日：1979年12月29日（45歳）
- 出生地：千葉県市川市
AneCan（アネキャン）2007年4月号の分厚い増刊号を表紙買いしたのが懐かしいです。（アマゾンで確認）
生い立ち・教育
押切もえさんは、1979年12月29日、千葉県市川市で生まれました。本名は涌井もえさん（旧姓・押切）で、血液型はA型。幼少期は松戸市で過ごされ、2歳下の弟さんがいます。家族は一般的な家庭で、父親は会社員、母親は専業主婦だったそうです。幼い頃からファッションやおしゃれに興味を持ち、少女時代は雑誌をよく読んでいたようです。地元の小学校、中学校を卒業し、千葉県立市川西高等学校に進学。
高校1年生の頃、日焼けサロンでスカウトされたことがきっかけで、読者モデルとして活動を始めました。当時はギャル文化が流行しており、押切さんもその影響を受け、積極的にファッションを楽しんでいました。教育面では、モデル活動が忙しくなったため、高校を中退したという情報がありますが、正式には1年在学中に本格的な芸能活動に移行したようです。以降は現場での経験を積みながら、独学で知識を広げました。特に、英語やアロマテラピーなどの資格取得に励まれ、2021年にはJAAアロマコーディネーターの資格を取得。
こうした生い立ちが、押切さんの強い意志と創造性を育んだと思われます。貧しい時期も経験され、アルバイトで生計を立てながらモデル業を続けられたエピソードは、彼女の努力家な一面を表しています。2025年現在も、学び続ける姿勢をもち、子育てを通じて新たな発見をされているようです。
経歴
押切もえさんの経歴は、1990年代後半から始まります。高校生の頃、雑誌『Popteen』の読者モデルとしてデビューされ、地元の日焼けサロンでのスカウトがきっかけ。以降、『egg』や『東京ストリートニュース』で活躍し、“コギャルのトップ”や“スーパー高校生”と呼ばれ、カリスマ的な人気を博しました。2001年、ファッション誌『CanCam』の専属モデルに抜擢され、蛯原友里さん、山田優さんと並ぶトップモデルとしてブレイク。女性読者から絶大な支持を集め、着用した服が即完売する現象を引き起こしました。
2007年からは『AneCan』の専属モデルを務め、2016年まで続けました。この間、テレビやラジオ、広告キャラクターとしても多忙を極め、2007年から2009年までNHKの語学番組『英語でしゃべらナイト』に出演。2010年にはBeeTVドラマ『とっても甘いの〜C’EST TRES DOUX〜』で女優デビュー。2013年、長編小説『浅き夢見し』で作家としてデビューし、2016年の第2作『永遠とは違う一日』は山本周五郎賞候補にノミネート。出産体験を基にした加筆版も出版しています。
2015年からは絵画活動も本格化し、二科展に連続入選。2015年2月には鳥取県あいサポート大使に就任され、慈善活動にも取り組んでいます。2016年11月、プロ野球選手の涌井秀章氏と結婚し、2018年3月に第1子（男の子）、2021年7月に第2子（女の子）を出産。産休を経て、2020年1月にはYouTubeチャンネル『押切もえ / Moe ch.』を開設し、ファッションや美容の情報を発信。2022年以降もラジオ番組『moe’s up!!』を担当され、2024年2月にはテレビ番組『人志松本の酒のツマミになる話』に出演しています。
また、ミス・ティーン・ジャパンのアンバサダーを2011年の第1回から務めました。
2025年現在、モデル業は控えめながら、執筆やデザイン、子育て関連の活動を続け、所属事務所はケイダッシュグループのパールで、多才なキャリアを築いています。ラジオやSNSを通じて、ファンとの交流を大切にしています。
服飾・美容
押切もえさんは、ファッションモデルとして服飾・美容分野で大きな影響力を発揮。読者モデル時代は、安価な服を工夫してスタイリングし、ルーズソックスを長く愛用するなど、独自のスタイルを確立。『CanCam』時代にはカジュアルから通勤着までのお手本となり、着用アイテムが即完売する“もえ売れ”現象を起こしました。2004年からは着物ブランド『Moe Oshikiri』を展開し、京都丸紅とコラボ。2005年にはセイコーの時計『WIRED f.』、2007年には福助のストッキング『f-ing MOTESTO』を蛯原友里さんと共同デザインしています。
美容面では、無類の読書好きとして知られ、スキンケアやメイクの知識を深めています。2020年の花王『クリアクリーン プレミアム』CMでは、蛯原友里さん、美香さんと共演し、歯の美容をアピール。2021年に取得したアロマコーディネーター資格を活かし、Instagramで美容Tipsを共有されています。絵画活動も美容の延長線上で、心のケアとして取り入れています。2017年のドラマ『監獄のお姫さま』では、作業着をデザインする役柄で出演され、服飾の才能を発揮。
2025年現在も、子育て中ながらファッションの提案を続け、ホワイトファッションやアジアンごはんをテーマにしたラジオ番組で美容情報を発信。自然体で年齢を重ねる美しさが、女性ファンから支持されています。
私生活
押切もえさんの私生活は、家族中心で温かなものを過ごしています。2016年11月1日、プロ野球選手の涌井秀章氏と結婚し、同年12月にハワイで挙式。涌井氏は中日ドラゴンズ所属で、夫婦仲は大変良好です。2017年10月に第1子妊娠を発表し、2018年3月7日に長男を出産。2021年3月に第2子妊娠を報告し、同年7月13日に長女を迎えました。SNSでは家族旅行の写真を公開し、ニュースになることもあります。子供たちとはキャッチボールを楽しむなど、スポーツ好きのご主人の影響も見られます。
趣味は絵画で、小学生時代に千葉県展に入選された経験をもちます。26歳頃から水彩画を再開され、2015年から二科展に連続入選。スポーツも好きで、2003年と2004年にホノルル・マラソンを完走され、盲人ランナーの伴走も経験されています。好きな歌手はAIさん、芸人は次長課長の河本準一さんなど。読書家としても知られ、翻訳書『たまには、やすんだら？』も手がけています。メンタルヘルスを重視し、ヨガやアロマでリラックスするそうです。
2025年現在、千葉県を拠点に子育てと仕事を両立され、鳥取県あいサポート大使として慈善活動を継続。Instagramで日常を共有され、ファンにポジティブなメッセージを送っています。
出演作品
以下に主な出演作品を挙げます。
テレビ番組
- 『英語でしゃべらナイト』（2007年～2009年、NHK）
- 『英語でしゃべらナイト リターンズ 二夜連続スペシャル!』（2009年、NHK）
- 『監獄のお姫さま』（2017年、TBS、本人役）
- 『人志松本の酒のツマミになる話』（2024年、フジテレビ）
- 『タマげた実家グランプリ』（2023年、中京テレビ）
ドラマ・映画
- 『とっても甘いの〜C’EST TRES DOUX〜』（2009年、BeeTV、田中果帆役）
- 『ファイト☆ガールズ』（2003年、映画）
ラジオ・WEB
- 『moe’s up!!』（bayfm、司会）
- 『101 imaginative RADIO』（2021年、InterFM897）
- YouTubeチャンネル『押切もえ / Moe ch.』（2020年～）
書籍
- 『浅き夢見し』（2013年、新潮社）
- 『永遠とは違う一日』（2016年、新潮社、山本周五郎賞候補）
- 『たまには、やすんだら？』（2019年、翻訳、飛鳥新社）
CM・広告
- 着物『Moe Oshikiri』（2004年～、京都丸紅）
- 時計『WIRED f.』（2005年～、セイコー）
- ストッキング『f-ing MOTESTO』（2007年～、福助）
- 『クリアクリーン プレミアム』（2020年、花王）
- 『ANA×Moe Oshikiri be…Flight Project』（2010年～、全日本空輸）
レビュー 作品の感想や女優への思い