ポイズン（ストリートファイター）

ポイズンは『ストリートファイター』シリーズに登場する魅力的なキャラクターで、元マッドギアギャングの構成員。身長175cm、体重52kgのアメリカ出身。プロモーター兼マネージャーとして活動し、フライドポテトとハイヒールを愛好。ヒューゴーと共にプロレス団体を渡り歩いたが、仲間割れし新たな相方を求めて故郷へ戻る。鞭を使った戦闘スタイルが特徴。

『ストリートファイターＶ』－POISON（ポイズン）－ゲームプレイトレーラー

ポイズン元マッドギアギャングの構成員。相方ヒューゴーと共に様々なプロレス団体を渡り歩いてきたが、仲間割れしてしまった。新たな相方を探しに懐かしい街に戻ってくる。リーチのある鞭を振り回して戦う。■PS4/PC『ストリートファイターＶアーケー...

生い立ち・教育
経歴
私生活
出演作品

生い立ち・教育

ポイズンはアメリカのロサンゼルスにある孤児院で育ちました。詳細な家族構成や両親に関する情報は明かされておらず、幼少期の背景は謎に包まれています。孤児院での生活は、彼女の自立心や強い性格を形成する一因となったと考えられます。教育に関しては、正式な学歴や学校教育の記録はゲーム内で触れられていませんが、ストリートで生き抜くための知識や実践的なスキルを身につけたと推測されます。特に、犯罪組織「マッドギア」に所属していた時期に、戦闘技術やアクロバティックな動きを習得した可能性が高いです。彼女の派手なパンク・ファッションや自信に満ちた態度は、ストリートカルチャーの中で育まれたものであり、自己表現の一環として洗練されたものと考えられます。ポイズンの生い立ちは、過酷な環境で生き抜くためのたくましさと、独自の美学を築き上げた過程を物語っています。

経歴

ポイズンはカプコンのアクションゲーム『ファイナルファイト』（1989年）に初登場し、敵キャラクターとしてプレイヤーに立ちはだかりました。メトロシティを拠点とする犯罪組織「マッドギア」の構成員として、敏捷な動きと鞭を使った攻撃で知られ、色違いのキャラクター「ロキシー」と共に登場。マッドギアがコーディーやガイといった主人公たちによって壊滅させられた後、ポイズンは新たな道を模索します。

1997年の『ストリートファイターIII 2nd IMPACT -GIANT ATTACK-』では、元マッドギアの同僚であるヒューゴーのマネージャーとして再登場。プロレスラーに転身したヒューゴーを支える敏腕マネージャーとして、新プロレス団体の設立や試合のマッチメイクに辣腕を振るいました。この時期、彼女はヒューゴーとのコンビで世界各地のプロレス団体を渡り歩き、プロモーターとしての才能を開花させます。2006年の『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』では、プレイヤーキャラクターとして登場し、独特のカードテキストでその個性が強調されました。

2012年の『ストリートファイター X 鉄拳』では、プレイヤーキャラクターとして再び参戦。ヒューゴーと共に自分たちの存在を世に知らしめるため、プロレスの舞台で活躍します。この作品では、彼女の戦闘スタイルが鞭を中心とした攻撃的なものとして確立され、初心者でも扱いやすいキャラクター性能が特徴です。2014年の『ウルトラストリートファイターIV』でも追加プレイアブルキャラクターとして登場し、エンディングではリュウやケンをスカウトして格闘技と音楽を融合させたバンドを結成するなど、斬新な活動を展開しました。

2019年の『ストリートファイターV アーケードエディション』では、ヒューゴーと喧嘩別れした設定で登場。髪型をセミロングに変更し、鞭の長さも強化された新たなスタイルで戦います。彼女は新たな相方を探すため、かつての故郷であるメトロシティに戻り、プロモーターとしての活動を続けています。このように、ポイズンは犯罪組織の一員からプロレスの世界へとキャリアを広げ、独自の存在感を示し続けています。

私生活

ポイズンの私生活については、ゲーム内で詳細に語られることは少なく、多くが推測の域を出ません。彼女の好物がフライドポテトであることは、ヒューゴーとの共通点として知られており、ジャガイモ料理への愛着が彼女の親しみやすい一面を垣間見せます。また、ハイヒールを愛好し、派手なパンク・ファッションに身を包むことで、自己表現に対する強いこだわりを持っていることが伺えます。彼女の性格は姐御肌で男勝り、かつ要領よく物事を進めるタイプとされており、プロモーターとしての仕事においてもこの性格が活かされています。

ポイズンの性別については、シリーズを通じて議論が続いており、公式設定も時期によって揺れ動いています。当初は女性としてデザインされたものの、北米での抗議を受けて「ニューハーフ」設定が導入された時期もありました。しかし、『ストリートファイター X 鉄拳』や『ストリートファイターV』では女性として扱われることが多く、公式見解も曖昧なままです。この性別を巡る議論は、ポイズンのミステリアスな魅力を一層際立たせ、ファンの間で多様な解釈を生んでいます。私生活においても、彼女の妖艶な外見と大胆な性格は、プロレスの世界での派手なパフォーマンスや人間関係に影響を与えていると考えられます。ヒューゴーとのパートナーシップは、ビジネス面だけでなく、互いに信頼し合う深い絆があったことを示唆していますが、喧嘩別れ後の彼女の心情や新たな人間関係については、ゲーム内で深く掘り下げられていません。