女優のキャリー・マリガン、スティーブン・フライ、作家のカズオ・イシグロが月曜日、英国社会に顕著な貢献をした芸術家、スポーツ選手、政治家などを称える新年の栄誉を授与されました。
マリガンは『エデュケーション』で英国映画テレビ芸術アカデミー賞を受賞し、3度オスカーにノミネートされています。
BBCのコメディ『ブラッカダー』やヒュー・ローリーとのコンビで知られるフライは、サッカーのイングランド代表元監督ガレス・サウスゲート、サディク・カーン・ロンドン市長とともにナイトの称号を授与されました。
半年に一度開催されるこの賞では、イギリス全土の1,200人以上が表彰され、そのほとんどが、有名人や著名人にスポットライトが当たることなく活躍した人々に贈られました。
キーア・スターマー首相は、「毎日毎日、普通の人々が、地域社会のために並外れたことをしています。彼らは英国を代表する人々だ。新年の栄誉リストは、このような名もなき英雄たちを称えるものであり、彼らの素晴らしい貢献に感謝する」と述べました。中世以来、騎士道勲章の一部として君主から授与されてきた賞は、現在、首相とチャールズ3世に渡される前に、政府の委員会によって審査されます。
フライは、メンタルヘルスと環境についての認識を高める活動に対する栄誉を受け、「驚き、うっとりした」と語りました。スクリーンの仕事だけでなく、数冊の本の著者でもあるフライは、メンタルヘルス慈善団体『マインド』の会長であり、自然保護団体『ファウナ＆フローラ・インターナショナル』の支援者でもあります。
自分の子供時代を思い起こすと、恐ろしく不幸で惨めで愚かで、子供の頃に多くの失敗をした。両親にとっては、本当に最悪だった。電話が鳴るたびに、「ああ、神様、スティーヴンは何をしたんだろう？」。家族内では一種のジョークだった。
『日の名残り』を執筆したノーベル賞受賞作家のイシグロは、以前にナイトの称号を授与されており、今回、文学界の栄誉あるコンパニオンの称号を授与されました。
ロンドン市長を3度務め、バス運転手の息子として公営住宅で育ち、国会議員に選出されたこともあるカーンは、この栄誉に「本当に身が引き締まる思いだ」と語りました。カーンは、高公害車の運転手に課税する政策を拡大することで、一部の自動車運転手を激怒させており、保守党議員による彼の爵位授与に反対する請願書の対象となり、今月20万人の署名を集めました。
ユーロ2020と2024、そして2018年ワールドカップの準決勝でスリーライオンズを決勝に導いたサウスゲートに加え、特にオリンピックでの活躍が評価され、何人かのアスリートが表彰されました。
パリのトラック競技800メートルで金メダルを獲得したキーリー・ホジキンソンと、オリンピックで3度のメダルを獲得し、2019年には200メートルの世界チャンピオンとなったディナ・アッシャー＝スミスが、大英帝国勲章メンバー（MBE）として表彰されました。
シクロクロス世界チャンピオンに輝き、ロードバイクの主要レースでも優勝したマウンテンバイクのオリンピック2連覇選手トム・ピドコックは、大英帝国勲章（OBE）を授与。
最年少の受賞者は、小児がんの子どもたちへの募金活動で大英帝国勲章（BEM）を授与されたミケイラ・ビームズと、パラリンピックで2度の金メダルを獲得した水泳のウィリアム・エラードで、MBEを授与されました。どちらも18歳。
最高齢は103歳のコリン・ベルで、第二次世界大戦のパイロットでした。
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