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スー・チーのSEX&禅

「見どころ」にPR表現を含みます。

1996年公開の香港映画「スー・チーのSEX&禅」は中国の古典や小説からまとめ上げたエロティック・コメディ。スー・チーとロレッタ・リーが主演し、官能とファンタジーが融合した物語が展開。監督はチン・マンケイ。別題に『ロレッタ・リー×スー・チーin SEX&禅』。

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基本情報

  • 邦題:スー・チーのSEX&禅
  • 原題:玉蒲團II之玉女心經
  • 英題:Sex and Zen II
  • 公開年:1996年
  • 製作地:香港
  • 上映時間:89分

あらすじ

元朝末期、裕福なサイ・ムーンキンは性への探求心が強く、多くの女性を満足させることに情熱を注いでいます。息子の結婚を機に、彼は新婦である美しい女性、ミラージュ・ウーマンに惹かれます。しかし、彼女は両性具有の魔物で、超自然的な「吸精」の能力を持つ危険な存在です。サイは彼女を自分のものにしますが、その正体に気づかず、物語は官能的かつコミカルに展開します。

一方、サイの娘サイ・ティンは、父を殺したミラージュ・ウーマンへの復讐を誓い、彼女との対決に挑みます。この戦いは、性と魔術が交錯する壮絶なものとなり、ユンサンや他の登場人物も巻き込みながら、運命的な結末へと進んでいきます。物語は、欲望と復讐、そして超自然的な要素が絡み合い、香港映画らしい過激な描写とユーモアで観客を引き込みます。

女優の活躍

本作『スー・チーのSEX&禅』は、スー・チーとロレッタ・リーという当時の香港映画界を代表するセクシー女優の共演が最大の魅力です。

スー・チーは、本作で香港映画デビューを果たし、ミラージュ・ウーマン役を演じました。彼女の妖艶な魅力と大胆な演技は、観客に強烈な印象を与え、後のキャリアの礎となりました。スー・チーは、セクシーアイドルとしてのスタートながら、本作以降、アクションやドラマなど幅広いジャンルで活躍し、1996年の『夢翔る人/色情男女』で香港電影金像奨の最優秀新人賞と最優秀助演女優賞をダブル受賞するなど、演技力も高く評価されています。

ロレッタ・リーは、サイ・ティン役として、復讐に燃える美少女を演じ、官能的なシーンとアクションを両立させました。彼女は「ロリータ」シリーズで知られ、香港エロスの女王として既に名を馳せていましたが、本作ではスー・チーとの化学反応が特に注目されました。二人の競演は、映画のエロティックな要素を際立たせ、香港映画らしい過激さとユーモアを強調しています。

また、脇を固める女優陣も見逃せません。日本の元AV女優、村上麗奈も特別出演し、国際的なキャストの魅力が加わっています。彼女の出演は、日本市場を意識した戦略的なキャスティングとも言えるでしょう。

女優の衣装・化粧・髪型

『スー・チーのSEX&禅』の衣装は、元朝を舞台にした古典的な中国風のデザインと、エロティックな要素を融合させたものが特徴です。

スー・チー演じるミラージュ・ウーマンは、透け感のある薄いシルクの衣装や、身体のラインを強調するタイトなドレスをまとい、妖艶さを際立たせています。彼女の衣装は、赤や黒を基調としたものが多く、魔物としての神秘性を表現。化粧は、濃いアイラインと赤い口紅で、誘惑的な雰囲気を強調し、髪型はゆるくウェーブのかかったロングヘアで、女性らしさと妖しさを兼ね備えています。

ロレッタ・リーの衣装は、復讐者としての凛としたイメージを反映しつつも、官能的なシーンでは露出度の高い衣装が採用されています。彼女の化粧は、ナチュラルでありながらも、アクションシーンでは汗や動きに耐える強めのメイクが施され、髪型はシンプルなアップスタイルやポニーテールで、活動的な役柄を表現しています。

全体的に、衣装やメイクは物語の時代背景とエロティックなテーマを融合させ、視覚的なインパクトを重視したデザインが採用されています。特に、官能シーンでは、女性キャラクターの美しさを最大限に引き出す工夫が施されており、香港映画のサービス精神が感じられます。

解説

「スー・チーのSEX&禅」(原題:玉蒲團II之玉女心經)は中国の古典や小説からまとめ上げたエロティック・コメディ。1996年の香港映画で、1991年の「SEX&禅」の続編にあたります。監督はチン・マンケイ、製作はバリー・ウォン。本作は、エロティック・コメディにファンタジーとホラーの要素を織り交ぜ、香港映画特有の過激な描写とユーモアを融合させた作品です。

物語は、元朝末期を舞台に、性への探求心旺盛なサイ・ムーンキンと、彼を巡る女性たちの欲望と復讐を描きます。ミラージュ・ウーマンという超自然的な存在を登場させ、単なる官能映画を超えたファンタジー要素が加わっている点が特徴です。スー・チーのデビュー作として、彼女のセクシーアイドルとしての魅力が全開であり、ロレッタ・リーとの共演は、当時の香港映画ファンの間で大きな話題となりました。

本作は、香港映画の黄金期における「カテゴリーIII(18禁)」作品として、過激な性描写とコメディタッチのバランスが特徴です。公開当時、中国返還を控えた香港映画界が「今のうちに作れるものを」とばかりに大胆な作品を製作した背景があり、本作もその一環として企画されました。

批評面では、芸術性よりも娯楽性に重きを置いた作品として、賛否両論があります。Filmarksのレビューでは平均2.7点(82件)と、娯楽作品としての気軽さが評価される一方、ストーリーの深みや芸術性を求める層には物足りないとの声も。 しかし、スー・チーとロレッタ・リーの魅力的なビジュアルと、香港映画らしい過剰なサービス精神は、ファンにとって「幻のお宝映像」として今なお語り継がれています。

文化的背景として、本作は香港映画の「カテゴリーIII」ジャンルの一翼を担い、過激な内容で中国本土の観客にもアピールしました。特に、DVDやVHSの普及により、本作はアダルトビデオの代替として広く視聴されたとされています。 また、後の3D版『3D SEX & 禅』(2011年)との比較でも、1996年版はスー・チーの初々しさとロレッタ・リーの円熟味が際立つ作品として、独自の地位を築いています。

キャスト

  • スー・チー:ミラージュ・ウーマン(妖艶な魔物、新婦役)
  • ロレッタ・リー:サイ・ティン(復讐に燃える美少女)
  • チョイ・カムコン:サイ・ムーンキン(裕福な好色家)
  • 村上麗奈:特別出演(日本の元AV女優)
  • ケント・チェン:特別出演
  • キャリー・ン:特別出演

スタッフ

  • 監督:チン・マンケイ
  • 製作:バリー・ウォン
  • 脚本:リー・インキツ
  • 撮影:ピーター・ンゴー
  • 編集:プーン・フン

総評

「スー・チーのSEX&禅」は、香港映画の過激さとユーモアを体現した作品であり、スー・チーのデビュー作としての歴史的価値も高い一作です。エロティックな要素を前面に押し出しつつ、ファンタジーとコメディを融合させた独特の魅力は、香港映画の多様性を象徴しています。スー・チーとロレッタ・リーの競演は、視覚的にも物語的にも本作のハイライトであり、衣装やメイクの工夫がその魅力をさらに引き立てています。娯楽性を求める観客には最適な作品ですが、深いストーリーを期待する場合は軽い印象を受けるかもしれません。それでも、香港映画史における大胆な挑戦として、ファンには見逃せない一作です。

レビュー 作品の感想や女優への思い

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