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Swinging Sixties: Fashion in London and Beyond 1955-1970

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ここに紹介する『Swinging Sixties: Fashion in London and Beyond 1955-1970』は、1960年代のロンドンを中心としたファッションの変革を、V&A博物館の展覧会カタログとしてまとめた本。Time誌の1966年特集を起点に、デザイナー、建築、ショッピング、メディアの役割を再考します。豊富な写真と資料で、当時のポップカルチャーを描き出しています。

目次

  • Kaleidoscope:fashion in sixties London / Jenny Lister
  • Mary Quant
  • ‘Brave new London’:architecture for a swinging city / Bronwen Edwards
  • A new London
  • ‘I think they’re all mad’:shopping in swinging London / Sonia Ashmore
  • The boutique look
  • Myths of the swinging city:the media in the sixties / Pamela Church Gibson
  • Cover appeal
  • Out of London / David Gilbert
  • London on tour
  • ‘Goodbye baby and amen’:a postscript for the swinging sixties / Christopher Breward

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解説

この本『Swinging Sixties: Fashion in London and Beyond 1955-1970』は、Christopher Breward、David Gilbert、Jenny Listerが編集を務め、2006年にV&A Publicationsから発行されました。ページ数は128ページで、主にヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)の展覧会「Sixties Summer」に伴うカタログとして制作されています。本書は、1960年代のファッションシーン、特にロンドンを中心とした文化的変革を、歴史的・社会的な視点から再考する内容です。起点となるのは、1966年4月にTime誌が発表した有名な特集記事で、ロンドンをスタイルの新世界中心として紹介したものです。この記事から40年後というタイミングで、ファッションの革新がどのように世界に波及したかを検証しています。

本書の構造は、複数の寄稿者による章で構成されており、各章がファッションの異なる側面を扱っています。例えば、Jenny Listerの章「Kaleidoscope:fashion in sixties London」では、1960年代ロンドンのファッションの多様性を探求し、マリー・クワントのようなデザイナーの影響を詳述します。クワントのセクションでは、彼女の革新的なデザイン、特にミニスカートの普及が強調されます。Bronwen Edwardsの「‘Brave new London’:architecture for a swinging city」では、建築がスウィンギング・シクスティーズの雰囲気をどのように形成したかを議論します。新しいロンドンのイメージが、ファッションと結びついて生まれた点が興味深いです。

Sonia Ashmoreの「‘I think they’re all mad’:shopping in swinging London」では、ショッピング文化の変容を扱い、ビバやカーナビー・ストリートのブティックが若者文化の中心となった様子を描写します。「The boutique look」では、ブティックのスタイルがどのように大衆化されたかを解説します。Pamela Church Gibsonの「Myths of the swinging city:the media in the sixties」では、メディアの役割を分析し、映画や雑誌がスウィンギング・ロンドンの神話をどのように構築したかを考察します。「Cover appeal」では、雑誌のカバーやビジュアルの影響力が議論されます。

David Gilbertの「Out of London」では、ロンドン外へのファッションの拡散を扱い、「London on tour」では国際的な影響を追います。最後のChristopher Brewardの「‘Goodbye baby and amen’:a postscript for the swinging sixties」では、1960年代の終わりとその遺産をまとめています。本書は、V&Aのドレスコレクションから選ばれたキーアイテムの写真、現代の写真、ポスター、エフェメラを100点以上のカラーイラストで収録しており、視覚的に豊かです。これにより、読者は当時の社会的文脈を具体的に理解できます。

本書の強みは、学術的な深さと視覚資料の豊富さにあります。ファッションを単なる衣服ではなく、ポップカルチャーの中心要素として位置づけ、戦後の経済回復や若者文化の台頭と結びつけて説明します。一方で、展覧会カタログのため、テキストが専門的で一般読者にはやや難解な部分もあります。発行当時のレビューでは、1960年代ファッションのファンから高い評価を得ており、歴史的価値が高いとされています。

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関連情報

スウィンギング・シクスティーズは、1950年代後半から1970年代初頭にかけてのイギリス、特にロンドンを中心とした文化現象です。戦後の厳しさから脱却した楽観主義と若者中心のライフスタイルが特徴で、ファッション、音楽、芸術が融合しました。Time誌の1966年特集「Swinging London」が、この用語を世界的に広めました。本書はこの現象をファッションの観点から深掘りしています。

キー人物とその貢献

マリー・クワント:ファッションデザイナーで、ミニスカートの普及に大きく貢献しました。彼女のデザインは、女性の解放を象徴します。出演作品として、ドキュメンタリー中心ですが、映画出演は少なく、『Mary Quant』(2019、本人役)のような自伝的作品があります。

ツイッギー(レスリー・ホーンビー):1960年代の象徴的なモデル。細身の体型が流行を生みました。出演作品には、『ボーイフレンド』(1971、ツイギー役)、『ケン・ラッセルの億万長者』(1970、ツイギー役)があります。これらでモデル経験を活かした役を演じました。

ジーン・シュリンプトン:モデルで、デヴィッド・ベイリーとの関係が有名です。出演作品として、『プリヴィレッジ』(1967、モデル役)があります。

デヴィッド・ベイリー:写真家で、スウィンギング・ロンドンのイメージを撮影。出演作品には、『We’ll Take Manhattan』(2012、本人役)がありますが、主に撮影者です。

バーバラ・フランキッキ:Bibaの創設者。ブティック文化をリードしました。出演作品はドキュメンタリーが主です。

ビートルズ:音楽シーンを象徴。ファッションにも影響を与えました。出演作品には、『ハード・デイズ・ナイト』(1964、ビートルズ役)、『ヘルプ!』(1965、ビートルズ役)があります。

Christopher Breward:本書の編集者で、ファッション史の専門家。V&Aの研究者として、多くの書籍を執筆しています。

主要なイベントと文化現象

  • 1966年Time誌特集:ロンドンをスタイルの中心として世界に紹介。これがスウィンギング・シクスティーズの象徴となりました。
  • ミニスカートの登場:1965年頃、マリー・クワントにより普及。ファッションの革命を起こしました。
  • ブリティッシュ・インヴェイジョン:ビートルズなどのバンドがアメリカを征服。1964年の出演がきっかけです。
  • カーナビー・ストリートとキングス・ロード:ファッションの中心地。BibaやMary Quantの店が集まりました。
  • モッド文化:ファッション重視の若者グループ。スクーターやシャープなスタイルが特徴です。

関連書籍とメディア

  • 『Ready, Steady, Go!:The Smashing Rise and Giddy Fall of Swinging London』(Shawn Levy):ロンドンの興隆と衰退を描写。
  • 『Swinging London』(Mark Donnelly):1960年代の文化を概観。
  • 映画『欲望』(1966、デヴィッド・ヘミングス役:写真家):アントニオーニ監督の作品で、当時のロンドンを象徴。
  • 『オースティン・パワーズ』(1997、マイク・マイヤーズ役:オースティン・パワーズ):パロディですが、1960年代スタイルを風刺。

これらの情報は、スウィンギング・シクスティーズの理解を深めます。この時代は、現代ファッションの基盤を築きました。

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