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ホーンティング

「見どころ」にPR表現を含みます。

『ホーンティング』(1999年)はシャーリイ・ジャクソンのホラー小説『山荘奇談』のリメイク。幽霊屋敷ヒル・ハウスで、恐怖実験に参加した男女が超常現象に遭遇するアメリカのホラー映画。豪華なセットとCGが特徴だが、脚本の弱さで評価は低い。本作では、リリ・テイラーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズが主要な女性キャラクターを演じ、それぞれ異なる魅力で物語を牽引。

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基本情報

  • 邦題:ホーンティング
  • 原題:THE HAUNTING
  • 公開年:1999年
  • 製作国:米国
  • 上映時間:112分
  • ジャンル:ホラー
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あらすじ

エレノア・“ネル”・ヴァンス(リリ・テイラー)は、11年間母親の介護に縛られ、遺産のアパートすら姉夫婦に奪われそうになる孤独な女性。不眠症に悩む彼女は、新聞広告で見つけた不眠症治療の実験に参加するため、マサチューセッツ州のヒル・ハウスに赴く。この屋敷は130年前に建てられた豪壮な館だが、悲劇と不吉な噂により長年無人だった。

実験を主導するマロー教授(リーアム・ニーソン)は、実は不眠症治療を装い、恐怖に対する人間の反応を研究している。ネルは、同じく被験者のセオドラ・“セオ”(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)、ルーク(オーウェン・ウィルソン)と共に屋敷に滞在。使用人のダドリー夫人は「夜は誰も助けに来ない」と警告し、不気味な雰囲気が漂う。

滞在初夜、ネルとセオは謎の物音や寒気を感じ、子供の声を聞く。ネルは屋敷に惹かれる一方、ルークはマロー教授の隠し事に疑問を抱く。やがて、屋敷の過去の悲劇や怨霊が明らかに。ヒル・ハウスの元主ヒュー・クレインの亡魂が子供たちの霊を縛り、ネルは彼らを救うため壮絶な戦いに身を投じる。恐怖と戦いながら、ネルは自身の過去とも向き合うことになる。

エレノア(リリ・テイラー)は髪をとかすのを手伝ってもらう。
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女優の活躍

本作では、リリ・テイラーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズが主要な女性キャラクターを演じ、それぞれ異なる魅力で物語を牽引しています。

リリ・テイラー(エレノア・“ネル”・ヴァンス役)

テイラーは内気で傷つきやすいネルを繊細に演じ、感情の揺れを表現。特に、屋敷の霊と共鳴し、恐怖と戦いながら成長する姿は観客に強い印象を与えます。彼女の抑制された演技は、心理的ホラーの雰囲気を高め、物語の中心として作品を支えました。批評家からは、テイラーの演技が映画の数少ない高評価ポイントとされることもあります。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(セオドラ・“セオ”役)

キャサリン・ゼタ=ジョーンズは自信に満ちたセクシーなセオを魅力的に演じ、観客の目を引きます。彼女の堂々とした存在感は、ネルの内向的な性格と対比をなし、物語に活気を与えます。特に、ゴシックな屋敷内で彼女の華やかな振る舞いは、ホラーの中の軽やかなアクセントとして機能。ゼタ=ジョーンズはこの時期、キャリアの飛躍期にあり、本作での演技もそのスター性を示しています。

その他の女優

マリアン・セルデス(ダドリー夫人役)やヴァージニア・マドセン(ジェーン役)も脇役として登場。セルデスは短い出番ながら不気味な使用人役で雰囲気を醸し、マドセンはネルの姉役で冷淡な人物を印象的に演じています。

ダドリー夫人(マリアン・セルデス)はエレノア(リリ・テイラー)をヒル・ハウスに迎える。
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女優の衣装・化粧・髪型

本作の衣装、化粧、髪型は、キャラクターの個性とゴシックな屋敷の雰囲気を反映し、視覚的な魅力を高めています。

リリ・テイラー(ネル)

ネルの衣装は控えめで実用的なものが多い。地味な色合いのカーディガンやロングスカートは、彼女の内気で質素な性格を反映。化粧はほぼナチュラルで、疲れた表情や青白い肌が彼女の精神的脆弱さを強調。髪型はシンプルなロングヘアで、しばしば乱れ、恐怖や不安定な心理状態を表現しています。物語が進むにつれ、寝間着でのシーンが増え、薄手の白いガウンが幽霊のような雰囲気を醸し出します。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(セオ)

セオの衣装は大胆で派手。タイトなトップス、革のパンツ、鮮やかな色のドレスなど、彼女の自信とセクシーさを強調するデザインが目立つ。化粧は濃いアイラインとリップで、魅惑的な印象を強化。髪型は緩やかなウェーブのロングヘアで、ゴージャスな雰囲気を維持。屋敷の暗い背景に対し、彼女の華やかな外見は強いコントラストを生み、視覚的インパクトを与えます。

マリアン・セルデス(ダドリー夫人)

ダドリー夫人の衣装は、黒を基調とした古風なドレスで、屋敷の不気味な雰囲気と調和。化粧は控えめで、髪はタイトにまとめられ、厳格で謎めいた使用人を表現しています。

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解説

『ホーンティング』は、シャーリイ・ジャクソンの名作ホラー小説『山荘奇談』を基にした1963年の映画『たたり』のリメイクで、ヤン・デ・ボン監督が手掛けた1999年のホラー映画です。原作や前作が心理的恐怖に重点を置いたのに対し、本作はCGを多用した視覚的ホラーにシフト。8000万ドルの製作費を投じ、ハリウッド最大級の屋敷セットやイギリスのハーラックストンマナーでの撮影で、ゴシック建築の不気味な美しさを強調しました。

しかし、脚本の弱さや過剰なCG使用が批判され、第20回ゴールデンラズベリー賞に5部門ノミネートされるなど、評価は芳しくありませんでした。原作の精神性を薄め、スピルバーグが関与したポストプロダクションでの方向転換が、恐怖の即効性を優先したとされます。それでも、豪華なキャストと美術の作り込みは見どころで、リリ・テイラーの繊細な演技やキャサリン・ゼタ=ジョーンズの華やかさは作品の魅力の一部です。近年、Blu-rayリリースを機に再評価の声も上がっており、ゴーストホラーの意欲作として見直されています。

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キャスト

  • リーアム・ニーソン:マロー教授(恐怖研究の科学者、日本語吹替:青森伸)
  • リリ・テイラー:エレノア・“ネル”・ヴァンス(内気な主人公、日本語吹替:不明)
  • キャサリン・ゼタ=ジョーンズ:セオドラ・“セオ”(自信家な被験者、日本語吹替:不明)
  • オーウェン・ウィルソン:ルーク(陽気な被験者、日本語吹替:不明)
  • マリアン・セルデス:ダドリー夫人(屋敷の使用人、日本語吹替:不明)
  • ブルース・ダーン:ダドリー氏(屋敷の管理人、日本語吹替:不明)
  • ヴァージニア・マドセン:ジェーン・ヴァンス(ネルの姉、日本語吹替:不明)
  • トッド・フィールド:トッド(脇役、日本語吹替:不明)

スタッフ

  • 監督:ヤン・デ・ボン
  • 脚本:デイヴィッド・セルフ
  • 製作:スーザン・アーノルド、ドナ・アーコフ・ロス、コリン・ウィルソン
  • 製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ(ポストプロダクション関与)
  • 撮影:カール・ウォルター・リンデンロウブ
  • 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
  • 美術:ユージニオ・ザネッティ
  • 編集:マイケル・カーン
  • 視覚効果監修:フィル・ティペット
劇場映画
なむ

洋画好き(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで、妻と2匹の猫と一緒にサスペンスやスリラーを観ています。詳細は名前をクリックしてください。猫ブログ「碧眼のルル」も運営。

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