巨大ザメに追い詰められ絶体絶命の窮地に陥った女性のサバイバルを描いたスリラー。
『ロスト・バケーション』は2016年公開の米国のサバイバル・ホラー・スリラー映画。ジャウマ・コレット=セラ監督、アンソニー・ジャスウィンスキー脚本、ブレイク・ライヴリー主演。
映画では、女子医学生のナンシー・アダムスが岸から180メートルの地点で座礁し、知恵と決断力を駆使してホオジロザメの襲撃から生き延びます。2015年10月、オーストラリアのニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州でおもな撮影がはじまりました。
ロスト・バケーション
- 邦題:ロスト・バケーション
- 原題:The Shallows
- 公開年:2016年
- 製作国:米国
- 上映時間:86分
- ジャンル:アクション、ドラマ、ホラー
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
予告編はこちら。
見どころ
主演はあっさり美人のブレイク・ライブリー。たったひとり海に残された女性が、恐怖に駆られながらも、自分の知識を総動員して生き残ろうとするシーン展開はスリリングで緊張感たっぷり。
あらすじ
医学生のナンシーは、亡き母に教えられたサーファーにとって最高の楽園といえる秘密のビーチで休暇を満喫していました。突然、1匹の巨大なサメが彼女に襲い掛かります。脚を負傷しながら岩場に泳ぎ着いた彼女は、絶望的な状況に追い込まれたことを知ります。
ファム・ファタル
主役ナンシーを演じたブレイク・ライブリーのオレンジ色ビキニはファッションデザイナー、トリーバーチからの贈り物。また、Baby-G BG169R-8モデルのgshockを着用していますが、この型にタイドグラフは付いていません。
劇中でナンシーの愛称「カモメ」はスティーブン・シーガルで、もちろん俳優スティーブン・セガールのダジャレである。
ブレイクはインタビューで、実生活ではサメが怖く、『ジョーズ』(1975年)は観たことがないと明かしています。だからというわけではありませんが、ブレイクはプロとしてサーフィンができないため、サーフィン場面だけスタントダブルを用意しました。「私がやったのはパドルだけ」と彼女は振り返ります。
スタントダブルは、オーストラリアのプロサーファーで19歳のイザベラ・ニコルズ。イザベラはブレイクに正しいパドリングの仕方、ボードにワックスを塗る方法、本格的に見えるように足ロープとフィンの付け方を教授。
感想
これまでのサメ映画とは異なり、おバカな人もおバカな場面もなく、たぶん本当っぽいサメ対策が描かれていてとっても実践的。
サメに襲われた生存者が、岸から200フィート離れた岩の側で、サメがまだ海を旋回しているなか懸命に生きようとします。主役が医学部じゃなかったら?という疑念がありますが、主演女優のブレイク・ライブリーの演技に引き込まれて応援したくなります。
PG12指定ですが、彼女がその場しのぎの手術器具で傷を縫合する場面や、残忍な襲撃場面など、意外にグロテスクな場面が登場します。とくに太ももの傷口がリアルすぎて怖い(^^;)
この映画は少ないキャストを最大限に生かして、ブレイク・ライブリーがほとんど一人で映画を支え、少なくとも映画の3分の2は完全に孤立しています。とはいえ、希望の羅針盤もいます。それは岩場でともに過ごすカモメ、スティーブン・シーガルです。
解説
母を亡くした医学生のナンシーは、ガルベストンからメキシコへ渡り、若い頃に母が愛した隠れ家的ビーチにヒッチハイクで向かいます。
サーフィンのためにバックパックとサーフボードを持参した彼女は2人のサーファーに出会い、干潮と満潮のスケジュールについて警告してくれます。彼らは海を後にしますが、ナンシーはもう少し滞在することに。
水面に浮かぶクジラの死体を見て、彼女はその近くまで泳ぎ、ホホジロザメに驚かされます。脚を噛まれた彼女は、医学の知識を生かして岩の上で生き延びますが、満潮が近づき彼女は獰猛なサメに包囲されます。
キャスト
登場人物 | 出演者 |
---|---|
ナンシー | ブレイク・ライブリー |
カルロス | オスカー・ハエナダ |
サーファー | アンジェロ・ホスエ・ロサノ・コルソ |
サーファー | ジョセフ・サラス |
パパ | ブレット・カレン |
クロエ | セドナ・レッジ |
少年 | パブロ・カルバ |
酔った男 | ディエゴ・エスペヘル |
ママ | ジャネル・ベイリー |
若いナンシー | アバ・ディーン |
若いママ | チェルシー・ムーディ |
サリー’スティーブン’カモメ | サリー・カモメ |
スタッフ
担当 | 担当者 |
---|---|
衣装デザイン | カイム・バレット |
衣装待機 第2班 | ソフィー・ボラ |
衣装助手 | ペニー・マッキー |
衣装監督 | ヘレン・マグス |
衣装監督 LA班 | チェルシー・ステーベル |
衣装制作助手 | エリカ・カリー |
衣装 | メラニー・ギセイ |
衣装助手 | ゾア・ロペス |
衣装 LA班 | テラ・スチュアート |
メイクアップ効果 | ジェイソン・ベアード |
メイクアップ助手 | ルイーズ・コールストン |
特殊メイクアップ | ショーン・ジェンダーズ |
ヘアスタイル | ゲイル・ケイン |
ヘアメイク部門責任者 | タミ・レーン |
ヘア部門責任者 | ロッド・オルテガ |
追加ヘアメイク | ニコラ・リチャーズ |
ヘアパンチャー | ヴィッキー・サンズ |
歯科補綴 | ジェイ・チャールトン |
メイクアップ | コーラ・モンタルバン |
ブレイク・ライブリーのヘアスタイルを担当したロッド・オルテガは、ブレイクの髪をセットするために水槽に入らなければなりませんでした。30日間、二人は一緒に水槽の中で過ごし、水中からブレイクの髪を整えている間、まるで魚のようだったとブレイクは振り返ります。
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