ニューヨークで暮らす大人の男女の、飾らない「愛」の形を描いたラブロマンス。
トゥー・ラバーズ
- 邦題：トゥー・ラバーズ
- 原題：Two Lovers
- 公開年：2018年
- 製作国：米国
- 上映時間：110分
- ジャンル：ドラマ、ロマンス
予告編はこちら。
見どころ
演技派俳優、ホアキン・フェニックスとグウィネス・パルトローが、複雑な恋愛関係に悩む男女を熱演。ドストエフスキーの「白夜」をモチーフにした、深い心理描写も見もの。
あらすじ
婚約者に棄てられたショックで自殺未遂を繰り返す青年レナードは、家族からサンドラという女性を紹介されます。ふたりはデートを繰り返すうちに次第に距離を縮めていきますが、レナードは同じアパートに越して来た別の女性に、密かに心を惹かれており…。
ファム・ファタル
グウィネス・パルトローがヌードになります。ヌードを披露することよりも、パルトローは2児の母として乳房が崩れていないかを気にしていました。
感想
ホアキン・フェニックスの演技が抜群に素晴らしく、周囲の女優陣も相当にバックアップ。
感情の綱渡りをする女性を演じたグウィネス・パルトローに対し、感情の安定した大木を示すヴィネッサ・ショー。また、ホアキンの母親役のイザベラ・ロッセリーニも、たんなるフケ親ではなく、美しく強烈。以前よりも母親のイングリッド・バーグマンに似てきたような。
解説
米国ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区のシープスヘッド湾の小川にかかる歩道橋をクリーニングを持って歩いていたレナード（ホアキン・フェニックス）が、服を落として水に飛び込み自殺を図るところから映画がはじまります。
彼は気が変わり、通りすがりの人に助けられます。両親のアパートへ帰り、ずぶ濡れの彼を見た母親は、レナードが感情的な問題を抱えていて、以前にも自殺を図ったことがあることを明らかにします。
両親は、ビジネス・パートナー候補者とその家族を夕食に招待していることを告げます。彼らが到着すると、レナードは食事会が家族の娘サンドラ（ヴィネッサ・ショー）の意向だったと気づきます。サンドラと意気投合したレナードは、数年前に婚約していたものの、遺伝子カウンセリングの結果、婚約者との間に健康な子供ができなかったために破局したことを話します。
数日後、レナードはアパートのホールで新しい隣人ミシェル（グウィネス・パルトロー）に出会います。彼はすぐに惹かれて一緒に過ごし、彼女やその友人たちと街に出かけます。レナードは、ミシェルが法律事務所の既婚のパートナー、ロナルド（イライアス・コテアス）と付き合っていることを知ります。後日、レナードはロナルドとミシェルと街の高級レストランで夕食を共にし、動揺して帰宅。するとサンドラが家で彼を驚かせ、そこでセックスをします。翌日、彼はミシェルにもう会いたくないと告げ、サンドラとの関係を深めます。
しばらくして、レナードはサンドラの弟のバー・ミツバーの撮影を頼まれます。その後、ミシェルから「具合が悪い」と動揺した電話が入ります。彼はミシェルを病院に連れて行き、流産の治療を受けます。彼女は妊娠していることを知らなかったのです。そして彼女を家に連れて帰り話をしていると、ロナルドが突然やってきます。ロナルドは病院に行かなかったことをミシェルに謝り、2週間ロンドンへ旅行に行くことを告げる間、レナードはドアの後ろに隠れています。ロナルドはミシェルに逆切れされ追い返されます。そして彼女はレナードに、彼女が眠るまで手を添えて慰めてくれるよう頼みました。
2週間後、ミシェルはレナードに電話をかけ、屋上で会います。彼女はロナルドとの関係を断ち、サンフランシスコへ行くことを告げます。レナードは彼女を愛しているから行くなと言い、屋上で愛し合います。そして、翌日に彼女と一緒にサンフランシスコへ行くことに同意。レナードはオンラインでチケットを2枚買い、婚約指輪を購入し、旅行の準備をします。翌日の正午、サンドラの父親は、サンドラと結婚すると信じている彼に、もうすぐ合併する家業の提携をもちかけます。
両親の大晦日パーティーの最中、レナードは中庭に出てミシェルに会い、彼女はロナルドが妻と別れて彼女と結婚するからサンフランシスコへは行かないと告げます。取り乱したレナードは、自殺するためにビーチに向かいます。海に入った彼は、以前サンドラが買ってくれた手袋を落としてしまいます。彼はその手袋を拾い、パーティーに戻り、サンドラに指輪を渡します。
キャスト
| 登場人物 | 出演者 |
| レナード・クラディトール | ホアキン・フェニックス |
| レナードの元婚約者 | アン・ジョイス |
| 傍観者 | エリオット・ヴィラール |
| 傍観者2 | クレイグ・ウォーカー |
| 乳母車の女性 | カルメン・M・ハーリー |
| もう一人の傍観者 | ドナルド・ジョン・ヒューイット |
| 子供 | クリスチャン・アルブリゾ |
| ルース・クラディター | イザベラ・ロッセリーニ |
| ルーベン・クラディター | モニ・モショノフ |
| キャロル・コーエン | ジュリー・バド |
| マイケル・コーエン | ボブ・アリ |
| デビッド・コーエン | アイアン・J・ボップ |
| サンドラ・コーエン | ヴィネッサ・ショー |
| ミシェル・ラウシュ | グウィネス・パルトロー |
| ステファニー | サマンサ・アイヴァース |
| デイナ | ジェニーン・セラレス |
| アントニオ | ミゲル・リベラ |
| 用心棒 | クリントン・C. イングラム |
| メートル・ド | ダグ・ライト |
| ウェイター | デビッド・ロス |
| ロナルド・ブラット | イライアス・コテアス |
| DJジュース | シラン・ニコルソン |
| 受付係 | マリオン・マッコリー |
| 看護師 | サイダ・アリカ・エクロナ |
| 宝石商 | デヴィッド・ケイル |
| 年配の男性 | サイ・フェイダー |
| 大晦日パーティー参加者1 | ジョエル・ホルウィッツ |
| 大晦日パーティー参加者2 | ジョン・ベイカー |
| 大晦日パーティー参加者3 | キャサリン・ゲルハルト |
| 背景ブレイクダンサー | マッハ・スリー |
| 背景ブレイクダンサー | アレックス・フェリックス |
| 背景ブレイクダンサー | ジェロニモ・フリアス |
| 背景ブレイクダンサー | マリ・コーダ |
| 背景ブレイクダンサー | ペドロ・サンモリョ |
| 背景ブレイクダンサー | アンソニー・ラモス |
| 背景ブレイクダンサー | ディオスマー・レイノーソ |
| 背景ブレイクダンサー | エドウィゲ・サム |
| キスする男 | フランコ・ブラオン |
| ルースの親友 | レニー・フィッシュマン |
| ウェイトレス | ビアンカ・ジャンコリ |
| 馬車の運転手 | ニック・ギリー |
| レスキュー隊員 | アンドリュー・ギンズバーグ |
| クラブの常連客 | ブライアン・ホプソン |
| 高級オペラの客 | RJ・コナー |
| おじさん | エヴァン・ルイス |
| （クレジットなし） | ホセ・エドウィン・ソト |
| タクシー運転手 | ウジマン |
| ロナルドの運転手 | マーク・ヴィンセント |
スタッフ
| 担当 | 担当者 |
| 衣装デザイン | マイケル・クランシー |
| セット衣装主任 | バレット・ホン |
| 衣装コーディネート | ナオミ・ウォルフ・ラクター |
| 衣装デザイン助手 | ピラール・リモスナー |
| 現場衣装 | キャシディ・モッシャー |
| 衣装制作助手 | デビッド・ラッセル |
| 衣装制作助手 | ヒラリー・サーン |
| 衣装監督 | ローラ・スタインマン |
| テーラー | チャールズ・ヴァン・デ・クラット |
| 衣装制作助手 | イーライ・ワイス |
| 追加衣装 | アレシア・マッケロイ |
| メイクアップ部門責任者 | ルアン・クラップス |
| ヘアスタイル/メイクアップ グウィネス | ジョルジ・ダグラス |
| ヘアスタイル主任 | ジーン・ヘンリー |
| ヘアスタイル | ミカエル・アントニー |
| メイクアップ主任 | パトリシア・リーガン |
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