2010年に公開されたアメリカの映画「リセット」(原題:VANISHING ON 7TH STREET)は、突如として発生した大停電により人々が闇に消えていく世界を描いたポストアポカリプス・スリラー。デトロイトの街で生き残ったわずかな人々が、光だけを頼りに闇の脅威に立ち向かいます。上映時間91分、監督ブラッド・アンダーソンによる緊張感あふれる作品で、アクション要素を交えつつ人間ドラマも展開します。
基本情報
- 邦題:リセット
- 原題:VANISHING ON 7TH STREET
- 公開年:2010年
- 製作国・地域:アメリカ
- 上映時間:91分
- ジャンル:アクション
女優の活躍
タンディ・ニュートンは、本作でローズマリー役を演じています。病院で働く理学療法士として、赤ちゃんのマニーを必死に探す母親の姿を熱演しました。恐怖と絶望の中で感情を豊かに表現し、物語に深みを加えています。他のサバイバーたちとのやり取りでは、強い意志と脆さを同時に見せ、観客の共感を呼びます。彼女の存在感が、映画の緊張感を高める重要な役割を果たしています。
女優の衣装・化粧・髪型
タンディ・ニュートンの衣装は、病院のスクラブ姿から始まり、実用的で動きやすい日常着に変わります。暗闇の中で光源を身につけた姿が印象的で、生存のための現実的な装いです。化粧はナチュラルで、恐怖に歪む表情が際立つよう控えめです。髪型はシンプルにまとめられ、動きやすく実用性を重視したスタイルとなっています。これにより、慌ただしい状況下での母親としての切実さが視覚的に伝わります。
あらすじ
デトロイトで突然の大停電が発生し、人々が衣服を残して忽然と消えてしまいます。テレビレポーターのルーク、映写技師のポール、理学療法士のローズマリー、少年ジェームズが、わずかな光を頼りにバーに集まります。日が短くなり闇が迫る中、彼らは光源を守りながら生き延びようとしますが、闇は囁きや幻で人を誘惑します。ローズマリーは赤ちゃんを探し続け、グループはシカゴへの脱出を試みますが、次々と犠牲者が出ます。最終的に子供たちだけが希望を残して旅立つという、衝撃的な展開です。
詳細な展開
物語は映画館の映写室から始まります。ポールがライトを付けていたため難を逃れ、病院のローズマリーも同様です。ルークはキャンドルの灯りで朝を迎え、街の異変に気づきます。三日後、ジェームズの待つバーで出会った四人は、発電機の電力が尽きる中、互いに支え合います。闇の正体は謎のまま、過去のロアノーク植民地の消失事件が暗示されます。
解説
本作は「闇への恐怖」という普遍的なテーマを、光と影の対比で描いています。単なるホラーではなく、人間関係の脆さや生存本能、存在の意味を問いかける内容です。ブラッド・アンダーソン監督の演出により、閉塞感のある空間が効果的に活用され、観客を緊張の渦に巻き込みます。批評家からは賛否両論ですが、雰囲気作りの巧みさと俳優陣の演技が評価されています。現代社会の停電や災害を連想させ、考えさせられる作品です。
テーマの深掘り
光が失われると存在が消えるという設定は、象徴的です。人々が「存在する」と意識し続けることで生き残る点が興味深く、心理的な恐怖を強調しています。子供たちが未来を象徴する結末も印象的です。
キャスト
- ヘイデン・クリステンセン:ルーク・ライダー(テレビレポーター)
- タンディ・ニュートン:ローズマリー(理学療法士)
- ジョン・レグイザモ:ポール(映写技師)
- ジェイコブ・ラティモア:ジェームズ(少年)
- テイラー・グルーサイス:ブリアナ
- その他:ジョーダン・トロヴィリオンなど
スタッフ
- 監督:ブラッド・アンダーソン
- 脚本:アンソニー・ジャスウィンスキー
- 製作:ノートン・ヘリック、トーヴ・クリステンセン、セリーヌ・ラトレイ など
- 撮影:ウタ・ブリースヴィッツ
- 音楽:ルーカス・ヴィダル
- 編集:ジェフリー・ウルフ
この映画は、闇の中で光を求める人間の姿を通じて、希望と絶望の狭間を描き出しています。緊張感あふれる91分を、ぜひご堪能ください。




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