『X-MEN: アポカリプス』(2016年5月27日公開)は、古代のミュータント・アポカリプスが復活し、世界を支配しようとする中、X-MENが団結して戦うSFアクション映画。壮大な戦いと人間ドラマが魅力。
基本情報
- 邦題:X-MEN:アポカリプス
- 原題:X-MEN: Apocalypse
- 公開年:2016年
- 製作国:米国
- 上映時間:144分
- ジャンル:アクション、SF
- 配給:20世紀フォックス映画
あらすじ
1983年、古代エジプトで最初のミュータントとされるアポカリプス(オスカー・アイザック)が長い眠りから覚める。彼は強力な力を持ち、文明を破壊して新たな秩序を築こうとする。アポカリプスは、強力なミュータントたち―マグニートー(マイケル・ファスベンダー)、サイロック(オリヴィア・マン)、ストーム(アレクサンドラ・シップ)、エンジェル(ベン・ハーディ)を「四人の騎士」として従え、世界征服を企てる。一方、プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)は、ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)、クイックシルバー(エヴァン・ピーターズ)、ジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)ら若きX-MENを率いて、アポカリプスの脅威に立ち向かう。彼らは団結し、人類とミュータントの未来を守るため壮絶な戦いに挑む。
女優の活躍
本作では、ジェニファー・ローレンス、ソフィー・ターナー、オリヴィア・マン、アレクサンドラ・シップといった女優たちが重要な役割を果たしています。
ジェニファー・ローレンス(ミスティーク/レイヴン)
ローレンスは、ミュータントの指導者としてのミスティークを熱演。彼女の感情的な葛藤やリーダーシップが物語の中心となり、アクションシーンでも存在感を発揮。特に、若きX-MENを導く場面では、力強い演技で観客を引き込みます。
ソフィー・ターナー(ジーン・グレイ)
『ゲーム・オブ・スローンズ』で知られるターナーが、若きジーン・グレイを演じ、初々しさと潜在的な力を表現。終盤のフェニックス・フォースの覚醒シーンでは、圧倒的な演技で物語に深みを加えています。
オリヴィア・マン(サイロック)
サイロック役のマンは、戦闘シーンでのキレのある動きとクールな魅力で印象を残します。アポカリプスの「四人の騎士」の一員として、アクションに重点を置いた活躍が光ります。
アレクサンドラ・シップ(ストーム)
若きストームを演じたシップは、ストリートで生きる孤児からアポカリプスの配下になる複雑な役どころを見事に演じ、キャラクターの成長を丁寧に描き出しています。
女優の衣装・化粧・髪型
本作の女優たちの衣装、化粧、髪型は、1980年代の雰囲気と各キャラクターの個性を反映したデザインが特徴です。
ジェニファー・ローレンス(ミスティーク)
ミスティークの青い肌と赤い髪は、特殊メイクとCGで再現され、彼女のミュータントとしてのアイデンティティを強調。人間の姿では、カジュアルなジャケットとジーンズで1980年代のスタイルを表現。メイクはナチュラルで、力強い目元が特徴的です。
ソフィー・ターナー(ジーン・グレイ)
ジーンは、赤みがかった長い髪を下ろしたスタイルで、若々しさと内なる不安定さを表現。衣装はシンプルなセーターやスカートで、1980年代の学生らしい雰囲気。メイクは控えめで、ナチュラルな美しさが際立ちます。
オリヴィア・マン(サイロック)
サイロックの衣装は、紫を基調としたタイトなボディスーツで、戦士らしいセクシーさと実用性を両立。髪は黒のロングヘアで、シャープなメイクと相まってクールな印象を与えます。
アレクサンドラ・シップ(ストーム)
ストームの特徴的な白髪は、モヒカン風のショートカットで現代的にアレンジ。黒を基調とした衣装は、ストリートの雰囲気とアポカリプスの配下としての威厳を表現。メイクはシンプルながら、鋭い目元で強い意志を強調。
解説
『X-MEN: アポカリプス』は、X-MENシリーズの第6作目であり、ブライアン・シンガー監督が手掛けた「ファースト・ジェネレーション」三部作の最終章です。本作は、1980年代を舞台に、ミュータントの起源と進化、そして人類との共存というテーマを掘り下げます。アポカリプスという圧倒的な敵を通じて、X-MENの団結と成長が描かれ、特に若きミュータントたちの葛藤と覚醒が物語の中心となります。視覚効果はシリーズ屈指のスケールで、都市の破壊や超能力のバトルシーンは圧巻です。
一方で、キャラクターの内面的なドラマも重視され、特にマグニートーの悲劇的な過去やジーン・グレイの内なる力の目覚めが感動的です。1980年代のポップカルチャーや音楽も随所に取り入れられ、時代感を演出。シリーズのファンにはお馴染みのキャラクターが新たな形で登場し、過去作との繋がりも楽しめる作品です。
ただし、複数のキャラクターが登場するため、物語がやや散漫に感じられる部分もあるかもしれません。それでも、アクション、ドラマ、視覚効果のバランスが取れたエンターテインメント性の高い作品として、シリーズの魅力を存分に発揮しています。
キャスト
- ジェームズ・マカヴォイ: プロフェッサーX / チャールズ・エグゼビア
- マイケル・ファスベンダー: マグニートー / エリック・レーンシャー
- ジェニファー・ローレンス: ミスティーク /レイヴン・ダークホルム
- オスカー・アイザック: アポカリプス / エン・サバ・ヌール
- ソフィー・ターナー: ジーン・グレイ
- エヴァン・ピーターズ: クイックシルバー / ピーター・マキシモフ
- オリヴィア・マン: サイロック
- アレクサンドラ・シップ: ストーム / オーロラ・モンロー
- ベン・ハーディ: エンジェル / ウォーレン・ワシントン三世
- ニコラス・ホルト: ビースト / ハンク・マッコイ
- タイ・シェリダン: サイクロップス / スコット・サマーズ
- コディ・スミット=マクフィー: ナイトクローラー / カート・ワグナー
スタッフ
- 監督: ブライアン・シンガー
- 脚本: サイモン・キンバーグ
- 製作: ブライアン・シンガー、ローレン・シュラー・ドナー、サイモン・キンバーグ、 Hutch Parker
- 音楽: ジョン・オットマン
- 撮影: ニュートン・トーマス・シーゲル
- 編集: ジョン・オットマン、マイケル・ルイス・ヒル
- 視覚効果監修: ジョン・ダイクストラ
- 製作会社: 20世紀フォックス、マーベル・エンターテインメント、バッド・ハット・ハリー・プロダクションズ
レビュー 作品の感想や女優への思い