チェルノブイリ悲劇の後で

1986年、チェルノブイリ。

レラはソ連のプリピャチで中学校の教師として働くことになりました。

バス・ターミナルで強盗に襲われますが、ハンサムな中尉イホルに助けられます。彼の努力にもかかわらず、レラはイホルを愛することができません。代わりに彼女は、仕事でチェルノブイリに来ていた原子力エンジニアのヴィータスと恋に落ちます。

しかし、原子力発電所が爆発すると、その余波で2人の人生は傷つくことになります。

予告編はこちら。

各エピソード解説

プリピャチに到着したレラは、バスを降りた直後にパスポートを盗まれます。軍隊での影響力をもつイホルは、彼女の持ち物を取り戻す手助けをします。イホルはレラを友人のスヴェータとアントンに紹介。

イホルはさまざまな機会にレラのハートを射止めようとするのですが、うまくいきません。偶然の出会いで、レラは原子力技師のビタスに一目惚れします。

レラの心を取り戻すために戻ってきたヴィタス。

チェルノブイリで原子力発電所が爆発し、周辺地域は大混乱に陥ります。ビタスは現場に駆けつけますが、友人のアントンの手遅れでした。

悲しみに暮れるスヴェータは、女の子を残してこの世を去ります。両親の助けを借りて、レラはダーシャという赤ん坊を引き取ります。思いがけず、イホルはヴィータとレラを引き離す完璧な計画を企てます。

チェルノブイリ原発事故から30年後、レラは普通の生活を送っていました。

そんなある日、彼女は生存者のためのテレソンに参加し、自分の話をするよう依頼されます。その前日、偶然にもイホルがレラを再び振り向かせようと彼女の前に出現。

ビタスはテレソンのこと、そして愛するレラが生きていることを知ります。しかし、イホルは再び2人の間に割って入ります。

ヴィタスJr.は危篤状態に陥り、イホルは嫉妬のあまり命を落とします。

ヴィタスJr.の唯一の希望は、父親からの臓器移植でした。30年にわたる幻想が立ちはだかるのですが、レラとヴィータスはついに物語を正します。