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チャン・チンチュー

チャン・チンチュー(張静初)は中国福建省出身の女優。中央戯劇学院を卒業後、2005年の映画『孔雀 我が家の風景』で銀熊賞を受賞し注目を集めました。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』など国際的な作品にも出演。

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プロフィール

  • 名前:チャン・チンチュー(張静初)
  • 生年月日:1980年2月2日(45歳)
  • 出身地::中国福建省永安
  • 職業:女優

各種表記

  • 繁体字:張靜初
  • 簡体字:张静初
  • 拼音:zhāng jìngchū
  • ラテン字:Zhang Jingchu
  • 発音転記:チャン・ジンチュー

各種表記(本名)

  • 繁体字:張靜
  • 簡体字:张静
  • 拼音:zhāng jìng
  • ラテン字:Zhang Jing
  • 発音転記:チャン・ジン

生い立ち・教育

チャン・チンチュー(本名:チャン・チン)は、1980年2月2日に中国福建省永安市で生まれました。一般的な中流家庭に育ち、幼少期は田舎の素朴な環境で過ごしました。13歳の時に芸術への興味から福建省芸術師範学校の美術クラスに入学し、絵画やデザインなど芸術の基礎を学びました。この時期に培った美的感覚は、後の演技における表現力に影響を与えたと言われています。卒業後、より広い世界で学びたいという強い意志を持ち、北京へ上京。名門の中央戯劇学院に進学し、導演(監督)コースを選択しました。この選択は、演技だけでなく演出や脚本の視点から映画制作を深く理解するためのもので、彼女の演技に対するアプローチに独自の深みを加えました。中央戯劇学院では厳格な訓練を受け、演技力だけでなく物語を構築するセンスも磨きました。2023年にはさらなる飛躍を目指し、アメリカ映画協会(American Film Institute)の美術修士課程に進学し、国際的な視野を広げています。

経歴

チャン・チンチューの俳優としてのキャリアは2000年に始まり、テレビドラマや小規模な映画に出演しながら経験を積みました。当初は無名の存在でしたが、2003年に顧長衛監督の『孔雀 我が家の風景』にカオ・ウェイホン役で出演し、転機を迎えます。この作品は2005年の第55回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員大賞)を受賞し、彼女の演技は国内外で高く評価されました。この映画では、1,000人以上の候補者の中から選ばれ、内向的で複雑な家庭環境に生きる女性を繊細に演じ、一躍注目を浴びました。

2005年には、ツイ・ハーク監督の武侠映画『セブンソード』に出演し、ヴェネチア国際映画祭のオープニング作品として上映されるなど、国際的な舞台での活躍が続きました。2006年にはフィンランドと中国の合作映画『Jade Warrior』で主演を務め、強い女性像を演じました。同年、盧川監督のロマンティック・ドラマ『The Road』では、人生の異なる段階を生きる女性を演じ、その演技力で第30回カイロ国際映画祭の最優秀女優賞を受賞しました。

2007年には、香港映画『プロテージ/偽りの絆』で薬物依存に苦しむ女性を演じ、観客と批評家から高い評価を受けました。同年、ハリウッド映画『ラッシュアワー3』にジャッキー・チェンらと共演し、国際的な知名度をさらに高めました。2008年には、ドイツ人監督フロリアン・ガレンベルガーによる『ジョン・ラーベ』で、南京大虐殺を背景に家族を守る女子大生を演じ、歴史的題材への挑戦も果たしました。

2010年代に入ると、チャン・チンチューはさらに多様な役柄に挑戦しました。2012年のロマンティック・コメディ『Laucana』や2013年のアクション映画『Switch』では、アンディ・ラウと共演。2015年にはハリウッドの大作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』で重要な役を演じ、グローバルな活躍を見せました。また、中国のベストセラー小説を原作とした『三体』の映画化にも参加するなど、SFやアクションなど幅広いジャンルで活躍しています。2013年には中国とイスラエルの初の合作映画『The Old Cinderella』の撮影でエルサレムを訪れ、国際的なプロジェクトにも積極的に関わっています。

一時期、商業的な役柄の多さに失望し、半年間芸能活動を休止して上海国際映画祭の審査員を務めるなど、自身のキャリアを見つめ直す時間を持ちました。この経験を経て、彼女はより芸術性の高い作品や意義深いプロジェクトに注力するようになりました。現在も中国映画界の第一線で活躍しつつ、国際的な舞台での存在感をさらに強めています。

私生活

チャン・チンチューの私生活については、彼女自身がメディアに対してあまり多くを語らないため、詳細は限られています。公の場ではプロフェッショナルな姿勢を貫き、プライベートな話題を避ける傾向があります。福建省出身の素朴な背景を持ち、家族との絆を大切にしていることがインタビューで垣間見られます。英語を学び、国際的なキャリアを追求するために北京の新東方学院で英語を学んだ経験や、アメリカ映画協会への進学など、学び続ける姿勢が彼女の私生活の一端を表しています。趣味や個人的な関心事については、映画や芸術に関連する活動以外ではほとんど公表されておらず、謎めいた魅力を持つ女優として知られています。

出演作品

以下は、チャン・チンチューの代表的な出演作品の一部です(製作年、日本語題、原題、役名)。

  • 2000年:你的生命如此多情 – 顔玉 役
  • 2005年:孔雀 我が家の風景(孔雀) – カオ・ウェイホン 役
  • 2005年:セブンソード(七剣) – リュウ・ユーファン 役
  • 2006年:Jade Warrior(玉戦士) – 主演
  • 2006年:The Road(芳香之旅) – 主演
  • 2007年:プロテージ/偽りの絆(門徒) – ジェーン 役
  • 2007年:ラッシュアワー3(Rush Hour 3) – スー・ヤン 役
  • 2008年:ジョン・ラーベ(John Rabe) – ラン・シュー 役
  • 2009年:レッド・リバー(紅河) – アータオ 役
  • 2010年:アフターショック(唐山大地震) – ファン・デン 役
  • 2012年:Laucana(落跑吧愛情) – 主演
  • 2013年:Switch(天機・富春山居図) – 主演
  • 2013年:The Old Cinderella(脱軌時代) – 主演
  • 2015年:ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(Mission: Impossible – Rogue Nation) – ローレン 役
  • 2016年:スカイ・オン・ファイア 〜奪われたiPS細胞〜(沖天火) – コウユ 役
  • 2017年:グレート・アドベンチャー(俠盜聯盟) – アンバー 役
  • 2018年:プロジェクト・グーテンベルク 贋札王(無双) – ユン・マン 役
  • 2019年:オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁(冰峰暴) – シャオタイズ 役

まとめ

チャン・チンチュー(張静初)は福建省の一般家庭から国際的な女優へと成長した、才能あふれる人物です。中央戯劇学院での学びを基盤に、『孔雀 我が家の風景』でのブレイク以降、国内外の多様な作品で活躍。ハリウッドや国際合作映画にも挑戦し、演技の幅を広げています。私生活では控えめながら、学び続ける姿勢が彼女のキャリアを支えています。

レビュー 作品の感想や女優への思い

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