リアン・ライムス（LeAnn Rimes）は1982年8月28日生まれの米国のカントリー歌手、女優、ソングライター。13歳でデビューし、グラミー賞最優秀新人賞を受賞。映画『コヨーテ・アグリー』やTV番組『ジーザス』の出演で知られる。
プロフィール
- 名前：リアン・ライムス（LeAnn Rimes）
- 出生名：Margaret LeAnn Rimes
- 別名：LeAnn Rimes Cibrian
- 生年月日：1982年8月28日（42歳）
- 出身地：米国ミシシッピ州ジャクソン
- ジャンル：カントリー、ポップ
- 職業：歌手、ソングライター、女優、作家
- 活動期間：1991年〜
- レーベル：Curb Records、RCAレコード
- 公式サイト：leannrimesworld.com
- SNSサイト：Youtube・Instagram・Facebook・X
生い立ち・教育
リアン・ライムスは、1982年8月28日に米国ミシシッピ州ジャクソンで生まれました。両親はウィルバー・ライムスとベリンダ・バトラー・ライムスで、彼女は一人っ子として育ちました。幼少期にテキサス州ガーランドに移り、そこで音楽に親しみながら成長しました。母がよく聴いていたバーブラ・ストライサンドやジュディ・ガーランドの音楽に影響を受け、2歳でタップダンスを始め、5歳の時には歌手になることを決意しました。4歳で地元のタレントコンテストで優勝し、早くもその才能を開花させました。7歳の時にミュージカル「クリスマス・キャロル」でステージデビューを果たし、8歳から人気テレビ番組のレギュラーとして5年間出演するなど、幼い頃から芸能活動を積極的に行いました。
教育に関しては、リアンは公立学校に通いながら、ホームスクーリングも併用して学びました。音楽活動が忙しくなるにつれ、従来の学校教育よりも実践的な音楽経験を重視。11歳でインディーズレーベルから初アルバム『All That』をリリースし、この時期から音楽キャリアに専念するようになりました。彼女の教育は、ステージ上での経験や両親の指導を通じて形作られ、正式な高等教育よりも実地での学びが中心でした。
経歴
リアン・ライムスの音楽キャリアは、13歳の1996年にカントリーレーベル「Curb Records」からデビューシングル「Blue」をリリースしたことから本格的に始まりました。この曲はビル・マックの同名曲のカバーで、全米で大きな反響を呼び、ビルボードカントリーチャートで上位にランクイン。デビューアルバム『Blue』は全米3位を記録し、500万枚以上を売り上げる大成功を収めました。1997年、14歳でグラミー賞の最優秀新人賞と最優秀カントリー女性ボーカル賞を受賞し、史上最年少での受賞という快挙を達成しました。
1997年のシングル「How Do I Live」は、ダイアン・ウォーレン作の楽曲で、ビルボードHot 100チャートで69週連続ランクインという記録を樹立。1998年にはセカンドアルバム『You Light Up My Life: Inspirational Songs』がポップ、カントリー、コンテンポラリークリスチャンの3つのビルボードチャートで同時にデビューし、カントリーアーティストとして初の快挙を成し遂げました。2000年には映画『コヨーテ・アグリー』のサウンドトラックに「Can’t Fight the Moonlight」など4曲を提供し、映画にもカメオ出演。この曲は世界中でヒットし、彼女のポップミュージックへの進出を象徴する作品となりました。
その後もアルバム『I Need You』（2001年）、『Twisted Angel』（2002年）、『This Woman』（2005年）など、カントリーの枠を超えたポップやR&Bの要素を取り入れた作品をリリース。2002年にはソルトレークシティオリンピックの開会式でテーマソングを歌い、国際的な注目を集めました。作家としても活動し、4冊の本を出版するなど多才な一面を見せています。近年では、自身の作詞作曲やプロデュースにも関与し、音楽的表現をさらに広げています。2022年時点での純資産は約1,000万ドルと推定されています。
私生活
リアン・ライムスの私生活は、メディアの注目を集めることが多く、波乱に満ちた一面もありました。2001年12月、ダンサーで俳優のディーン・シェレメットと婚約し、2002年2月23日に結婚。テネシー州ナッシュビルで生活を始めましたが、2009年9月に離婚を発表し、2010年6月に正式に離婚が成立しました。離婚の背景には、俳優エディ・シブリアンとの不倫報道が取り沙汰され、大きな話題となりました。2010年12月27日にエディ・シブリアンと婚約し、2011年4月22日にカリフォルニアの自宅で結婚。現在は「リアン・ライムス・シブリアン」としてSNSアカウント名を変更しています。
彼女には実子はいませんが、エディの前妻との間の2人の息子、ジェイク・オースティン・シブリアンとメイソン・エドワード・シブリアンの継母として家庭を築いています。2000年には、父親ウィルバーとそのマネージャーが彼女の収益から700万ドル以上を不正に取得したとして訴訟を起こすなど、家族との関係でも波乱がありました。しかし、後に父親との関係は修復され、現在は良好な関係を維持していると語っています。
リアンは自身の人生について、「私は決して一夜にして成功したわけではない。6歳からこの道を歩んできた」と語り、幼少期からの努力と情熱を強調しています。また、南部出身の女性として礼儀正しさやマナーを大切にしつつ、「決して偽善者ではない」と自身の人間性をアピールしています。
出演作品
- 映画『コヨーテ・アグリー』（2000年）：カメオ出演およびサウンドトラックに「Can’t Fight the Moonlight」「Please Remember」「The Right Kind of Wrong」「But I Do Love You」の4曲を提供。主人公の歌唱シーンの吹き替えも担当。
- TV映画『Holiday in Your Heart』（1997年）：主演。自身が共著した本に基づく作品。
- TV番組『ジーザス』（2000年）：主題歌「I Need You」を提供。
- ミュージカル『アイーダ』（1999年）：エルトン・ジョンとのデュエット「Written in the Stars」をサウンドトラックに収録。
ディスコグラフィ（主なアルバム）
- 『Blue』（1996年）
- 『You Light Up My Life: Inspirational Songs』（1997年）
- 『Sittin’ on Top of the World』（1998年）
- 『LeAnn Rimes』（1999年）
- 『I Need You』（2001年）
- 『Twisted Angel』（2002年）
- 『This Woman』（2005年）
- 『Family』（2007年）
- 『Remnants』（2016年）
まとめ
リアン・ライムスは、カントリー音楽の枠を超え、ポップやR&Bにも挑戦し続けるアーティストとして、音楽と演技の両方で影響を与えています。特にテイラー・スウィフトが彼女のアルバム『Blue』やライブに影響を受けたことを公言するなど、若手アーティストにも大きなインスピレーションを与えています。
レビュー 作品の感想や女優への思い