カトリオナ・グレイ(Catriona Gray)は、1994年1月6日オーストラリア・ケアンズ生まれのフィリピンモデル、歌手、メディアパーソナリティ。2018年ミス・ユニバース優勝。身長178cm。ミス・ワールド・フィリピン2016、ミス・ユニバース・フィリピン2018受賞。活動期間1999-2001、2006-現在。Cornerstone Entertainment所属。
プロフィール
- 名前:カトリオナ・グレイ(Catriona Gray)
- 出生名:カトリオナ・エリザ・マグナヨン・グレイ(Catriona Elisa Magnayon Gray)
- 生年月日:1994年1月6日(31歳)
- 出生地:オーストラリア・クイーンズランド州ケアンズ
- 学歴:バークリー音楽大学
- 職業:モデル、歌手、メディアパーソナリティ
- 身長:178 cm
- SNS:Youtube
モデル活動
所属事務所
コーナーストーン・エンターテインメント
活動期間
1999年–2001年、2006年–現在
美人コンテスト優勝歴
タイトル
- ミス・ワールド・フィリピン 2016
- ミス・ユニバース・フィリピン 2018
- ミス・ユニバース 2018
主なコンテスト
- ミス・ワールド・フィリピン 2016(優勝)
- ミス・ワールド 2016(トップ5)
- ビニビニング・フィリピナス 2018(優勝 – ミス・ユニバース・フィリピン)
- ミス・ユニバース 2018(優勝)
生い立ち・教育
カトリオナ・エリザ・マグナヨン・グレイ(Catriona Elisa Magnayon Gray)は、1994年1月6日、オーストラリアのケアンズで生まれました。父親はスコットランド系のオーストラリア人であるイアン・グレイ、母親はフィリピン人のノルミタ・ラガス・マグナヨンで、アルバイ州オアス出身です。彼女の名前は、父方の祖母であるキャサリン・グレイにちなんで付けられました。1999年、わずか5歳の時にシドニーで開催されたリトル・ミス・フィリピン・ページェントで優勝した経験があります。
ケアンズのトリニティ・アングリカン・スクールに通い、学級長を務め、学校の聖歌隊員としても活躍しました。また、学校のジャズバンドでリードシンガーを担当し、地元のミュージカル「ミス・サイゴン」に出演するなど、幼少期から芸術的な才能を発揮していました。高校卒業後、マニラに移住し、商業モデルとして働き始めました。
教育面では、ボストンのバークリー音楽大学で音楽理論の卒業証明書を取得しています。また、アウトドアレクリエーションの証明書と、Choi Kwang-Doという武術の黒帯も持っています。12歳の時に脊柱側弯症(scoliosis)と診断されましたが、バックブレイスの治療を受けられなかったため、2024年に国家脊柱側弯症月間を記念したビデオで自身の経験を共有し、早期発見の重要性を訴えました。このような背景が、彼女の強い精神力と多才さを形成した基盤となっています。
彼女の生い立ちは、オーストラリアとフィリピンの文化が融合したもので、多文化的な視点を持つきっかけとなりました。教育を通じて音楽や芸術に親しみ、後のキャリアに大きな影響を与えています。
経歴
カトリオナ・グレイの経歴は、モデル、歌手、メディアパーソナリティとして多岐にわたります。活動期間は1999年から2001年、そして2006年以降現在まで続いています。
ページェント界での活躍が特に目覚ましく、2016年にミス・ワールド・フィリピンで優勝し、同年のミス・ワールド国際大会でトップ5に入賞しました。2018年にはビニビニング・ピリピナスでミス・ユニバース・フィリピンに選ばれ、同年タイで開催されたミス・ユニバース2018で優勝を果たしました。これはフィリピン人として4人目のミス・ユニバース受賞者となりました。ミス・ユニバース優勝後、彼女は国際的な活躍を広げ、2020年にコロンビアのミス・ユニバース予選審査員、2022年にベトナムのミス・ユニバース予選審査員を務めました。ベトナム大会では紹介時の姓の綴りミスや「オーストラリア生まれ」の記述ミスが発生し、主催者が謝罪する出来事もありました。
メディア分野では、2020年にフィリピンのTV5でバラエティ番組「Sunday Noontime Live!」のプレゼンターを担当し、2022年から2023年にかけてミス・ユニバースのバックステージコーレポーターとして活躍しました。また、2023年のFIBAワールドカップのアンバサダーとして抽選会に出席するなど、スポーツイベントにも関わっています。2022年3月にはシンガポールのマダム・タッソー蝋人形館に自身の蝋像が設置され、フィリピン人として3人目(ピア・ワートツバッハ、マニー・パッキャオに次ぐ)の栄誉を受けました。
慈善活動も積極的で、2016年5月からYoung Focus Philippinesの親善大使を務め、Love Yourself PhilippinesやSmile Trainのアンバサダーとしても活動しています。COVID-19パンデミック中はPhilippine Red Crossのアンバサダーとして支援を呼びかけました。2020年2月には国家文化芸術委員会(NCCA)の芸術アンバサダーに任命され、2021年も再任されました。また、「Kultura 101」のホストを務め、2020年7月には貿易産業省の先住民工芸品アンバサダーに就任し、女性の権利、先住民文化の保存、One Town One Product(OTOP)プロジェクトを提唱しています。2020年10月には、フィリピン軍の将軍によるレッド・タギング(共産主義者レッテル貼り)発言に対し、弁護士を通じて女性団体支援を継続する声明を出しました。2024年9月には、Bulgarタブロイド紙の偽造写真に関するサイバー名誉毀損訴訟で勝利を収めました。2019年には50th Guillermo Mendoza Memorial Scholarship Foundation Box Office Entertainment Awardsでグローバル達成賞を受賞(マニー・パッキャオと共同)しています。彼女の経歴は、ページェントの成功を基盤に、メディア、慈善、国際活動へと広がり、多面的な影響力を発揮しています。
服飾・美容
カトリオナ・グレイは、服飾と美容の分野で国際的に注目を集めています。
特に2018年のミス・ユニバース大会での衣装とメイクアップが象徴的です。国家コスチュームとして、ジアルソン・デマビバスがデザインしたミンダナオ風の黄金のプリンセスガウンを着用し、マラウィ包囲戦の影響を受けたムスリム女性を称えました。ビキニ競技ではピンクのスリバンナバリを着用し、夕べのドレス競技ではマク・トゥマンがデザインしたトゥール生地にスワロフスキークリスタルが施された12色グラデーションのマヨンガウン(重さ10ポンド)を纏いました。このドレスは、母親の故郷アルバイのマヨン火山を象徴し、母親の夢通り赤いドレスで優勝を果たしました。プレリミナリーでの「lava walk」は、スローモーションのランウェイウォークで、タイラ・バンクスやアシュリー・グラハムから称賛を受けました。国家コスチュームは先史時代のフィリピン部族のビーズスーツとパロールランタンを取り入れ、シャーマニックダンスを伴いましたが、LEDライトが機能せず、脊柱側弯症の影響で歩行が困難だったと後で説明しています。
美容面では、ページェントメイクが労力のかかるフルグラムで、ファンデーション、コンシーラー、パウダー、ハイライト、ブラッシュ、コントゥアリングを駆使します。Vogue誌のBeauty Secretsビデオで、ミス・ユニバース戴冠時のメイクを再現し、詳細を共有しました。ファッションでは、地元織物を使った衣装を好み、Jearson Demavivasのデザインで先住民の生地をミス・ユニバースのワードローブに取り入れました。ページェントホストとしての衣装も記憶に残るもので、2023年のミス・ユニバース2023では5つの忘れがたいアウトフィットを披露しました。Instagramではファッションインスピレーションを発信し、14百万人のフォロワーを抱えています。デザイナーアイテムの好みをYouTubeで共有し、Preview誌で地元テキスタイルのブレークダウンを紹介しています。彼女のスタイルは、フィリピンの文化遺産を現代的に融合させたもので、美容とファッションのアイコンとして影響力を発揮しています。2024年のイベントでも、伝統とモダンを組み合わせたルックで注目を集めました。
私生活
カトリオナ・グレイの私生活は、クリスチャンとしての信仰と健康問題、恋愛関係が主なポイントです。彼女はクリスチャンで、2024年に再洗礼を受けました。健康面では、12歳で脊柱側弯症と診断されましたが、治療を受けられなかった経験を2024年のビデオで公開し、早期発見の重要性を訴えています。この経験が、彼女のレジリエンスを育んだと言えます。
恋愛では、2012年から2019年までフィリピン・ドイツ系俳優のクリント・ボンダッドと交際していましたが、破局しました。2020年5月にはフィリピン系アメリカ人俳優のサム・ミルビーと交際を公表し、2023年2月に婚約を発表しましたが、2025年2月に破局し、婚約を解除しました。ABS-CBNニュースのインタビューで、破局後の生活について語り、デート噂を否定しています。2024年8月にはロンドン旅行中に車上荒らしに遭い、パスポートや家族の持ち物を失う被害を受けました。
私生活ではアドベンチャー好きで、旅行やアウトドアを楽しむと自己紹介しています。Vogue Philippinesで女性らしさについて語り、女性としての喜びと期待を共有し、Mindsetのビデオで幼少期の心痛るストーリー、ボディシェイミング、性差別、拒絶を乗り越えた経験を明かしています。フィリピンとオーストラリアの文化が融合したバックグラウンドが、彼女のアイデンティティを形成しています。慈善活動を通じて私生活を公開し、女性の権利や健康意識を促進しています。2025年現在、独身でキャリアに集中している様子です。
出演作品
- 2009年:Supermodelme
- 2012年:@ANCAlerts – Guest
- 2016年:Mars – Guest
- 2016年:Tonight with Arnold Clavio – Guest
- 2017年:Miss World Philippines – Guest
- 2018年:Binibining Pilipinas – Participant/Host
- 2018年:Mars – Guest
- 2018年:The Bottomline with Boy Abunda – Guest
- 2018年:Miss Universe 2018 – Winner/Participant
- 2018-2020年:Tonight with Boy Abunda – Guest
- 2018-2020年:Magandang Buhay – Guest
- 2018-2020, 2021年-present:ASAP – Performer
- 2019年:Good Morning America – Guest
- 2019年:Live with Kelly and Ryan – Guest
- 2019年:Inside Edition – Guest
- 2019年:Celebrity Page – Guest
- 2019年:Good Day New York – Guest
- 2019年:Kapuso Mo Jessica Soho – Guest
- 2019年:AOL Build Series – Guest
- 2019年:NHL Celebrity Wrap – Guest
- 2019年:Miss Teen USA 2019 – Judge/Host
- 2019年:Miss USA 2019 – Judge/Host
- 2019年:Binibining Pilipinas 2019 – Host
- 2019年:Miss Universe Thailand 2019 – Judge
- 2019年:Miss South Africa 2019 – Judge
- 2019年:The Strip Live – Guest
- 2019年:BUILD by Yahoo! – Guest
- 2019年:Good Day New York – Guest
- 2019年:Miss Universe 2019 – Host/Judge
- 2020年:It’s Showtime – Guest Co-Host
- 2020年:Lingkod Aksyon – Guest
- 2020年:Headstart with Karen Davila – Guest
- 2020年:Miss Universe Colombia 2020 – Judge
- 2020年-2021:Sunday Noontime Live – Host/Performer
- 2021年:Binibining Pilipinas 2021 – Host
- 2021年:Supermodel Me: Revolution – Judge
- 2021年:Miss South Africa 2021 – Host
- 2021年:It’s Showtime – Judge (Magpasikat segment)
- 2022年:Top Class: Rise to P-Pop Stardom – Host
0 - 2022年:Miss Universe Vietnam 2022 – Judge
- 2022年:Binibining Pilipinas 2022 – Host
- 2022年:Sing Galing – Guest
1 - 2022年:It’s Showtime – Judge
1 - 2022年:Global Child – Host
1 - 2022年:Drag Den – Appearance
0 - 2023年:Miss Universe 2022 – Backstage Correspondent
1 - 2023年:Miss Universe 2023 – Backstage Correspondent
- 2024年:Miss Universe 2024 – Appearance
- 2025年:Global Child – Appearance
4 - 2025年:Jurassic World Rebirth – Promotional Video Appearance
6
音楽作品
- 2018年:We’re in this Together (Single)
- 2021年:R.Y.F (Single)
- 2021年:R.Y.F (Nu Disco) (Single)
- 2021年:Angel of Mine (Duet with Jay R)
- 2021年:Love Language (Single)
その他
- 2019年:Sway in the Morning (Radio) – Guest
- 2019年:Hollywood Life (Radio) – Guest
- 2019年:Latin American Music Awards – Award Presenter




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