オ・ヒョンギョン（오현경）は韓国の女優。1989年にミスコリア優勝し、ミスユニバース代表として活躍した後、女優デビューしました。1998年のスキャンダルで一時活動を中断しましたが、2007年に復帰し、多くのドラマで存在感を発揮しています。代表作に「王家の家族たち」「伝説の魔女～愛を届けるベーカリー」などがあります。
プロフィール
- 名前：オ・ヒョンギョン（오현경）
- 生年月日：1970年3月25日（55歳）
- 出生地：大韓民国ソウル
- 学歴：①檀国大学校 – 演劇・映画学科、②中央大学大学院 – 演劇・映画専攻
- 職業：女優
- 活動期間：1988年 – 現在
- 所属事務所：スタジオサンタクロースエンターテインメント（旧：華誼兄弟韓国）
- 配偶者：ホン・スンピョ（2002年結婚、2006年離婚）
- 子供：1人
表記
- ハングル：오현경
- 漢字：吳賢慶
旧姓
- ハングル：오상지
生い立ち・教育
オ・ヒョンギョン（오현경）は、1970年3月25日に韓国のソウルで生まれました。本名はオ・サンジといいます。幼少期に父親を亡くし、母親が一人で彼女と弟、妹の3人を育て上げました。母親は苦労を一切口にせず、家族を支え続けた強い女性だったそうです。オ・ヒョンギョン自身も、そんな母親の影響を受け、独立心が強い性格に育ちました。幼い頃から美貌が際立っていたようで、周囲から注目を集めていたといわれています。
教育面では、ソウルの高校を卒業後、中央大学に進学しました。専攻は演劇映画学科で、ここで演技の基礎を学びました。大学在学中から芸能界への興味が強く、ミスコリアへの出場を決意したそうです。大学時代は、演技の勉強だけでなく、美容やファッションにも関心を持ち、ミスコリアの準備に励みました。この時期の経験が、後の女優人生に大きな影響を与えています。中央大学は韓国で有名な芸術系大学で、多くの芸能人が卒業生に名を連ねています。オ・ヒョンギョンは、在学中にミスコリアに優勝し、芸能界デビューを果たしました。教育を通じて得た演技スキルは、彼女のキャリアの基盤となっています。
経歴
オ・ヒョンギョンは、1988年にドラマ「愛が花咲く木」で女優デビューしました。当時は本名のオ・サンジで活動していましたが、すぐに芸名をオ・ヒョンギョンに変更しました。1989年にはミスコリアに優勝し、韓国代表としてミスユニバース1990に出場しました。この優勝がきっかけで一躍スターダムにのし上がり、多くのテレビオファーを受けました。1990年代前半は、ドラマを中心に活躍し、「野望の歳月」（1990-1991）や「野望の花火」（1995-1996）、「はるか遠い国」（1996-1997）などの作品で人気を博しました。ミスコリア出身の美貌と演技力が評価され、順調なキャリアを築いていました。
しかし、1998年に元恋人によるプライベートビデオの流出スキャンダルが発生しました。この事件は韓国社会に大きな衝撃を与え、オ・ヒョンギョンは公の場から姿を消しました。スキャンダルは彼女のイメージを大きく損ない、約9年間の活動中断を余儀なくされました。この期間、彼女は海外で過ごしたり、静かに生活を送ったりしていました。2001年に韓国に帰国し、2002年には実業家のホン・スンピョと結婚しましたが、2004年に夫が収賄と横領で逮捕され、2006年に離婚しました。この頃、ゴルフファッションブランドを立ち上げ、ビジネスに転身しました。
2007年にドラマ「糟糠の妻クラブ」で女優復帰を果たしました。この作品での演技が好評で、再び注目を集めました。以降は、週末ドラマや日常ドラマを中心に活躍しています。2013年の「王家の家族たち」ではワン家長女役を演じ、視聴率を稼ぐヒット作となりました。2014-2015年の「伝説の魔女～愛を届けるベーカリー」ではポン・クムガ役でコミカルな演技を披露し、演技賞を受賞しました。2021年の「紳士とお嬢さん」では母親役を熱演し、幅広い年齢層から支持を得ました。最近では「When the Phone Rings」に出演し、現代的な役柄に挑戦しています。また、コンジュコミュニケーションアーツカレッジで非常勤教授を務めた経験もあり、教育分野でも貢献しています。経歴を通じて、逆境を乗り越える強さを示しています。
服飾・美容
オ・ヒョンギョンは、ミスコリア優勝者として美容とファッションの分野で知られています。1989年のミスコリアでは、美貌とスタイルが評価され、優勝しました。ミスユニバース代表として国際的に活躍した経験から、美容法やメイクアップに詳しく、常に洗練された外見を保っています。彼女の美容哲学は、自然な美しさを重視するもので、スキンケアを徹底し、定期的なエステやヨガを取り入れています。年齢を感じさせない肌の秘訣は、十分な睡眠とバランスの取れた食事にあるそうです。また、ヘアスタイルも多様で、ドラマごとに変化させることでファッションアイコンとして注目されています。
服飾面では、2004年にゴルフファッションブランドを立ち上げました。これは、結婚後のビジネスとして始め、ゴルフウェアを中心に展開しました。ブランドは、機能性とスタイリッシュさを兼ね備え、韓国国内で人気を集めました。彼女自身がモデルを務め、プロモーションに携わりました。ドラマ出演時も、衣装のセンスが抜群で、「伝説の魔女～愛を届けるベーカリー」ではエレガントなドレスを着こなし、視聴者を魅了しました。私生活では、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルを楽しんでいます。美容関連のイベントや広告にも出演し、化粧品ブランドのモデルを務めたことがあります。全体として、服飾と美容は彼女のキャリアの重要な一部を占めています。
私生活
オ・ヒョンギョンは、プライベートをあまり公にしないタイプですが、いくつかの出来事が知られています。2002年に実業家のホン・スンピョと結婚しました。結婚は非公開で行われましたが、メディアに報じられました。2003年に娘を出産し、幸せな家庭を築いていました。しかし、2004年に夫が収賄と公金横領の容疑で逮捕され、家族に大きな影響を与えました。この事件で夫の過去の結婚歴（2回の離婚と子供2人）が明らかになり、2006年に離婚を決断しました。離婚後、本名オ・サンジに戻って生活していましたが、女優復帰時に再びオ・ヒョンギョンを名乗っています。
1998年のスキャンダルは、私生活に深刻な打撃を与えました。元恋人によるビデオ流出で、検察に調査を依頼しましたが、社会的な批判を受け、精神的苦痛を味わいました。この経験から、彼女は強くなり、復帰後のインタビューで「過去を乗り越えて前進する」と語っています。娘とは良好な関係を保ち、シングルマザーとして育て上げました。娘は現在成人し、独立した生活を送っているそうです。私生活では、家族を大切にし、母親の影響で謙虚さを心がけています。趣味はゴルフや旅行で、リラックスした時間を過ごしています。全体として、私生活の試練が彼女の人間性を深めています。
出演作品
ドラマ
- 愛が花咲く木（1988、ヒロイン）
- 野望の歳月（1990-1991、パク・ヒョンスク）
- 野望の花火（1995-1996、主演）
- はるか遠い国（1996-1997、主演）
- 糟糠の妻クラブ（2008、ナ・ファシン）
- 明日に向かってハイキック（2009、特別出演）
- ミセス・タウン（2009、主演）
- グロリア（2010、特別出演）
- ミス・アジュンマ-美魔女に変身！-（2011、主演）
- 大君主（2012、特別出演）
- 王家の家族たち（2013、ワン・スバク）
- サメ～愛の黙示録～（2013、特別出演）
- 伝説の魔女～愛を届けるベーカリー（2014-2015、ポン・クムガ）
- 鳴かない鳥（2015、チョン・ミジャ）
- 九尾の狐とキケンな同居（2021、特別出演）
- 紳士とお嬢さん（2021、パク・テボムの母親）
- 君は私の春（2021、特別出演）
- アマンジャ 27歳の冒険（2020、主演）
- When the Phone Rings（2024、特別出演）
映画
- 二十歳（2015、ドンウの母）
- Unlocked（2023、特別出演）
レビュー 作品の感想や女優への思い