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団地妻 ニュータウン禁猟区

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『団地妻 ニュータウン禁猟区』は1984年の日本映画。西村昭五郎監督の作品で、団地の閉鎖的な空間がサスペンスを生み出します。夫の浮気を知り、孤独と怒りから復讐を決意するエロティック・サスペンスで、団地に引っ越してきた新婚夫婦の妻が、近所の主婦たちに誘われ、乱れた性生活に巻き込まれていきます。

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基本情報

  • 原題:団地妻 ニュータウン禁猟区
  • 公開年:1984年
  • 製作国・地域:日本
  • 上映時間:71分
  • 公式ページ:nikkatsu.com
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女優の活躍

本作『団地妻 ニュータウン禁猟区』の主人公、安田和子を演じる仁科まり子は、物語の中心として圧倒的な存在感を発揮します。最初は純粋で新生活に希望を抱く主婦として登場しますが、近所の主婦たちに影響され、次第に乱れた生活に染まっていく過程を繊細に表現しています。特に、強姦事件後の豹変ぶりが印象的で、被害者から女王のような支配者に変わる演技が評価されています。仁科まり子は、感情の揺らぎを体現し、ホラー要素を加味したサイコサスペンス的な側面を強調します。彼女の演技は、団地妻シリーズの伝統を引き継ぎつつ、1980年代の女性の自立を描く点で際立っています。

丘ナオミは石橋夫人として、3人組のリーダー格を演じています。彼女の活躍は、主婦たちの遊び仲間として和子を誘惑するシーンで光ります。平然と乱れた生活を楽しむ様子を自然に演じ、物語の悪影響を与える存在として機能します。

江崎和代は桜井夫人を、よしのまこと谷夫人はをそれぞれ演じ、3人組の多様な性格を表現しています。江崎和代は愛人との関係を強調したシーンで情熱的に活躍し、よしのまことは若い主婦として追い出されるまでの脆さを描きます。

浦野あすかはシロクロショーの女として、短い出演ながらインパクトを与えます。

これらの女優たちは、団地の閉塞感の中で性と人間関係の複雑さを体現し、作品のエロティックな魅力を高めています。

全体として、女優たちの活躍は脚本の西岡琢也による心理描写を活かし、監督の西村昭五郎が求めるサスペンスを支えています。仁科まり子の変貌は特に、視聴者にカタルシスを提供します。

彼女たちは、日常の主婦から逸脱した行動を通じて、女性の内面的な強さを示します。この活躍により、本作は単なるエロス映画を超えた深みを持っています。

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女優の衣装・化粧・髪型

仁科まり子演じる安田和子の衣装は、物語の進行に合わせて変化します。最初は新婚主婦らしいシンプルなワンピースやエプロンを着用し、フリル付きの可愛らしいデザインが目立ちます。これにより、純粋さと家庭的なイメージを強調します。化粧はナチュラルで、薄いファンデーションと軽いリップが施され、髪型は肩までのストレートヘアで清潔感を出しています。しかし、物語が進むと衣装はセクシーになり、タイトなスカートやブラウスに変わります。化粧は目元を強調したアイラインと赤いリップで妖艶さを増し、髪型は乱れを表すウェーブがかかります。強姦後のシーンでは、ドレスアップした姿で女王のような威厳を演出します。

丘ナオミの石橋夫人は、派手なブラウスとスカートを好み、日常の主婦服にアクセサリーを加えて遊び心を示します。化粧は濃いめで、チークマスカラが特徴的です。髪型はボリュームのあるパーマで、自信たっぷりの雰囲気を醸します。

江崎和代の桜井夫人は、シックなワンピースを着用し、化粧は上品なベースに赤い口紅を合わせます。髪型はアップスタイルで、愛人とのシーンで解ける演出が効果的です。よしのまことの谷夫人は、若さを活かしたカジュアルなシャツとパンツで、化粧は軽め、髪型はポニーテールです。これにより、3人組の多様性が視覚的に表現されます。

浦野あすかのシロクロショーの女は、露出度の高いドレスを着用し、化粧はグラマラスで、髪型はロングヘアを活かしたスタイルです。全体的に、女優たちの衣装は1980年代のファッションを反映し、化粧と髪型はキャラクターの心理を象徴します。これにより、視覚的な魅力が作品のエロティシズムを高めています。

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あらすじ

結婚5年目の安田正夫と和子は、夫の実家から脱出して団地アパートの5階に引っ越してきます。新生活に希望を抱く二人ですが、和子は同じ階段を使う石橋夫人、谷夫人、桜井夫人の3人組の主婦たちと親しくなります。数日後、3人に誘われて石橋の部屋に入った和子は、そこでシロクロショーを見せられます。「ウラビデオも飽きたし」と平然とする3人の乱れた生活に最初は嫌悪を抱きますが、団地生活の寂しさゆえに次第に親しくなっていきます。

さらに、スーパーの店員や愛人との関係を知り、和子は3人の影響を受け始めます。夫の正夫は仕事に没頭し、徹夜マージャンと偽って浮気をします。夫婦生活が崩壊し始める中、3人にけしかけられて和子は行きずりの男を誘い、タクシーに同乗します。男は途中で車を止め、運転手を降ろして車内で和子を強姦します。しかし、和子はその後豹変し、運転手の花田雄二を女王のように扱います。

これをきっかけに、和子は3人組や浮気夫への反撃を開始します。一番若い谷夫人を団地から追い出し、夫の正夫とも別れます。脅迫文や迷惑電話、鳩の数を病的に数えるなどのホラー的な要素が加わり、和子は自立した女性として成長します。やがて、新しい若い夫婦が団地に引っ越してきて、和子はにこやかに迎え入れます。この円環構造が、物語の締めくくりとなります。

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解説

本作は、団地妻シリーズの最終作として位置づけられます。1971年の『団地妻 昼下りの情事』では、浮気の末に自殺という悲劇的な結末でしたが、本作では主人公の和子が性を通じて自立を果たします。この変化は、13年間の女性像の進化を表しています。

監督の西村昭五郎は、団地の閉鎖的な空間を活かし、サスペンスやホラー要素を織り交ぜます。鳥の鳴き声や脅迫文、黒髪の女性を背後から捉えるカメラワークが、心理的な恐怖を増幅します。

脚本の西岡琢也は、主婦の抑圧と解放を描き、団地を生成装置として扱います。3人組の主婦たちは、和子を悪い遊びに誘う触媒となり、彼女の変貌を促します。

仁科まり子の演技は、このテーマを体現し、カタルシスを提供します。作品はエロティックですが、女性の強さを強調し、単なるポルノを超えた深みがあります。レビューでは、ホラー映画のような雰囲気や団地の構造を活かしたショットが評価されます。

さらに、1980年代の社会背景を反映し、ニュータウンの孤独をテーマにします。夫の仕事優先や近所付き合いの複雑さが、浮気と復讐の連鎖を生みます。この点で、本作は社会派ドラマとしても機能します。視覚的には、モニターやマージャンなどの小道具が時代を象徴します。全体として、女性の自立と性解放をポジティブに描き、シリーズの総決算となっています。

本作の魅力は、サイコサスペンス的な新ジャンルにあります。性的ホラー要素が加わり、団地の女たちを堪能できる点が特徴です。冒頭とラストの入れ替わりが、心地よいカタルシスを生みます。団地特有のリビングと襖の構造が、閉鎖感を強調します。これにより、視聴者は緊張と解放を体験します。女優たちの活躍が、こうしたテーマを支えています。

また、作品は団地生活の現実を風刺します。主婦の不可避的な抑圧から、性を宿命的に解放する過程を描きます。この視座が、西村昭五郎の監督術を象徴します。レビューで指摘される黒沢清っぽさは、空間の空気感に表れます。鳩の狂いややばそうな3人組が、ホラー的な魅力を加えます。本作は、1984年の日本映画として、女性のエンパワーメントを先取りしています。

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キャスト

  • 仁科まり子:安田 和子
  • 北見敏之:安田 正夫
  • 佐藤恒治:花田 雄二(タクシー運転手)
  • 丘ナオミ:石橋夫人
  • 江崎和代:桜井夫人
  • よしのまこと:谷夫人
  • 高橋隆三:シロクロショーの男
  • 浦野あすか:シロクロショーの女
  • 伊藤正彦:桜井夫人の愛人
  • 森みどり:中年のシスター
  • 桐山栄寿:和子を強姦する男
  • 永田雅:谷の夫
  • 瀬木一将:和子のベッドの男
  • 丸山保正:パブのウェイター
  • 今泉真一郎:引っ越して来た若夫婦(男)
  • 木村朝美:引っ越して来た若夫婦(女)

スタッフ

  • 監督:西村昭五郎
  • 脚本:西岡琢也
  • 企画:進藤貴美男
  • 製作:樋口弘美
  • 撮影:山崎善弘
  • 美術:渡辺平八郎
  • 録音:福島信雅
  • 照明:内田勝成
  • 編集:井上治
  • 選曲:小野寺修
  • 助監督:北村武司
  • スチール:井本俊康

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