1986年に公開された米国映画『Reform School Girls』は、女子更生施設を舞台にしたクライム、ドラマ、スリラー。新入りの少女ジェニーが、残虐な看守や囚人たちに立ち向かう物語を描出。ブラックコメディの要素が強く、女性刑務所映画の典型的なトロープをパロディ化しています。主要出演者はリンダ・キャロル、ウェンディ・O・ウィリアムズ、パット・アスト、シビル・ダニングなどです。上映時間は94分で、ヌードや暴力シーンが特徴的です。
基本情報
- 原題:Reform School Girls
- 公開年:1986年
- 製作国:アメリカ合衆国
- 上映時間:94分
- ジャンル:クライム、ドラマ、スリラー
女優の活躍
映画『Reform School Girls』では、多くの女優が個性的な役柄を演じ、物語を盛り上げています。特に、主演のリンダ・キャロルはジェニー役として、施設内の不正に抵抗する勇敢な少女を体現します。彼女の演技は経験不足を感じさせる部分もありますが、身体を張ったパフォーマンスが印象的です。ジェニーは新入りとして施設の残酷さに直面し、他の囚人たちと結束を強めていきます。
ウェンディ・O・ウィリアムズはチャーリー・チャンブリス役で、暴力的でカリスマ的なギャングリーダーを演じています。彼女はパンクロック歌手としてのバックグラウンドを活かし、荒々しいキャラクターを熱演します。映画のサウンドトラックにも貢献しており、彼女の歌声がアクションシーンを強調しています。チャーリーは施設内の権力構造を象徴し、他の囚人たちを率いる存在として活躍します。
パット・アストはエドナ・ドーソン役で、残虐な看守を演じています。彼女の演技はセクシャリティを前面に出し、観客に強烈な印象を与えます。エドナは囚人たちを虐待する悪役として、物語の緊張感を高めています。一方、シビル・ダニングはワードン・サッター役で、施設の最高責任者を演じます。カルト女優として知られる彼女ですが、この役では少し抑えめで、権威的な存在感を示しています。
シェリ・ストナーはリサ役で、繊細でトラウマを抱えた少女を演じています。彼女の活躍はジェニーとの友情を描く部分で光り、施設の暗部を象徴します。また、ダーシー・デモスやティファニー・ヘルムなどの脇役女優たちも、囚人グループのダイナミクスを支え、集団シーンでの活躍が目立ちます。これらの女優たちは、ヌードや喧嘩シーンで体を張り、映画のエクスプロイテーション要素を強調しています。
女優の衣装・化粧・髪型
映画『Reform School Girls』の女優たちは、1980年代のエクスプロイテーション映画らしい派手でセクシーな衣装を着用しています。囚人たちの夜間着はGストリングのパンティーやランジェリー、ハイヒールが中心で、ばかばかしいほど露出度が高いです。これにより、施設内のエロティックな雰囲気が強調されます。化粧は濃いめで、目元を強調したメイクが多く、髪型はボリュームのある80sスタイルが主流です。
ウェンディ・O・ウィリアムズの衣装は特に個性的で、彼女は自分の私服のみを着用することを主張しました。ブーツを脱がず、シャワーシーンでも履いたまま演じています。彼女の髪型はパンクロック風の乱れたスタイルで、化粧は荒々しく、キャラクターの野性味を表しています。リンダ・キャロルのジェニーはシンプルな囚人服が基本ですが、脱衣シーンでは自然なメイクとストレートヘアが若さを強調します。
パット・アストのエドナは制服姿が主で、厳格さを示すタイトな服装です。化粧は濃く、唇を赤く塗り、髪はアップスタイルで威圧感を出しています。シビル・ダニングのワードンはフォーマルなスーツで、化粧は洗練され、髪型はショートカット風です。全体的に、女優たちの衣装は映画のブラックコメディ要素を高め、視覚的に楽しませます。
他の囚人役の女優たち、例えばシェリ・ストナーやダーシー・デモスは、ランジェリー中心の衣装で登場します。化粧は汗や汚れを意識したリアルなもの、髪型は乱れ髪が多めです。これらの要素は、施設の過酷さを視覚化し、女優たちの活躍をよりインパクトのあるものにしています。
あらすじ
物語は、ジェニーが銀行強盗の失敗で女子更生施設「プライドモア」に送られるところから始まります。新入りのジェニーたちは、看守のエドナから強制的に服を脱がされ、シャワーと消毒を強いられます。施設はサディスティックなワードン・サッターが支配し、囚人たちは虐待を受けています。ジェニーはリサという繊細な少女と友人になり、施設の不正に気づきます。
ジェニーは脱走を試みますが失敗し、独房で罰を受けます。そこでは火災ホースで水をかけられる拷問に遭います。一方、施設内ではチャーリー・チャンブリスが率いるギャングが暗躍し、保護を名目に囚人たちを操っています。リサの飼い猫がエドナに殺され、リサは絶望から塔に登り、転落死します。この事件がきっかけで、囚人たちの不満が爆発します。
囚人たちは暴動を起こしますが、サッターの散弾銃で鎮圧されます。精神科医の会議で虐待が暴露されますが、無視されます。ジェニーは抗議中に脱走し、バスを運転してエドナのいる塔に突っ込み、エドナを倒します。最終的に施設は改革され、ジェニーは釈放されます。新たな管理体制の下で、彼女は施設を去ります。
このあらすじは、女性刑務所映画の典型的な要素、シャワーシーン、喧嘩、脱走を織り交ぜ、ブラックコメディとして展開します。ジェニーの成長と施設の腐敗がテーマです。
解説
映画『Reform School Girls』は、1950年代の女性刑務所映画をパロディ化した作品です。監督のトム・デシモーネは、ヌードや暴力のトロープを強調しつつ、ユーモアを加えています。物語はシリアスなドラマとキャンプ的なコメディの境界が曖昧で、それが魅力です。批評家からはエクスプロイテーション要素が強いと指摘されますが、娯楽性が高いです。
テーマは虐待と反乱で、施設内の権力構造を風刺しています。女優たちのヌードシーンは公平に扱われ、参加条件でした。これにより、映画のセクシャルな側面が強調されます。サウンドトラックはウェンディ・O・ウィリアムズの曲が中心で、80年代のパンク要素を加えています。レビューでは、ストーリーの薄さが欠点ですが、チーズな楽しさが評価されます。
カルチャー的に、この映画はWIP(Women In Prison)ジャンルの一例です。低予算ながら、派手な演出が特徴です。現代の視点では、年齢の不適切さやステレオタイプが問題視されますが、当時のエンターテイメントとして成立しています。全体として、トラッシュ映画のファンにオススメです。
監督のインタビューでは、撮影が楽しかったと語られています。女優たちのコミットメントが、映画のエネルギーを生み出しています。この解説から、映画のユーモラスな側面と社会批判のバランスがわかるでしょう。
キャスト
- ジェニー:リンダ・キャロル
- チャーリー・チャンブリス:ウェンディ・O・ウィリアムズ
- エドナ・ドーソン:パット・アスト
- ワードン・サッター:シビル・ダニング
- ドクター・ノートン:シャーロット・マクギニス
- リサ:シェリ・ストナー
- クラウディ:デニス・ゴーディ
- ニッキー:ローリー・シュワルツ
- アンドレア・“フィッシュ”・エルドリッジ:ティファニー・ヘルム
- カレン・“ノックス”・チャーミン:ダーシー・デモス
- ポーラ:アンドレア・ダーネル
- ケリー:ロビン・ワトキンス
- テリー:ウィニフレッド・フリードマン
スタッフ
- 監督:トム・デシモーネ
- 脚本:トム・デシモーネ、ジャック・カミンズ、ダニエル・アーサー・レイ
- 製作:ジャック・カミンズ、レオ・アンジェロス
- 撮影:ハワード・ウェクスラー
- 編集:マイケル・スペンス
- 音楽:ダン・シーゲル
- 美術監督:ベッキー・ブロック
- 衣装デザイン:ケイティ・スパークス
- ヘアスタイリスト:デブラ・レゴ
- メイクアップ・アーティスト:シェル・フラワーズ
- セット装飾:トム・タルバート


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