映画『ユアプレイス、マイプレイス』は、2023年公開の米国ロマンティック・コメディ。リース・ウィザースプーンとアシュトン・カッチャーが主演し、長年の親友であるデビーとピーターが家を交換することで、お互いの生活を覗き、隠された想いに気づく物語を描いています。監督はアリン・ブロッシュ・マッケンナで、Netflixオリジナル作品として配信。日常のルーチンと変化の対比がコミカルに表現されています。
基本情報
- 邦題:ユアプレイス、マイプレイス
- 原題:Your Place or Mine
- 公開年:2023年
- 製作国・地域:アメリカ合衆国
- 上映時間:109分
- ジャンル:コメディ、恋愛
ユアプレイス、マイプレイス|公式予告編|Netflix
女優の活躍
リース・ウィザースプーンは、本作で主人公のデビー・ダンを演じています。彼女はロサンゼルス在住のシングルマザーで、息子のジャックを過保護に守る現実的な女性として描かれています。ウィザースプーンは、この役柄を自然体で体現し、日常の細かなニュアンスを巧みに表現しています。例えば、電話での会話シーンでは、親友ピーターとの長年の絆を感じさせる温かみのある演技が光ります。
ウィザースプーンは、映画の多くをピーターと物理的に離れた状態で過ごす設定の中で、感情の機微を画面越しに伝えるのが上手いです。彼女のコミカルなタイミングや、母親としての葛藤を表す表情が、物語の魅力を高めています。レビューでは、ウィザースプーン自身の明るいパーソナリティがデビーのキャラクターにぴったり合っていると評価されています。ただし、主演二人の化学反応がやや薄いという指摘もありますが、ウィザースプーンの単独シーンでは彼女のスター性を存分に発揮しています。
本作はウィザースプーンがプロデューサーとしても関わっており、彼女のキャリアにおいて、中年期のロマンスをテーマにした作品として位置づけられます。過去の作品のように、強い女性像を演じつつ、ユーモアを交えた演技がファンから支持されています。全体として、ウィザースプーンは本作で安定した活躍を見せ、観客に心地よいエンターテイメントを提供しています。
女優の衣装・化粧・髪型
リース・ウィザースプーン演じるデビー・ダンの衣装は、ロサンゼルスの日常的なライフスタイルを反映したカジュアルで実用的なものが中心です。例えば、中間色のデニムジャケットを羽織ったスタイルが多く、動きやすさを重視したデザインが目立ちます。彼女の服装は、シングルマザーらしいシンプルさを基調としつつ、時折明るい色を取り入れてキャラクターの内面的な活気を表しています。
具体的な衣装として、アーミーグリーンのシャツジャケットにヨセミテ国立公園の白いTシャツを合わせ、ブラウンのレザーショルダートートバッグを持ったルックがあります。また、オレンジの花柄パフスリーブブラウスにライトウォッシュのクロップジーンズをコーディネートし、スウェディッシュ・ハスビーンのブラウンTストラップヒールクロッグを履いたスタイルも登場します。これらは、デビーの自然体で親しみやすい性格を視覚的に強調しています。
さらに、アーミーグリーンのシャツジャケットに膝丈のライトウォッシュフリンジデニムスカートを合わせたカジュアルな装いや、オレンジのVネックTシャツに赤いボヘミアン花柄マキシスカートを合わせ、スウェディッシュ・ハスビーンのブラウンレザークロスストラップヒールサンダルを履き、ブラウンレザーショルダートートバッグと「I Like Big Books and I Cannot Lie」のキャンバストートバッグを持ったルックもあります。青いプライド・アンド・プレジュディスのイラストTシャツや、RE/DONEのブルーとブラウンのオンブレオーバーサイズカーディガンにパウエルズブックスTシャツを着たもの、シンシア・ロウリーのブラウンパームツリーカーディガンなども特徴的です。
化粧については、ナチュラルメイクが基本で、日常的な母親像を演出しています。軽いファンデーションにニュートラルなリップとアイメイクを施し、健康的な輝きを保っています。過度な華やかさは避け、デビーの現実志向を反映した控えめな仕上がりです。
髪型は、ブロンドのロングヘアをストレートや軽くウェーブさせており、シンプルで手入れの行き届いたスタイルです。映画を通じて、髪を下ろした自然な状態が多く、キャラクターの親しみやすさを高めています。時折、ポニーテールやルーズなアップスタイルも見られ、シーンに応じた変化が加えられています。全体として、ウィザースプーンの衣装・化粧・髪型は、デビーのキャラクターを視覚的に支え、物語のリアリティを向上させています。
あらすじ
2003年のロサンゼルスで、デビー・ダンとピーター・コールマンは、ポーカーゲームの後の一夜を共にして過ごします。それから20年後、二人は親友となり、デビーはロサンゼルスで息子のジャックを育てながら中学校の会計士として働いています。一方、ピーターはニューヨークで成功したビジネスマンとして暮らしています。
ピーターの誕生日に、デビーはニューヨークで会計プログラムを受講する計画を話します。デビーの元夫のガールフレンドであるスカーレットがジャックの面倒を見るはずでしたが、急な仕事でキャンセルされます。ピーターは最近独身になり、仕事の合間を縫ってロサンゼルスに行くことを申し出ます。
ロサンゼルスで、ピーターはデビーの過保護な子育てを観察し、ジャックを励ましてロサンゼルス・キングスの試合に連れて行きます。そこでジャックはクラスメートを招待しますが、無視されてしまいます。一方、ニューヨークでデビーはピーターの元カノであるミンカと出会い、社会的なシーンに紹介されます。ミンカはデビーをバーに連れて行き、出版社のテオ・マーティンと出会わせます。また、ミンカはピーターの未発表小説を見せ、デビーはフリーランス編集者としてテオに売り込みます。
ピーターはジャックと絆を深め、彼をホッケーチームのトライアウトに連れて行きます。デビーはテオとデートし、一夜を共にしますが、誤ってピーターのアパートのカメラを起動させてしまい、ピーターに見られてしまいます。動揺したピーターは古いガールフレンドに会おうとしますが、デビーへの愛に気づきます。友人のアリシアに相談し、行動を促されます。
デビーは試験に合格し、ピーターの彼女の記念品を見つけます。テオは彼女にマクミランの仕事の面接をオファーしますが、デビーは他の人に恋していると告白します。ロサンゼルスで、ジャックのホッケートライアウトは成功しますが、怪我をします。デビーは息子のリスクに怒り、ピーターを追い出します。空港で二人は口論になり、ピーターは長年の愛を告白し、キスします。
6ヶ月後、二人は結婚し、ピーターは出版された作家としてカリフォルニアに住み、デビーはインディー出版社の編集者として働き、ジャックはホッケーチームの一員となっています。
解説
本作『ユアプレイス、マイプレイス』は、伝統的なロマンティックコメディの枠組みを借りつつ、現代的なテーマを織り交ぜた作品です。監督のアリン・ブロッシュ・マッケンナは、脚本家として知られる人物で、本作が監督デビューとなります。物語の中心は、長年の友情が恋愛に発展する過程ですが、主人公二人がほとんど一緒にいないというユニークな設定が特徴です。これにより、電話やビデオを通じたコミュニケーションが強調され、現代の遠距離関係を反映しています。
テーマとしては、ルーチンと変化の対比が挙げられます。デビーは安定した日常を好み、ピーターは常に新しいものを求める性格です。家を交換することで、お互いの視点から相手の生活を理解し、自己発見に至る展開がコミカルに描かれます。また、中年期のロマンスとして、子育てやキャリアのバランスを扱い、観客に共感を呼んでいます。
レビューでは、混合した評価を受けています。ロッテン・トマトでは批評家の30%が肯定的で、コンセンサスは「よくキャスティングされているが、火花が欠如している」とされています。メタクリティックでは49/100のスコアで、平均的な評価です。批評家からは、主演二人の化学反応が薄い点が指摘され、『めぐり逢えたら』のような古典に比べて劣るとの声があります。一方で、ウィザースプーンとカッチャーの個別演技は好評で、特にウィザースプーンの自然な魅力が映画を支えているとされています。
ポジティブな点として、サポートキャストの活躍が挙げられます。ゾーイ・チャオ演じるミンカや、ジェシー・ウィリアムズ演じるテオが、物語にユーモアと深みを加えています。また、音楽やロケーションの使い方が効果的で、ロサンゼルスとニューヨークのコントラストが視覚的に楽しめます。ネガティブな意見では、予測可能なプロットや、ステレオタイプなキャラクターが問題視されていますが、軽いエンターテイメントとして楽しめる作品です。
全体として、本作はNetflixのオリジナルコンテンツとして、気軽に視聴できるロマコメとして位置づけられます。友情と恋愛の境界を探るテーマは普遍的で、特に中年層の観客に響くでしょう。ウィザースプーンのプロデュース力も光り、女性視点のストーリーテリングが際立っています。
キャスト
- リース・ウィザースプーン:デビー・ダン
- アシュトン・カッチャー:ピーター・コールマン
- ゾーイ・チャオ:ミンカ
- ジェシー・ウィリアムズ:テオ・マーティン
- ウェズリー・キンメル:ジャック
- ティグ・ノタロ:アリシア
- スティーブ・ザーン:ゼン
- レイチェル・ブルーム:スカーレット
- グリフィン・マシューズ:ゴールデン教授
- ヴェラ・ラヴェル:ベッカ
- シリ・アップルビー:ヴァネッサ
- マイケル・ヒッチコック:アレックス
スタッフ
- 監督:アリン・ブロッシュ・マッケンナ
- 脚本:アリン・ブロッシュ・マッケンナ
- 製作:ジェイソン・ベイトマン、マイケル・コスティガン、リース・ウィザースプーン、ローレン・ノイシュタッター、アリン・ブロッシュ・マッケンナ
- 製作会社:アグリゲート・フィルムズ、リーン・マシーン、ハロー・サンシャイン
- 配給:Netflix




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