Miss.デンジャラス

原題：特工狂花
英題：Agent Crazy Flower
公開年：2020年
上映時間：88分
製作国：中国
ジャンル：アクション
配給会社：日活
視聴先：U-NEXT

予告編はこちら。

『Miss.デンジャラス』（1月7日より各サービスで配信中）

YouTube：（その他の配信サービスは下記「もっと読む」をご参照ください）完璧な美貌とボディ、圧倒的な戦闘能力を持つ最強エージェントが挑む世界一危険なミッション。たったひとりで世界中の犯罪組織に立ち向かう壮絶な戦いの果てに待ち受ける運命と...

見どころ

ヒロインを務めるシュー・トントンが強大な組織へひとり戦いを挑む女性エージェント、女性アサシンを熱演。彼女の圧倒的な存在感はもちろん、暗殺者たちとの壮絶なバトルシーンにも注目。

Miss.デンジャラス(洋画 / 2020) - 動画配信 | U-NEXT 31日間無料トライアル

「Miss.デンジャラス」を今すぐ視聴できます。DVDをレンタルせずに高画質な動画をお楽しみいただけます。

あらすじ

『Miss.デンジャラス』は、完璧な戦闘能力を持つ特殊部隊エージェント、ヤーメイ（シュー・トントン）が主人公。彼女は東南アジア最大の犯罪組織のトップ、バーソンと世界中の組織リーダーとの臓器売買の取引現場に極秘潜入する任務を遂行します。しかし、アクシデントによりターゲットの暗殺に失敗し、激しい銃撃戦と爆発の中でヤーメイは炎の中に消えます。3年後、死んだと思われていたヤーメイは平穏な生活を送っていましたが、婚約者が誘拐されたことで再び戦いの場へ。彼女は単身で救出に向かい、世界中から狙われる中、暗殺者たちの魔の手と対峙します。物語は、アクション満載の展開とヤーメイの過去と現在の葛藤を描きつつ、彼女の強さと決意を強調します。

ファム・ファタル

近年、アクション映画を中心に出演しまくっている中国の女優シュー・トントン。映画の特徴から気になるのは女性による特殊部隊。

特殊部隊メンバー

リーダー：ヤーメイ（雅美）〜直球美人
隊員：ユンジー（雲枝）〜直球美人、ホクロがチャーミユグ
殺し屋：ルーシン（如心）、ルーイー（如意）〜双子か、そっくり

ヤーメイ（雅美）

ヤーメイはマフィアのボスに個室で赤のドレスを着て暗殺を画策し、一人で踊りながら殺害に及びます。

21分頃。赤紫のワインレッド色のボブカットに真っ赤な口紅、青のアイシャドウと黒のつけまつ毛。ばっちりメイクをつけたした彼女がアラビアン風の赤い短めのローブを着てバーの敵陣に乗り込みます。

35分頃。太ももを負傷した雨は自分でベッドの上で自分で治療します。そのとき生足のつま先を拝めます（カメラが遠いですが）。

60分頃。デパートに舞台を移した捜索はでは、胸を開いた長袖の黒いワンピースドレスに黒いベルトを付けています。ワンピースは股下で終わる超ミニ。履物は履物は黒のスウェード調ニーハイブーツ。70分頃にマフィアのビルに潜入。

ユンジー（雲枝）

冒頭の暗殺ではやばやと失敗し、命を失ったと思いきや、途中で生きながらえていたことが発覚。綺麗なだけに、役柄が残念すぎます。

ルーシン（如心）、ルーイー（如意）

70分頃マフィアのビルに再登場。二人とも左右に結い上げた髪型で、かなりラフなチャイナドレスで暴れまくります。靴は粗い編み上げ。メイクを無機質な薄いトーンで落としているので、二人とも冒頭のより綺麗に見えます。

女優の活躍

本作の主演を務めるシュー・トントン（徐冬冬）は、中国映画界で注目される女優の一人です。彼女はヤーメイ役で、肉体的な強さと精神的なタフネスを見事に表現。アクション場面では、スタントダブルを使用しつつも、キレのある動きと迫力ある演技で観客を引き込みます。レビューでは「女優さんは綺麗」と評される一方、アクション場面のカメラワークやスローモーションの多用が物足りないとの声も上がっていますが、シュー・トントンの存在感は作品の大きな魅力です。彼女の格闘シーンは「アジアンビューティーなお姉様方の見どころ」と称され、特に中国映画特有の回転アクションやスローモーションを活かしたシーンで輝きます。シュー・トントンは本作で、強さと美しさを兼ね備えたヒロイン像を確立し、B級アクション映画の楽しさを体現しています。

他の女優では、ニー・シンユーやシー・エンジンもキャストに名を連ね、物語に彩りを加えています。ニー・シンユーは脇役ながら、ヤーメイを支えるキャラクターとして存在感を発揮。シー・エンジンは、敵役の一人として登場し、緊張感ある対決シーンで印象を残します。女優陣の活躍は、アクション主体のストーリーを盛り上げる重要な要素です。

女優の衣装・化粧・髪型

シュー・トントンの衣装は、特殊部隊エージェントとしての機能性と女性らしさを両立させたデザインが特徴です。潜入任務では、黒を基調としたタイトな戦闘服が登場し、動きやすさとスタイリッシュさを強調。戦闘服は、身体のラインを際立たせつつ、武器や装備を収納する実用性を備えています。一方で、平穏な生活シーンでは、カジュアルでありながら女性らしいワンピースや軽やかなトップスが登場し、ヤーメイの二面性を表現。レビューでは「えちえちな脚」や「スラリとムチムチが共存する」魅力が評価されており、衣装が彼女の美貌を引き立てています。メイクアップは、アクション場面ではナチュラルで汗や汚れを意識したタフな印象を与え、日常シーンでは柔らかいピンクやベージュ系のメイクで女性らしさを演出。ヘアスタイルは、任務中はポニーテールやアップスタイルで動きやすさを優先し、プライベートではゆるやかなウェーブヘアが登場。レビューで「風のない所で髪の毛が揺れる」と揶揄されるように、アクション場面でのドラマチックな演出が目立ちますが、これもB級映画の魅力の一部です。

解説

『Miss.デンジャラス』は、中国映画らしい派手なアクションとB級映画特有のユーモアや誇張が特徴の作品です。ストーリーは単純で、複雑な展開や深い心理描写よりも、アクションとビジュアルに重点を置いています。レビューでは「ストーリーはあるあるというか捻りのないもの」と評される一方、「頭空っぽで見れるアクション映画」として気軽に楽しめる点が支持されています。中国映画の特徴である「クルクル回るアクション」やスローモーションを多用した演出は、賛否両論ながらも本作の個性となっています。本作は、典型的なB級アクション映画として、ツッコミどころや荒唐無稽な展開を楽しみながら観るのに適しています。批評家からは「素直に観たらかなり退屈」との声もありますが、「裏笑いのような面白さ」が好きな層にはハマる作品です。シュー・トントンのスター性を活かし、低予算ながらも娯楽性を追求した点で、中国映画のアクションジャンルにおける一つの試みと言えるでしょう。

キャスト

シュー・トントン（徐冬冬）：ヤーメイ役。特殊部隊エージェントで、物語の中心人物。
シ・グォフイ（史国慧）：ヤーメイを支える脇役ユンジー。詳細な役柄は不明だが、物語に深みを加える。
シー・エンジン：敵役の一人で、ヤーメイとの対決シーンで活躍。
リー・カイ：物語のキーパーソンとして登場。詳細な役柄は作品内で明らかに。

スタッフ

スタッフ監督：チェン・アル（Chen Ar）。アクション映画の演出に特化し、本作でも派手なアクションを展開。
製作総指揮：ワン・チョンジュン（Wang Chongjun）。プロジェクト全体の統括を担当。
製作：アルバート・リー（Albert Lee）。映画の資金面や制作管理を担う。
プロデューサー：ジェリー・イェ（Jerry Ye）。制作進行をサポート。
特殊効果：ワン・シャオウェイ（Wang Xiaowei）。アクション場面の爆発や銃撃戦を演出。
音楽：梅林茂（Shigeru Umebayashi）。劇中の緊張感や感情を高めるスコアを提供。
美術：ハン・チョン（Han Zhong）。セットやビジュアルデザインを担当。

総括

『Miss.デンジャラス』は、シュー・トントンを中心としたアクションとビジュアルに重点を置いたB級映画。ストーリーの単純さや演出の誇張は賛否を呼びますが、気軽に楽しめるエンターテインメントとして一定の支持を得ています。女優陣の魅力的な衣装やメイク、派手なアクション場面は、中国映画の特色を活かしつつ、観客にスリルと笑いを提供。低予算ながらもアクション映画の楽しさを追求した作品として、特定層に愛される一本です。