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劇場映画

About Mannequin

「見どころ」にPR表現を含みます。
『ABOUT MANNEQUIN』(マネキンについて)は、圧政に打ち勝った勇敢な女性と、すべてを征服する母の愛を讃えた、無声の白黒短編映画。

アルザン・ドシムコジャ監督、アヤナット・クセンバイ、ギオルギ・ルツキラゼ共同脚本により製作された米国の短編映画。サンジャール・マディ、アヤナト・クセンバイ、アルマン・ボランバエフが出演。映画では、呪われたウエディング・ドレスが若い家族に悲劇的な出来事を引き起こし、現実そのものが疑われるなか、家族の絆が試されます。

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About Mannequin

  • 原題:About Mannequin
  • 製作国:米国
  • 製作会社:フォレスター・フィルム、ワンダーヒル・スタジオ
  • ジャンル:短編映画

予告編はこちら。

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感想

『ABOUT MANNEQUIN』は、愛と痛みがどこまで絡み合うことができるかを見事に描き出していて、最後のフレームが消えた後もずっと消えない痕跡を残してくれます。

あらすじ

花嫁と花婿、そしてその子供が散歩に出かけたとき、花嫁はブライダル・ショップのウィンドウに引き寄せられ、展示されていた美しいウェディング・ドレスに魅了されます。新郎が不気味な店主を疑っているにもかかわらず、彼女はこれが自分のウェディング・ドレスに違いないと言い張ります。花嫁を喜ばせたいと思った新郎は承諾し、ドレスの代金を支払います。新婦は新しい買い物で幸運に満ち溢れ、三人はその場を立ち去ります。

しかし、新郎はまだこの買い物に不安を抱いていました。警察官である新郎は、自分が有罪判決を下した囚人が脱走したという知らせを受けます。慌てて捜査に向かった彼は玄関先で囚人と対峙し、囚人は新郎を射殺。新婦は新郎が死んでいるのを発見します。

新郎の葬儀で悲しみに暮れるなか、花嫁はドレスが自分の人生を呪っていると確信します。彼女は呪われたドレスを捨てようと必死でブライダル・ショップに戻り、返金を要求。店の主人は、新郎がドレスに支払った金額のほんのわずかな額を彼女に提示します。

解説

『ABOUT MANNEQUIN』は25歳のアルザン・ドシムコジャ監督がカザフスタンの旧首都アルマトイでカザフ人スタッフとともに撮影した約40分の短編映画。短編部門でアカデミー賞の選考対象となりました。

アヤナット・クセンバイとマーヴィン・パートが、フォレシー・フィルムズのカー・ベティス、ギオルギ・ルツキラゼ、ワンダーヒル・スタジオと共同で製作。カザフスタンで最も愛されている俳優の一人アヤナットを主演に迎えています。彼女は10代の頃、『Nomad』ではミロス・フォアマン、セルゲイ・ボドロフ、イワン・パッサー、『Ulzhan』ではフォルカー・シュロンドルフといった尊敬する監督たちと一緒に仕事をしました。幼い3人の子供を育て上げたアヤナットのスクリーン復帰作となる『ABOUT MANNEQUIN』では、成熟した名演技を披露し、胸を締め付けられるような感動を与えてくれます。

本作はいろいろな意味で印象的な映画です。ほとんどセリフのないモノクロ映画かつサイレント映画で、呪われたウエディングドレスと、その呪いにかかったアヤナット演じる女性、そしてその女性から解放され復讐を果たすために力を振り絞らなければならない女性についてのミステリアスな物語を描いています。

モノクロ・サイレント映画の本作で、アイダナ・オマロヴァがデザインした華麗なウエディング・ドレスや、カザフスタンの歌手ルシアが歌う主題歌の心にしみる歌詞がその中心となることは必至。

キャスト

  • サンジャール・マディ
  • アヤナト・クセンバイ
  • アルマン・ボランバエフ
なむ語るのファム・ファタルはこちらで読めます。
なむ

洋画好き(字幕派)。だいたいU-NEXTかNetflixで、妻と2匹の猫と一緒にサスペンスやスリラーを観ています。詳細は名前をクリックしてください。猫ブログ「碧眼のルル」も運営。

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