アリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander)はスウェーデンの女優。幼少期からバレエを学び、王立バレエ学校で厳しい訓練を受けましたが、怪我で断念し、女優の道へ進みました。2010年のデビュー作『ピュア 純潔』で注目を集め、2015年の『エクス・マキナ』と『リリーのすべて』で国際的にブレイク、アカデミー賞助演女優賞を受賞しました。ルイ・ヴィトンのミューズとしても活躍。
プロフィール
- 名前:アリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander)
- 本名:アリシア・アマンダ・ヴィカンダル(Alicia Amanda Vikander)
- 生年月日:1988年10月3日(37歳)
- 出生地:スウェーデン・ヨーテボリ
- 国籍:スウェーデン
- 身長:166cm
- 職業:女優, 映画プロデューサー
- 活動期間:2002年 –
- 配偶者:マイケル・ファスベンダー(2017年 – )
- 表記揺れ:アリシア・ヴィカンダー、アリシア・ヴィカンダル
生い立ち・教育
アリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander)は、1988年10月3日にスウェーデンのヨーテボリで生まれました。父親は精神科医のスヴァンテ・ヴィキャンデル、母親は女優のマリア・ファール・ヴィキャンデルです。両親は彼女が生後5か月で離婚し、主に母親に育てられました。5人きょうだいの末っ子として、芸術的な環境で育ちました。母親の影響で幼い頃から演劇やダンスに親しみ、9歳からヨーテボリ王立バレエ学校でバレエを本格的に学び始めました。
15歳になると、プリンシパルダンサーを目指してストックホルムに移住し、王立スウェーデン・バレエ学校でさらに厳しいトレーニングを積みました。ヨーテボリ歌劇場ではミュージカル『レ・ミゼラブル』や『サウンド・オブ・ミュージック』に出演する機会もありました。また、世界中のバレエ学校でサマープログラムに参加し、技術を磨きました。しかし、10代後半に怪我を繰り返したため、バレエの道を断念せざるを得ませんでした。
バレエを諦めた後、演劇学校のオーディションに2度挑戦しましたが、落選しました。一時はロースクールに進学するも通わず、女優への道を追求しました。この経験が彼女の強い意志を形成し、後のキャリアに影響を与えました。教育面では、正式な演劇教育を受けていないものの、バレエの厳しい訓練が演技の基礎となったと言えます。
経歴
アリシア・ヴィキャンデルの女優キャリアは、2002年から始まりました。最初はスウェーデンの短編映画やテレビ作品に出演し、経験を積みました。2008年にテレビドラマ『Andra Avenyn』で注目を集め、北欧で人気を博しました。2010年に長編映画デビュー作『ピュア 純潔』で主演を務め、ストックホルム国際映画祭ライジングスター賞、ベルリン国際映画祭シューティングスター賞、グルドバッゲ賞最優秀女優賞を受賞しました。これが国際的なキャリアの基盤となりました。
2012年には『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』でカロリーネ・マティルデ役を演じ、アカデミー外国語映画賞にノミネートされました。同年、『アンナ・カレーニナ』でキティ役を務め、ハリウッド進出を果たしました。2015年は飛躍の年で、『エクス・マキナ』ではAIのエヴァ役を演じ、英国アカデミー賞助演女優賞をはじめ多数の賞を受賞しました。また、『リリーのすべて』でゲルダ・ヴェイナー役を演じ、第88回アカデミー賞助演女優賞を受賞しました。
以降、アクション映画にも進出し、『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015)でギャビー・テラー役、『ジェイソン・ボーン』(2016)でヘザー・リー役を務めました。2018年の『トゥームレイダー ファースト・ミッション』ではララ・クロフト役のため、4か月の厳しいトレーニングと食事制限を行い、肉体改造に成功しました。2016年には映画製作会社Vikariousを設立し、プロデューサーとしても活躍しています。
2020年代に入り、『グロリアス 世界を動かした女たち』(2020)や『グリーン・ナイト』(2021)など、多様な役柄に挑戦しています。最近では『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』(2023)でキャサリン・パー役を演じ、歴史ドラマでの演技を披露しました。彼女のキャリアは、芸術性と商業性のバランスが取れたものとして評価されています。
服飾・美容
アリシア・ヴィキャンデルは、ファッションアイコンとしても知られています。2015年からルイ・ヴィトンのブランドアンバサダーを務め、ミューズとして多くのキャンペーンやイベントに出演しています。レッドカーペットでは、ルイ・ヴィトンのカスタムドレスを着用することが多く、2024年の第27回ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードでは、リゾート2025コレクションのカスタムドレスで登場しました。彼女のスタイルは、ミニマリストでスカンジナビア的なテイストが特徴です。黒いTシャツやジーンズ、上質なニットを好み、秋冬のファッションを楽しんでいます。
美容面では、自然でシンプルなルックを重視しています。ヘアスタイルは多様で、ボブヘアやエクステンションを使ったブレイドなど、役柄に合わせて変化させています。メイクは控えめで、肌の自然な輝きを活かしたものが多く、ヴォーグのインタビューでは、ミニマリストな私生活を明かしています。美容製品として、意外なアイテムを愛用し、日常的に使用しています。フェミニストとして、#MeToo運動に参加し、美容業界のジェンダー問題にも言及しています。彼女の美容哲学は、仕事優先でシンプルに保つことです。
ファッションイベントでは、ヴェネツィア国際映画祭2025でルイ・ヴィトンのドレスを着用し、注目を集めました。プライベートでは、トラベルスタイルとしてシックなコーディネートを好み、日焼けした肌に合うマニッシュなヘアスタイルを披露しています。全体として、彼女の服飾・美容は、洗練された北欧的美学を体現しています。
私生活
アリシア・ヴィキャンデルの私生活は、プライベートを重視する姿勢で知られています。2014年から2015年にかけて、映画『光をくれた人』の共演をきっかけにマイケル・ファスベンダーと交際を開始しました。2017年10月、スペインのイビサ島で家族や親しい友人を招いた極秘結婚式を挙げました。結婚後も公の場で2ショットを避け、プライバシーを守っています。ポルトガルのリスボンに住居を構え、静かな生活を送っています。
2021年に第1子となる男児を出産し、2024年に第2子を出産しました。出産は極秘で、メディアに事後報告する形でした。子育てについては、仕事とバランスを取る難しさをインタビューで語っています。フェミニストとして、スウェーデン映画界の性暴力根絶を訴え、#MeToo運動に積極的に参加しています。私生活では、ミニマリストなライフスタイルを好み、ファッションや美容もシンプルに保っています。
夫婦の関係は、互いのキャリアを尊重するもので、共演作以外では公の場に一緒に登場しないようにしています。彼女の私生活は、キャリアの成功と並行して、家族中心の穏やかなものとして描かれています。
出演作品
- ピュア 純潔(2010、インガ)
- ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮(2012、カロリーネ・マティルデ)
- アンナ・カレーニナ(2012、キティ)
- フィフス・エステート/世界から狙われた男(2013、アンケ・ドムシャイト=ベルク)
- 戦場からのラブレター(2014、ヴェラ・ブリテン)
- エクス・マキナ(2015、エヴァ)
- コードネーム U.N.C.L.E.(2015、ギャビー・テラー)
- リリーのすべて(2015、ゲルダ・ヴェイナー)
- 二ツ星の料理人(2015、アン・マリー)
- ジェイソン・ボーン(2016、ヘザー・リー)
- 光をくれた人(2016、イサベル・シェアボーン)
- チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017、ソフィア・サンツフォールト)
- 世界の涯ての鼓動(2017、ダニー・フリンダーズ)
- トゥームレイダー ファースト・ミッション(2018、ララ・クロフト)
- アースクエイクバード(2019、ルーシー・フライ)
- グロリアス 世界を動かした女たち(2020、グロリア・スタイネム)
- ブルー・バイユー(2021、キャシー・ルブラン)
- グリーン・ナイト(2021、エセル/レディ・ベルティラック)
- Beckett(2021、エイプリル)
- Irma Vep(2022、イルマ・ヴェップ)
- ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻(2023、キャサリン・パー)
- Rumours(2024、Celestine Sproul)
- The Assessment(2025、Virginia)
- The Wizard of the Kremlin(2025、Ksenia)



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