誰も信じられなくなった女性に衝撃の真相が待ち受けるサスペンススリラー!
バーニング・ライズ
- 邦題:バーニング・ライズ
- 原題:Burning Lies/Burning Little Lies
- 公開年:2021年
- 製作国:米国
- 上映時間:88分
- ジャンル:スリラー
- 製作会社:メープル・アイランド・フィルムズ
- 販売代理店 / ISA:リール・ワン・インターナショナル(全世界、2021年)
- 配給会社:①ライフタイム・テレビジョン(米国、2021年、TV)、②シャンプレーン・メディア(カナダ、2021年)、③リール・ワン・インターナショナル(米国以外、2021年)
本編はこちら。
見どころ
- 次々にアクシデントに襲われるヒロインをアニカ・フォスターが好演。
- 脚本も手掛けたジョン・マーロウスキー監督による誰が敵で誰が味方かわからなくなる演出が秀逸。
あらすじ
両親を火事で亡くし、故郷に戻ったバツイチのヘザー。しかし、腹違いの姉グウェンはヘザーの帰りを待つことなく葬儀を終わらせ、夫ジェィソンと遺品の整理を始めて家を売却しようとしていました。ヘザーは気分転換にと、自転車で街を散策しに出かけますが…。
感想
『バーニング・ライズ』はハラハラドキドキのサスペンス・スリラー。最初は、典型的なボーイフレンドが独占欲の強いサイコ野郎に変身する話かと思ったが、燃えるようなフィナーレの前に、きちんとした捻りがあります。この手のスリラーにありがちなありえなさがあるものの、なかなか楽しめます。
ある女性(アニカ・フォスター)は、不審な交通事故から助けてくれたハンサムな消防士に恋をすします。しかし、彼女の人生は一連の事故に巻き込まれていく。彼女は義理の妹(アシュリン・イェニー)と手を組み、事件の黒幕を突き止めます。
登場人物には裏話があり、筋書きは想像がつくし、新進気鋭の若手俳優たちの演技も素晴らしい。緊迫した場面も十分にあり、飽きずに見られます。結末は……ご覧あれ。
解説
森の中の山小屋。老夫婦がドアを開けたまま寝ていたところ、無人の火が燃え移り、家は全焼。救助が到着する前に夫婦は窒息死。
娘のヘザーとグウェンの場面。二人は仲が悪い。グウェンはヘザーが葬儀のために到着したとき、すでに家族の荷物をまとめていました(そもそもグウェンは義理の姉に葬儀を伝え忘れていました)。
ヘザーとBFFのアニカは古いものを調べています。同じ頃、グウェンと夫のジェイソンは、ヘザーの目を盗んで品物を売り続けていました。
街で(同級生だった)ベンという男がヘザーに近づき、親の死を詫び、デートに誘います。彼女はリチャードという男との離婚騒動から立ち直ろうとしていたので断ります。自転車に乗っていたヘザーは、ベンに偶然出会い、彼女のキーキー音を立てる自転車を点検してもらいます。別の道を自転車で走っていたところ、ブレーキが効かず崖から飛びそうになります。2人のハイカーが立ち止まって彼女を助けようとするなか、ヘザーは命からがらしがみつき、なぜか再びベンが現れてヘザーを引き上げて救出。ハイカーの一人がその一部始終を撮影し、インターネットにアップロード。
ヘザーとアニカはバイクをショップに持って行き、バイクが改ざんされていることを知ります。ヘザーは、自分がシンデレラコンプレックスで、自分を救ってくれる男性にしか恋しないのではと心配します。グウェンはビデオを見て、ベンが高校時代に彼女を好きだったことをヘザーに話します。ヘザーは過去にストーカーされたことがあり、また誰かにストーカーされていると思っています。そこにベンが現われ、高校時代の古い写真を渡し、消防署のチリ料理大会に招待します。
刑事たちは、何者かが少女たちの両親の小屋に放火したビデオを持って現われます。ヘザーとグウェンは愕然とします。ビデオには、黒いパーカーを着た何者かがドアベル・カメラの前を走り抜ける姿が映っていました。グウェンは火事中のヘザーの居場所を知りたがります。彼女はヘザーが保険金目当てに火をつけたと非難。二人が話している間、誰かがヘザーの車をいたずらします。
グウェンとの待ち合わせに向かう途中、ヘザーの車が炎上し、彼女は道路を外れて木にぶつかります。シートベルトで車内に拘束されていたヘザーは、父親のポケットナイフでシートベルトを切り、間一髪で車から脱出。ベンはもちろん彼女を火事から救い、ふたりは交際をはじめることにしました。
元夫のリチャードが街に来ており、ヘザーを張り込んでいます。彼はただサインした離婚届を渡したかっただけだと言い、彼女に危険が迫っていると警告。ヘザーは彼と一緒にベンの家へドライブに行き、ベンが悪人である証拠を見せられます。二人はガソリンタンクと、ヘザーの写真が貼り詰められた壁を発見。リチャードは警察を呼ぼうとしますが、ヘザーは自分で何とかしようと決めます。
ベンは自分がハメられたと主張。警察は彼の家を捜索しますが、写真の壁だけでは彼を連行できないと告げます。ベンはヘザーに電話して説明しようとするものの、リチャードが彼に詰め寄ります。ヘザーはリチャードを家から追い出し、彼は車で誰かに追いかけられ、崖から突き落とされます。
アニカとヘザーは一緒にアートセラピーを受けます。ヘザーは美術教室を出ると、消防士の制服を着た誰かが斧を持って追いかけてくるのを目撃。皮肉なことに火災報知器が彼女を救い、なんとか逃げ出します。カメラは消防士の制服を着た人物を追い、(ベンではなく)グウェンの夫ジェイソンがヘザーを追っていたことが明らかになります。
ジェイソンは資金繰りに窮し、起業を軌道に乗せようとしていた。保険金目当てに小屋に火をつけ、ベンに濡れ衣を着せたわけです。そして次のターゲットはヘザー。ガソリンを持って家に侵入し、階下にガソリンをまき散らして放火。そのまま2階へ上がってヘザーを気絶させ、彼女の携帯電話からベンに電話。こうして、ベンを犯人に仕立て上げるため、現場に誘い込みます。
ヘザーが戻ってくると、ジェイソンは悪役の一人芝居に入り、申し訳ないとまで言います。ジェイソンは、自分がベンに濡れ衣を着せ、リチャードを協力させたとヘザーに話し、すべては自分の仕業で、リチャードを殺したのも自分だと告げます。
グウェンは携帯電話で家が火事だという通知を受け、妹を助けに駆けつけます。ヘザーは紐の緩んだ部屋に閉じ込められます。ベンが助けに来ますが、唐辛子スプレーをかけられ、ジェイソンに首を絞められます。やがてヘザーは解放され、ジェイソンをバールで殴り倒します。ヘザーがベンを介抱している間、ジェイソンは立ち上がり、2人に銃を突きつけて撃とうとします。ベンとヘザーがもうダメかと思ったその時にグウェンが現れ、ピストルを持つ夫を消火器で殴って気絶させます。ベンは首を絞められて衰弱しており、姉妹は彼を安全な場所まで外に引きずり出します。
ヘザーは目を覚ましたベンにキスをして「おかえり、眠れる森の美女」と言います。
ベンとヘザーは結婚し、ヘザーは妊娠。みんな幸せで、グウェンも消防隊員と一緒に屋外でおやつを食べます。
キャスト
登場人物 | 出演者 |
---|---|
ヘザー | アニカ・フォスター |
ベン | ジェイミー・ロイ |
ジェイソン | マーク・ハプカ |
グウェン | アシュリン・イェニー |
リチャード | アレックス・トランブル |
アニカ | トリスティーナ・リー |
ロンソン刑事 | ブリット・ジョージ |
消防士ルイス | アダム・ホリック |
消防士レジー | ジョー・コルゾ |
ジョンソン警部 | ウェンデル・キニー |
カーヴァー刑事 | トレニス・コビンス |
ヤング・ヘザー | カイル・レヴィアン |
自転車修理工 | トーマス・ギプソン |
男性ハイカー | コリン・ランド |
女性ハイカー | マヤ・サパタ |
ティーンガール1 | シエラ・L・カスティーヨ |
スタッフ
担当 | 担当者 |
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衣装デザイン | マライア・マーロフスキー |
衣装アシスタント | ソフィア・マーロフスキー |
メイクアップアーティスト | アンジェラ・ネフ |
メイクアップ部長 | ブライアン・ロス |
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