カミーラ・ラディントン(Camilla Luddington)は1983年12月15日生まれの英国出身の女優。『グレイズ・アナトミー』のジョー・ウィルソン役や、ビデオゲーム『トゥームレイダー』のララ・クロフト役で知られます。米国で活躍し、魅力的な演技が人気。
プロフィール
- 名前:カミーラ・ラディントン(Camilla Luddington)※表記上、カミラ・ルディントンとも。
- 生年月日:1983年12月15日生まれ(41歳)
- 出生地:英国バークシャー州アスコット
- 国籍:イギリス系アメリカ人
- 出身校:イタリア・コンティ演劇アカデミー
- 身長:165cm
- 職業:女優
- 活動期間::2007年から現在
- 配偶者:マシュー・アラン(2019年~)
- 両親:マーティン・ルディントン
- 兄弟姉妹:エイミー・ルディントン、 ジョーイ・ルディントン、 ダニエル・ルディントン
- 子供:2人
- SNSサイト:Instagram・X
生い立ち・教育
カミーラ・ラディントン(Camilla Anne Luddington)は、1983年12月15日、英国バークシャー州アスコットに生まれました。幼少期から演技に強い関心を持ち、5歳の頃には家族のために小さな舞台を演出したり、弟を監督して遊びながら演技の才能を育みました。11歳でエージェントを得て、地元の劇場で舞台に立つようになり、早くから女優としてのキャリアを意識していました。
教育面では、アスコットの全寮制の女子校で学び、その後サリー州ソープにあるアメリカン・スクール・イン・イングランド(TASIS)に通いました。14歳のとき、家族とともに米国テキサス州オースティン郊外に移住し、ウエストウッド高校で1年間学びました。この時期、彼女はアメリカ文化に触れ、独特の英米混成のアクセントを身につけました。これは、英国での幼少期にアメリカのテレビ番組を視聴していた影響に加え、米国での生活経験によるものです。15歳で英国に帰国した後、名門イタリア・コンティ・アカデミーの演劇プログラムで学び、演技の基礎を固めました。
19歳のとき、再度渡米し、ペンシルベニア州のサスケハナ大学に短期間在籍しましたが、キャンパスを訪れずに進学したため適応に苦労し、半年で中退。その後、ニューヨーク・フィルム・アカデミーの1年間の演技プログラム(2003年)に参加し、プロの女優としてのスキルを磨きました。この経験が、彼女のハリウッド進出への足がかりとなりました。
経歴
カミーラ・ラディントンは、2007年にロサンゼルスに移り、本格的に女優としてのキャリアをスタートさせました。初期には、『CSI:科学捜査班』、『ザ・フォーガットン』、『ビッグ・タイム・ラッシュ』、『デイズ・オブ・アワ・ライブス』などのテレビシリーズにゲスト出演し、経験を積みました。また、短編コメディ『The Filming of Shakey Willis』を共同脚本・共同監督し、自身も出演するなど、多才な一面を見せました。
2011年、彼女はライフタイムのテレビ映画『William & Kate: The Movie』でキャサリン妃(ケイト・ミドルトン)を演じ、一躍注目を集めました。この映画は英国王室のウィリアム王子とケイトの結婚式の週に放送され、ライフタイム史上2番目の高視聴率を記録し、国際的な成功を収めました。この役が彼女のブレイクのきっかけとなりました。
2012年には、ショータイムのドラマ『カリフォルニケーション』で英国人ナニーのリジー役、HBOの『トゥルーブラッド』で妖精クローデット役としてレギュラー出演し、演技の幅を広げました。同年、ABCの人気医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』の第9シーズンにジョー・ウィルソン医師役でゲスト出演し、翌シーズン(第10シーズン)からレギュラーキャストに昇格。現在も同シリーズの主要キャラクターとして活躍し、彼女の代表作の一つとなっています。
また、2013年にクリスタル・ダイナミクスが開発したビデオゲーム『トゥームレイダー』で、ララ・クロフトの声とモーションキャプチャを担当。このリブート版は発売後48時間で100万本以上を売り上げる大成功を収め、彼女の演技は「シリーズに新たな息吹を吹き込んだ」と高く評価されました。その後、『ライズ・オブ・ザ・トゥームレイダー』(2015年)、『シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー』(2018年)でもララ役を続投し、ゲーム業界でも名を馳せました。
映画では、『The Pact II』(2014年)や『The Healer』(2016年)に出演するなど、テレビとゲーム以外の分野でも活動を広げています。彼女のキャリアは、英国と米国をまたぐ多様な経験と、異なるメディアでの成功によって特徴づけられています。
私生活
カミーラ・ラディントンは、プライベートでは温厚で家庭的な人物として知られています。2016年10月、俳優のマシュー・アラン(Matthew Alan)との間に第一子となる娘ヘイデン・マリー(Hayden Mary)を妊娠したことを発表。2017年に娘が生まれ、2018年1月17日にマシューと婚約しました。2人は2019年8月17日に結婚し、幸せな家庭を築いています。2020年には第二子となる息子ルーカス(Lucas)を迎え、現在は2児の母として子育てとキャリアを両立させています。
彼女は健康維持にも力を入れており、妊娠中はピラティスを取り入れ、普段は『Insanity』や『P90X2』などのトレーニングDVDを活用してフィットネスを維持しています。また、ダイエットにも意識的で、一時期ビーガン生活を試みたり、乳製品の摂取を控えることで肌の調子を整えています。低炭水化物ダイエットを採用し、エネルギーレベルと体重を管理していることも明かしています。
ロサンゼルスに在住し、家族との時間を大切にしながら、ソーシャルメディアを通じてファンと積極的に交流。『グレイズ・アナトミー』の共演者たちとも親交が深く、イベントやチャリティ活動にも頻繁に参加しています。
出演作品
カミーラ・ラディントンの主な出演作品は以下の通りです。
TV
- グレイズ・アナトミー(Grey’s Anatomy, 2012年~現在):ジョー・ウィルソン医師役。第9シーズンからゲスト出演し、第10シーズンからレギュラー。228エピソード以上に出演し、シリーズの主要キャラクターとして活躍。
- カリフォルニケーション(Californication, 2012年):リジー役。第5シーズンで英国人ナニーを演じ、野心的な女優像を表現。
- トゥルーブラッド(True Blood, 2012年):クローデット役。第5シーズンで妖精として登場し、6エピソードに出演。
- William & Kate: The Movie(2011年):ケイト・ミドルトン役。ライフタイムのテレビ映画で世界的成功を収めた。
その他、『CSI:科学捜査班』、『ザ・フォーガットン』、『ビッグ・タイム・ラッシュ』、『デイズ・オブ・アワ・ライブス』、『フレンズ・ウィズ・ベネフィッツ』(各1エピソード)。
映画
- The Pact II(2014年):犯罪現場清掃員役で出演。
- The Healer(2016年):セシリア役。
- The Filming of Shakey Willis(短編、共同脚本・共同監督):自身も出演したコメディ作品。
ビデオゲーム
- トゥームレイダー(Tomb Raider, 2013年):ララ・クロフト役(声とモーションキャプチャ)。シリーズリブートの成功に貢献。
- ライズ・オブ・ザ・トゥームレイダー(Rise of the Tomb Raider, 2015年):ララ・クロフト役を続投。
- シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー(Shadow of the Tomb Raider, 2018年):ララ・クロフト役。
その他、DCアニメ映画ユニバースでザタンナ役の声優を務める。
まとめ
カミーラ・ラディントンは、英国出身の女優として、テレビ、映画、ビデオゲームと多岐にわたり活躍する才能豊かな人物です。『グレイズ・アナトミー』のジョー・ウィルソン役や『トゥームレイダー』のララ・クロフト役で世界的な評価を得ており、幼少期からの情熱と努力が彼女の成功を支えています。私生活では母として家庭を大切にし、健康的なライフスタイルを維持しながら、ファンとの交流も欠かしません。今後も彼女のさらなる活躍が期待されます。
レビュー 作品の感想や女優への思い