ジーナ・デイヴィス(Geena Davis)は米国の女優、プロデューサー、活動家。長身を生かしたモデルから女優へ転身し、1980年代から活躍。代表作に『トッツィー』『ザ・フライ』『テルマ&ルイーズ』などがあり、アカデミー賞助演女優賞を受賞しています。メディアにおけるジェンダー平等を推進するGeena Davis Instituteを設立し、オリンピックアーチェリー選考にも参加しました。
プロフィール
- 名前:ジーナ・デイヴィス(Geena Davis)
- 本名:Virginia Elizabeth Davis
- 生年月日:1956年1月21日(69歳)
- 出生地:アメリカ合衆国マサチューセッツ州
- ジャンル:女優
- 活動期間:1982年 – 現在
- 配偶者:Richard Emmolo(1982年 – 1983年)、ジェフ・ゴールドブラム(1987年 – 1990年)、レニー・ハーリン(1993年 – 1998年)、Dr. Reza Jarrahy(2001年 – 現在)
生い立ち・教育
ジーナ・デイヴィス(Geena Davis)は1956年1月21日にアメリカ合衆国マサチューセッツ州ウェアハムで生まれました。父親のウィリアム・デイヴィスは土木技師で、母親のルシールは教師助手として働いていました。両親はバーモント州の小さな町出身で、家族は質素な生活を送っていました。彼女にはダンフォースという兄がおり、幼少期から音楽に興味を持ち、ピアノやフルートを学び、ティーンエイジャー時には教会のオルガニストを務めていました。
高校はウェアハム高校に通い、チアリーダーのキャプテンを務めました。高校時代にスウェーデンのサンドヴィーケンに交換留学生として滞在し、スウェーデン語を流暢に話せるようになりました。そこで出会ったクラスメートと婚約したこともありますが、後に解消しています。この経験は彼女の視野を広げ、文化的な多様性を理解する基盤となりました。
大学進学後は演劇を専攻することを目指していましたが、交換留学中のオーディションを逃したため、ニューイングランド大学からスタートしました。その後、ボストン大学に編入し、演劇を学びましたが、単位不足で卒業に至りませんでした。特に運動のクラスでFを取ったことが影響しました。しかし、この時期に得た演技の基礎は後のキャリアに活かされています。
経歴
ジーナ・デイヴィスは大学卒業後、ニューヨークでモデルとして活動を始めました。アパレルブランドのAnn Taylorでマネキンとして働き、Zoliモデルエージェンシーに所属しました。183cmの長身が評価され、CMや広告に出演する機会を得ました。このモデル経験が演技への扉を開き、1982年に映画『トッツィー』でデビューしました。以降、テレビシリーズ『バッファロー・ビル』や『サラ』に出演し、経験を積みました。
1986年の『ザ・フライ』で注目を集め、ホラー映画ながら演技力が評価されました。1988年には『ビートルジュース』と『偶然の旅行者』で成功を収め、後者でアカデミー賞助演女優賞を受賞しました。1990年代に入り、『テルマ&ルイーズ』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、女性のエンパワーメントを象徴する役を演じました。1992年の『プリティ・リーグ』ではゴールデングローブ賞にノミネートされ、スポーツ映画のヒット作となりました。
しかし、1995年の『カットスロート・アイランド』と1996年の『ロング・キス・グッドナイト』の興行失敗でキャリアが低迷しました。40代以降は映画出演が減り、テレビにシフトしました。2000年のシットコム『ジーナ・デイヴィス・ショー』は短命でしたが、2005年の『コマンダー・イン・チーフ』でゴールデングローブ賞ドラマ部門主演女優賞を受賞しました。近年は『グレイズ・アナトミー』や『エクソシスト』シリーズにゲスト出演し、声優としても活躍しています。また、2004年にGeena Davis Institute on Gender in Mediaを設立し、メディアのジェンダーバランスを改善する活動を続け、2015年にはBentonville Film Festivalを創設しました。2019年にジーン・ハーショルト人道賞、2022年にエミー賞ガバナーズ賞を受賞しています。
服飾・美容
ジーナ・デイヴィスはモデル時代に服飾と美容の分野で経験を積みました。長身を活かしたファッションモデルとして、Ann Taylorの店舗でウィンドウマネキンを務め、ポーズや表情で商品をアピールしていました。この仕事は彼女の美貌とスタイルを磨き、後の女優業に自信を与えました。CM出演も多く、美容製品の広告で自然な美しさを発揮していました。
映画出演では、役柄に応じた衣装が彼女の魅力を引き立てました。例えば『テルマ&ルイーズ』ではカジュアルな服飾が自由奔放なキャラクターを表現し、『プリティ・リーグ』では1940年代の野球ユニフォームが時代感を演出しました。美容面では、ナチュラルメイクを好み、年齢を重ねても健康的な肌を保つためにスキンケアに注力しています。インタビューで、美容の秘訣として運動とバランスの取れた食事を挙げています。
私生活でもファッションに興味を持ち、環境に優しい服飾ブランドを支持しています。レッドカーペットではエレガントなドレスを選び、アクセサリーで個性を加えています。美容関連の活動として、メディアでの女性像改善を提唱し、ステレオタイプな美の基準に異議を唱えています。これらの経験が、彼女の多角的なキャリアを支えています。
私生活
ジーナ・デイヴィスは4度の結婚歴があります。最初の結婚は1981年にレストラン経営者のリチャード・エモロとで、1984年に離婚しました。2度目は1987年に俳優のジェフ・ゴールドブラムとで、『ザ・フライ』での共演がきっかけでしたが、1991年に離婚しました。3度目は1993年に監督のレニー・ハーリンとで、『カットスロート・アイランド』や『ロング・キス・グッドナイト』を共に制作しましたが、1998年に離婚しています。
4度目のパートナーは2001年に形成外科医のレザ・ジャラヒーで、3人の子供をもうけました。娘のアリゼ(2002年生まれ)と双子の息子カイイスとキアン(2004年生まれ)です。しかし、2017年に離婚を申請し、2021年に正式に離婚しました。彼女は法的結婚ではなかったと主張しましたが、子供たちの姓をジャラヒに変更しています。私生活では、過去に俳優のクリストファー・マクドナルドやブラッド・ピットとの交際も報じられました。
趣味としてアーチェリーに没頭し、1997年から始め、1999年に全米オリンピック選考で24位となりました。2000年のシドニーオリンピック出場は逃しましたが、この経験を活かして女性スポーツを支援しています。Mensaの会員で知能が高いことでも知られ、2022年の回顧録『Dying of Politeness』で生い立ちやキャリアを振り返っています。また、USAIDのキャンペーンに参加するなど、人道活動に積極的です。
出演作品
映画
- トッツィー(1982年、April Page)
- フレッチ/殺人方程式(1985年、Larry)
- トランシルヴァニア6-5000(1985年、Odette Balu)
- ザ・フライ(1986年、Veronica Quaife)
- ビートルジュース(1988年、Barbara Maitland)
- アース・ガールズ・アー・イージー(1988年、Valerie Gail)
- 偶然の旅行者(1988年、Muriel Pritchett)
- クイック・チェンジ(1990年、Phyllis Potter)
- テルマ&ルイーズ(1991年、Thelma Dickinson)
- プリティ・リーグ(1992年、Dottie Hinson)
- ヒーロー(1992年、Gale Gayley)
- アンジー(1994年、Angie Scacciapensieri)
- スピーチレス(1994年、Julia Mann)
- カットスロート・アイランド(1995年、Morgan Adams)
- ロング・キス・グッドナイト(1996年、Samantha Caine / Charly Baltimore)
- スチュアート・リトル(1999年、Mrs. Eleanor Little)
- スチュアート・リトル2(2002年、Mrs. Eleanor Little)
- スチュアート・リトル3 森の仲間と大冒険(2005年、Mrs. Eleanor Little、声の出演)
- アクシデンツ・ハップン(2009年、Gloria Conway)
- イン・ア・ワールド…(2013年、Katherine Huling)
- 思い出のマーニー(2014年、Yoriko Sasaki、声の出演、英語版)
- Me Him Her(2016年、Mrs. Ehrlick)
- マーキュリー・プライム(2017年、Tess Prime)
- Don’t Talk to Irene(2017年、本人役)
- ディス・チェンジズ・エブリシング(2018年、製作総指揮)
- AVA/エヴァ(2020年、Bobbi Faulkner)
- Fairyland(2023年、Munca)
- Blink Twice(2024年、Stacy)
テレビ
- ナイトライダー(1983年、Grace Fallon)
- バッファロー・ビル(1983-1984年、Wendy Killian)
- ファンタジー・アイランド(1984年、Patricia Grayson)
- リプタイド(1984年、Dr. Melba Bozinsky)
- ファミリータイズ(1984年、Karen Nicholson)
- サラ(1985年、Sara McKenna)
- シークレット・ウェポンズ(1985年、Tamara Reshevsky / Brenda)
- レミントン・スティール(1985年、Sandy Dalrymple)
- ジョージ・バーンズ・コメディ・ウィーク(1985年、Angelica / Sandi)
- サタデー・ナイト・ライブ(1989年、本人役、ホスト)
- トライイング・タイムズ(1989年、Daphne)
- アース・デイ・スペシャル(1990年、Kim)
- ジーナ・デイヴィス・ショー(2000-2001年、Teddie Cochran)
- ウィル&グレイス(2004年、Janet Adler)
- コマンダー・イン・チーフ(2005-2006年、President Mackenzie Allen)
- Exit 19(2009年、Gloria Woods、パイロット)
- コーマ(2012年、Dr. Agnetta Lindquist)
- Untitled Bounty Hunter Project(2013年、Mackenzie Ryan、パイロット)
- ドック・マクスタッフィンズ(2013年、Princess Persephone、声の出演)
- グレイズ・アナトミー(2014-2018年、Dr. Nicole Herman)
- Annedroids(2015年、Student)
- エクソシスト(2016年、Angela Rance / Regan MacNeil)
- シー・ラーとプリンセス戦士(2019年、Huntara、声の出演)
- GLOW(2019年、Sandy Devereaux St. Clair)
- Mission Unstoppable(2019-2022年、製作総指揮)
- The Boroughs(2026年、Renee、予定)



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