ジャシンダ・バレット(Jacinda Barrett)はオーストラリア系アメリカ人女優で元モデル。MTVの『The Real World: London』(1995年)で知られ、『The Human Stain』(2003年)、『Ladder 49』(2004年)、『The Namesake』(2006年)などの映画や『Suits』、『Bloodline』のTV役で活躍しています。
プロフィール
- 名前:ジャシンダ・バレット(Jacinda Barrett)
- 生年月日:1972年8月2日(53歳)
- 出生地:オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベン
- 職業:モデル、女優
- ジャンル:TV番組、映画
- 配偶者:ガブリエル・マクト(2004年~)
生い立ち・教育
ジャシンダ・バレット(Jacinda Barrett)は、1972年8月2日にオーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンで生まれました。本名はGiacinta Juanita Cordelia Arabella Luciana Rosalina Barrettといい、非常に長い名前をお持ちです。お父様は空港の消防士として働いていました。幼少期からブリスベンで育ち、地元のケンモア州立高校に通われました。この学校では、普通のティーンエイジャーとして過ごしましたが、早くから美貌と才能が注目していました。
教育面では、1988年にオーストラリアの有名なティーン雑誌「Dolly」のカバーガールコンテストで優勝したことがきっかけで、モデルとしての道が開けました。このコンテストは、彼女の人生の転機となりました。高校卒業後、モデルとしてヨーロッパを中心に活動を始めましたが、演技への興味も強く、1997年にはイギリスのオックスフォードにあるBritish American Drama Academyでミッドサマー・プログラムに参加しました。このプログラムは、シェイクスピアなどのクラシックな演劇を学ぶもので、彼女の演技スキルを磨く重要な機会となりました。オックスフォードでの経験は、彼女の国際的な視野を広げ、後年のハリウッド進出に大きく寄与したと言えます。
生い立ちとして、消防士の父親の影響で、家族は常に安全意識が高く、厳格な家庭環境で育てられたそうです。彼女自身も、子供時代に自然豊かなオーストラリアの環境で過ごしたことが、後の冒険好きやスカイダイビングなどの趣味につながっているようです。教育は主にオーストラリア国内で完了しましたが、モデル業と並行して自己研鑽を続け、演技の基礎を固めていきました。このようなバックグラウンドが、彼女の多才なキャリアを支えています。全体として、彼女の生い立ちと教育は、地方都市の普通の少女から国際的なスターへの道を象徴するものです。
経歴
ジャシンダ・バレットの経歴は、モデルから女優への華麗な転身で始まります。17歳の時にモデルとしてデビューし、ヨーロッパのファッション業界で活躍しました。1988年のDolly Covergirlコンテスト優勝がきっかけで、雑誌の表紙やランウェイに登場するようになりました。この時期の経験は、彼女の自信を築き、カメラの前での自然な振る舞いを養いました。
1995年、彼女のキャリアに大きな転機が訪れます。MTVのリアリティ番組『The Real World: London』にキャストとして出演し、世界的な注目を集めました。この番組は、若者たちがロンドンで共同生活する様子を追うもので、彼女はオーストラリア代表のような存在として人気を博しました。これがテレビデビューとなり、演技の世界への扉を開きました。番組出演後、1997年にホラー映画『Campfire Tales』で映画デビューを果たします。この作品では、セグメント「The Locket」でHeather Wallace役を演じ、初々しい演技が評価しました。
1998年には、NBCのソープオペラ『Wind on Water』でKate Poole役としてレギュラー出演し、サーフィンをテーマにしたドラマで注目を集めました。同年、Maxim誌の9月号に登場し、プロモーションに貢献しました。また、『Night Man』や『Hercules: The Legendary Journeys』などのゲスト出演も増え、テレビでの経験を積まれました。1999年には『Millennium』でTaylor Watts役、『Zoe, Duncan, Jack and Jane』でLisa役として複数エピソードに出演し、着実にキャリアを築いていきました。
2000年代に入ると、映画界での活躍が目覚ましくなります。2000年の『Urban Legends: Final Cut』でLisa役を演じ、ホラー映画の経験を深めました。2003年の『The Human Stain』ではSteena Paulsson役でアンソニー・ホプキンスと共演し、文学的な深みのある役柄に挑戦しました。2004年には『Ladder 49』でLinda Morrison役として、消防士の妻を演じ、夫婦の絆を描く感動的な演技が好評でした。同年、『Bridget Jones: The Edge of Reason』でRebecca Gillies役として、ユーモアあふれるキャラクターを披露しました。
2005年の『Ripley Under Ground』ではHeloise Plisson役、2006年の『Poseidon』でMaggie James役として、海難事故のサバイバルを描く大作に出演しました。また、『The Namesake』でMaxine Ratcliffe役、『The Last Kiss』でJenna役、『School for Scoundrels』でAmanda役と、多忙な一年を過ごしました。これらの作品で、彼女はロマンティックコメディからドラマ、アクションまで幅広いジャンルをこなし、女優としての多才さを証明しました。
2008年の『New York, I Love You』ではMaggie役として、ナタリー・ポートマン監督のセグメントに出演。2009年の『Middle Men』ではDiana Harris役で、夫のGabriel Machtと共演し、夫婦の絆が話題になりました。2010年の『Matching Jack』でMarissa役、2011年の短編『A Proper Send-Off』でAlex役と、インディペンデント映画にも進出しました。
テレビに戻ると、2012年から2013年にかけて『Suits』でZoe Lawford役として、夫のキャラクターの恋人役を演じられました。2013年の『Zero Hour』でLaila Galliston役としてメインキャスト、2014年の『The Following』でJulia役としてゲスト出演。2015年から2017年までNetflixの『Bloodline』でDiana Rayburn役としてメインキャストを務め、家族の暗い秘密を描くサスペンスで深い演技を見せました。2016年の『So B. It』でRuby Franklin役、2018年の『Seven in Heaven』でMegan役、2021年の『Hide and Seek』でSamantha Blackwell役と、近年もコンスタントに作品に出演しています。
彼女の経歴は、モデルからリアリティスター、女優への進化を示しており、常に新しい挑戦を続けられています。国際的なバックグラウンドが、さまざまな役柄に適応する強みとなっています。今後もさらなる活躍が期待します。
私生活
ジャシンダ・バレットの私生活は、家族中心で充実したものです。以前、テレビ司会者でコメディアンのChris Hardwickと婚約していましたが、破局しました。2004年にアメリカ人俳優のGabriel Machtと結婚し、幸せな家庭を築いています。Gabrielは『Suits』で有名な俳優で、彼女の義父は俳優のStephen Machtです。夫婦は2009年の映画『Middle Men』や『Suits』で共演し、仕事と私生活のバランスを取っています。
子供については、2007年8月にロサンゼルスで長女を生み、2014年2月に長男を出産。子育てを大切にし、家族との時間を優先しています。2009年8月28日には、ロサンゼルス・コンベンションセンターでアメリカ市民権を取得し、オーストラリア系アメリカ人として二重国籍をもっています。
趣味としてスカイダイビングを楽しんでおられ、冒険的な性格がうかがえます。また、旅好きで、女優業の傍ら作家としても活動し、Netflixの『Bloodline』では母親役を演じ、私生活の経験を活かしています。公の場では控えめですが、家族の絆を重視した生活を送っておられます。このような私生活が、彼女の穏やかな人柄を形成しているようです。
出演作品
映画
- 1997年:Campfire Tales – Heather Wallace(セグメント: “The Locket”)
- 1998年:Immaculate Springs
- 1998年:Art House – Tiffany
- 1999年:24-Seven – Claire(短編映画)
- 2000年:ルール2 – Lisa
- 2003年:白いカラス – Steena Paulsson
- 2004年:炎のメモリアル – Linda Morrison
- 2004年:ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 – Rebecca Gillies
- 2005年:リプリー 暴かれた贋作 – Heloise Plisson
- 2006年:セイドン – Maggie James
- 2006年:その名にちなんで – Maxine Ratcliffe
- 2006年:ラストキス – Jenna
- 2006年:恋愛ルーキーズ – Amanda
- 2008年:ニューヨーク、アイラブユー – Maggie(セグメント: “Natalie Portman”)
- 2009年:ミドルメン/アダルト業界でネットを変えた男たち – Diana Harris
- 2010年:Matching Jack – Marissa
- 2011年:A Proper Send-Off – Alex(短編映画)
- 2016年:So B. It – Ruby Franklin
- 2018年:Seven in Heaven – Megan
- 2021年:Hide and Seek – Samantha Blackwell
TV
- 1995年:The Real World: London – Herself(メイン役)
- 1998年:Wind on Water – Kate Poole(レギュラー役)
- 1998年:Night Man – The Amazing Selene/Lucy Develin(エピソード: “Do You Believe in Magic?”)
- 1998年:Hercules: The Legendary Journeys – Medea(エピソード: “Medea Culpa”)
- 1998年:Guys Like Us – Audrey(エピソード: “Truth or Consequences”)
- 1999年:Millennium – Taylor Watts(エピソード: “Collateral Damage”)
- 1999年:Zoe, Duncan, Jack and Jane – Lisa(エピソード: “The Trouble with Jane”, “A Good Man is Hard to Find”, “The Advice”)
- 2000年:Bull – Holly Cameron(レギュラー役)
- 2000年:D.C. – Finley Scott(メイン役)
- 2001年:Citizen Baines – Dori Baines(メイン役)
- 2004年:See You in My Dreams – Ingrid(TV映画)
- 2012–2013年:Suits – Zoe Lawford(レギュラー役)
- 2013年:Zero Hour – Laila Galliston(メイン役)
- 2014年:The Following – Julia(エピソード: “Sacrifice”, “The Messenger”, “The Unmasked”)
- 2015–2017年:Bloodline – Diana Rayburn(メイン役)



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