ジェイミー・アレクサンダー(Jaimie Alexander)は米国の女優。『カイルXY』のジェシー役、『マイティ・ソー』シリーズのレディ・シフ役、『ブラインドスポット』のジェーン・ドウ役で知られる。サウスカロライナ州出身で、アクションとドラマの両方で活躍する実力派女優。
プロフィール
- 名前:ジェイミー・アレクサンダー(Jaimie Alexander)
- 別名義:James
- 生年月日:1984年3月12日(41歳)
- 出生地:米国サウスカロライナ州 グリーンビル
- 職業:女優
- ジャンル:TV、映画
- 活動期間:2001年~
- SNSサイト:Instagram
生い立ち・教育
ジェイミー・アレクサンダー(本名:ジェイミー・ローレン・ターブッシュ)は、1984年3月12日にアメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビルで生まれました。父親のデビッド・カーティス・ターブッシュと母親のニタ・キャロル・ターブッシュのもと、4人の兄弟(兄3人、弟1人)の中で唯一の女の子として育ちました。4歳のときに家族はテキサス州グレイプバインに移住し、そこで幼少期を過ごしました。男兄弟に囲まれた環境は彼女の性格に影響を与え、活発で競争心の強い一面を育みました。
学生時代、ジェイミーは当初演劇に興味を持ち、小学校で演劇の授業に参加していました。しかし、高校時代には歌唱力不足を理由に演劇部から外され、代わりにスポーツに打ち込むようになりました。特にレスリングに情熱を注ぎ、コリービルヘリテージ高校のレスリングチームで唯一の女子メンバーとして活躍しました。この経験は、彼女の身体能力や精神的な強さを養う一因となりました。
高校卒業後、演技への情熱を再燃させたジェイミーは、18歳でロサンゼルスに移住し、本格的に女優の道を追求することを決意。正式な演劇教育は受けませんでしたが、オーディションを通じて実践的に演技を学び、キャリアを築いていきました。彼女のこの決断は、後にハリウッドでの成功へとつながる第一歩となりました。
経歴
ジェイミー・アレクサンダーの女優としてのキャリアは、17歳のときにスカウトされたことがきっかけで始まりました。ロサンゼルスに移住後、2003年に低予算映画『ヘルワールド 地獄のスナイパー』で映画デビューを果たし、主演を務めました。2006年にはホラー映画『レストストップ デッドアヘッド』でヒロインを演じ、注目を集めます。同年、TV番組『カイルXY』のセカンドシーズンでジェシー役を獲得。この役で30話以上に出演し、サターン賞テレビ助演女優賞にノミネートされるなど、若手女優としての地位を確立しました。
2011年、ジェイミーのキャリアは大きく飛躍します。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の『マイティ・ソー』でアスガルドの戦士レディ・シフ役に抜擢され、国際的な知名度を獲得。彼女の力強い演技とアクションシーンでの身体能力は高く評価され、続編『マイティ・ソー ダーク・ワールド』(2013年)や『ソー ラブ&サンダー』(2022年)、さらには『エージェント・オブ・シールド』(2013-2020年)、『ロキ』(2021年)でも同役を再演しました。シフ役は、彼女の代表作の一つとして広く認知されています。
また、2015年から2020年まで放送されたNBCのTV番組『ブラインドスポット タトゥーの女』では、記憶を失った謎の女性ジェーン・ドウ役で主演。全身に謎のタトゥーを刻まれたキャラクターを演じ、アクションとドラマチックな演技の両方で高い評価を受けました。この作品は彼女のキャリアの集大成ともいえるもので、5シーズンにわたり主演を務めました。
その他にも、『BONES』や『CSI:マイアミ』などの人気ドラマにゲスト出演し、映画では『ルーシーズ』(2011年)、『ラストスタンド』(2013年)、『CHASE チェイス 猛追』(2023年)などに出演。アクション映画やドラマでの力強い役柄から、感情豊かなドラマチックな役まで幅広くこなす実力派女優として知られています。撮影現場での負傷も多く、特に『マイティ・ソー ダーク・ワールド』や『ブラインドスポット』の撮影中に重傷を負ったエピソードは、彼女のプロフェッショナリズムとタフさを象徴しています。
私生活
ジェイミー・アレクサンダーの私生活については、メディアで取り上げられることが多いものの、彼女自身は比較的プライバシーを守る姿勢を貫いています。2012年、映画『ルーシーズ』の共演をきっかけに俳優ピーター・ファシネリと交際を開始。2015年3月に婚約しましたが、2016年2月に破局を発表しました。この関係は、彼女の最も公に知られた恋愛の一つです。
その後、2018年頃から俳優のエアロン・アームストロングと交際していると報じられていますが、ジェイミー自身は私生活について多くを語らず、恋愛に関する詳細は控えめです。彼女は少なくとも7つのタトゥーを持っており、身体表現にも個性を発揮しています。
また、ジェイミーは撮影中の負傷が多く、2012年の『マイティ・ソー ダーク・ワールド』撮影中に金属製の階段から転落し、胸椎の椎間板を損傷するなど重傷を負いました。さらに『ブラインドスポット』の撮影では、ウォーターボーディングのシーンで複数の骨折や脱臼を経験。2018年には虫垂破裂で入院するなど、過酷な撮影環境でのタフさが伺えます。それでも彼女は回復し、プロとして仕事を続けています。
出演作品
- 映画『ヘルワールド 地獄のスナイパー』(2003年) – 主演
- 映画『レストストップ デッドアヘッド』(2006年) – ニコール・カーロウ役
- TV番組『カイルXY』(2006-2009年) – ジェシー役
- 映画『マイティ・ソー』(2011年) – レディ・シフ役
- 映画『ルーシーズ』(2011年) – ルーシー役
- 映画『ラストスタンド』(2013年) – サラ・トーランス役
- 映画『マイティ・ソー ダーク・ワールド』(2013年) – レディ・シフ役
- TV番組『エージェント・オブ・シールド』(2013-2020年) – レディ・シフ役
- 映画『Intersections』(2013年) – テイラー・ドラン役
- TV番組『ブラインドスポット タトゥーの女』(2015-2020年) – ジェーン・ドウ役
- TV番組『ロキ』(2021年) – レディ・シフ役
- 映画『ソー ラブ&サンダー』(2022年) – レディ・シフ役
- 映画『CHASE チェイス 猛追』(2023年) – リサ・スパン役
まとめ
ジェイミー・アレクサンダーは、サウスカロライナ州出身の実力派女優として、アクションとドラマの両方で印象的なキャリアを築いてきました。『マイティ・ソー』シリーズや『ブラインドスポット』での演技は、彼女の身体能力と感情表現の深さを証明しています。私生活では控えめながらも、過酷な撮影環境での負傷を乗り越えるタフさを持ち合わせ、プロフェッショナルとしての姿勢が評価されています。今後も彼女の活躍に注目が集まることでしょう。
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