小松菜奈は、2025年5月13日から24日にフランス・カンヌで開催された第78回カンヌ国際映画祭に、映画『8番出口』（監督：川村元気）で初参加しました。同作は、ミッドナイト・スクリーニング部門に正式招待され、独創的な作品が上映される深夜枠で注目を集めました。小松は、シャネルのアンバサダーとして華やかなレッドカーペットに登場し、世界的スターと共にファッションと演技の両面で存在感を発揮。共演者の二宮和也や監督、スタッフと共に、カンヌの熱気ある雰囲気を楽しみ、観客からの熱烈な反応に感動を共有しました。
レッドカーペットとファッション
2025年5月18日（現地時間）、小松菜奈は『8番出口』の公式上映に先立つレッドカーペットに登場しました。彼女が選んだのは、シャネルの2025年春夏オートクチュール・コレクションのルック48番で、ブラックレース、シルクシフォン、ブラックサテンが織りなす繊細なロングドレスです。このドレスは、袖とベルトに約56,300個、ラッフル部分に約5,800個のパーツが刺繍され、完成までに約580時間を要した芸術品でした。シースルー素材が大胆かつ優雅な印象を与え、背中の美しさが際立つデザインで、メディアやSNSで「息を呑む美しさ」と絶賛されました。
ジュエリーもシャネルのハイジュエリーコレクションから厳選され、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドを使用した「ブラン ドゥ ディアマン」「コメット コレクション」「ココ クラッシュ」のイヤリング、そして「カメリア コレクション」のリングを着用。メイクアップは、シャネルの赤リップ「ル クレイヨン レーヴル 184 ルージュ アンタンス」と「トランテアン ル ルージュ 2.55」を主役に、目元には「レ ベージュ パレット ルガール ゴールデン」を施し、夜のレッドカーペットで映える華やかで芯のある女性像を表現。ミッドナイト・スクリーニング部門の「夜に映える」テーマを意識したコーディネートが、ファッション界でも話題となりました。
『8番出口』の公式上映と反応
『8番出口』は、社会現象となったウォーキングシミュレーターゲームの実写映画化で、無限ループする地下通路からの脱出劇を描いたサスペンス作品です。小松菜奈は二宮和也演じる主人公を支える重要な役柄を演じ、登場人物わずか5人のミニマルな構成で緊張感を高めました。5月19日深夜、グランド・ルミエール劇場での公式上映では、2,300人の観客が総立ちで8分間のスタンディングオベーションを送り、会場は熱狂に包まれました。小松は二宮、川村元気監督、脚本家の平瀬謙太朗と共に上映に立ち会い、観客の歓声とフラッシュを浴びながらレッドカーペットを歩きました。彼女は「初めてのカンヌで、観客の反応やレッドカーペットの景色が楽しみだった。みんなでこの瞬間を共有できて嬉しい」と興奮を語りました。
上映後、小松は「どんな映画になっているか自分でも未知だったが、カンヌの反応を見て作品の力を感じた」とコメント。共演の二宮も「観客と一緒に盛り上がれるお祭り感が、この作品のポテンシャルに合っていた」と語り、ミッドナイト・スクリーニング部門のユニークな雰囲気が作品の魅力を引き立てたと振り返りました。映画は20以上の国と地域での公開が決定し、国際的な関心も高まっています。
カンヌでの体験と印象
カンヌ到着後、小松菜奈は二宮と共にカンヌの街を散策し、歴史的な旧市街ル・シュケの石畳や海沿いの風景を楽しみました。彼女は「カンヌの街並みは美しく、映画祭のポスターが至る所にあり、盛り上がりを感じた」と語り、特に教会の鐘の音が鳴り響いた瞬間が印象的だったと明かしています。「建物に味があり、すべてがパーフェクトな日だった」と、タイミングの良さにも感動した様子でした。
また、カンヌの厳格なドレスコード（ヌードや長すぎるトレーンドレスの禁止）が話題となった中、シャネルのドレスは新ルールに適応しつつも個性を際立たせ、小松のファッションセンスが称賛されました。彼女はレッドカーペット前夜、興奮で「なかなか寝付けなかった」と明かし、初めての経験に対する期待と緊張を率直に表現しました。
その他の活動
カンヌ滞在中、小松小松菜奈シャネルのビューティムービー「BEAUTY TALKS」の撮影にも参加。レッドカーペットのメイクアッププロセスや、普段心がけている美の秘訣について語り、彼女の自然体な魅力が映し出されました。このムービーは、シャネルとのコラボレーションの一環として公開され、彼女のグローバルな影響力をさらに高めました。
映画祭でのインタビュー内容
背景
2025年5月13日から24日に開催された第78回カンヌ国際映画祭において、小松菜奈は映画『8番出口』（監督：川村元気、2025年8月29日公開）のミッドナイト・スクリーニング部門の公式上映に出席しました。初のカンヌ参加となった彼女は、共演者の二宮和也、川村元気監督、脚本家の平瀬謙太朗と共にレッドカーペットに登場し、シャネルのアンバサダーとして華やかな装いで注目を集めました。以下に、カンヌでのインタビューやコメントを中心に、彼女の動向と発言を丁寧にまとめます。
カンヌ到着時のインタビュー
カンヌに到着した5月18日、小松は現地の街を散策し、映画祭の雰囲気やカンヌの魅力について語りました。映画祭のポスターが街中に貼られ、盛り上がりを感じた彼女は、以下のようにコメントしています。
街を散歩していたら、カンヌ国際映画祭のポスターが街中に貼ってあり、盛り上がっているのを感じました。レッドカーペットのある会場まで行ってみたのですが、まだまだここを歩く実感が湧かなくて…昨日はなかなか寝付けなかったです。
この発言からは、初のカンヌ参加に対する期待と緊張が伝わります。彼女は二宮和也と共に、旧市街ル・シュケの石畳や海沿いの美しい街並みを楽しみ、特に教会の鐘の音が鳴り響いた瞬間が印象的だったと述べました。
カンヌは建物がすごく味もあるしきれいだし、（きょうは）すべてがパーフェクトな日だったなと思います。カンヌの街で一番印象的だったのは、教会の鐘が鳴り響いた時でした。タイミングが良かった。
これらのコメントは、カンヌの歴史的な雰囲気や映画祭の特別な空気を初めて体感した彼女の新鮮な感動を反映しています。
映画『8番出口』と上映前の期待
『8番出口』は、ウォーキングシミュレーターゲームの実写映画化で、地下通路に閉じ込められた主人公の脱出劇を描くサスペンス作品です。小松は、登場人物わずか5人のミニマルな構成の中で重要な役柄を演じました。カンヌでの公式上映（5月19日深夜、グランド・ルミエール劇場）を前に、彼女は作品への思いを次のように語りました。
今回初めてカンヌ国際映画祭に参加させていただきます。自分の目にはどんな景色が映るのか、とても待ち遠しいです。どんな映画になっているか私にもまだ未知です。
これらの発言は、映画の完成形を観客と共に初めて体験することへのワクワク感と、未知の作品に対する好奇心を示しています。彼女は、ミッドナイト・スクリーニング部門のユニークな枠組みや、観客の反応を楽しみにしていると述べ、作品の斬新な挑戦に対する期待を滲ませました。
上映後のコメントと観客の反応
5月19日深夜の公式上映では、2,300人の観客が総立ちで8分間のスタンディングオベーションを送り、会場は熱狂に包まれました。小松は上映後、この感動的な瞬間について以下のように語りました：
観客のみなさんの反応とか楽しみです。（上映後のコメントとして）「どんな映画になっているか私にもまだ未知だったが、カンヌの反応を見て作品の力を感じた。
このコメントから、彼女がカンヌの熱烈な反応に驚きつつ、作品の国際的な受け入れを実感した様子がうかがえます。共演者の二宮和也も「受け入れてもらえてよかった」「楽しかったと言ってもらえるのが一番嬉しい」と語り、チーム全体が観客の反応に感動したことを共有しました。
シャネルとのコラボレーションとビューティトーク
小松はシャネルのアンバサダーとして、2025年春夏オートクチュール・コレクションのブラックレースとシルクシフォンのドレスを着用し、レッドカーペットで注目を集めました。この装いに合わせたメイクアップについては、シャネルのビューティムービー「BEAUTY TALKS」で自ら解説。以下のような発言が含まれています。
カンヌ国際映画祭では、深夜に上映する『ミッドナイト・スクリーニング部門』に招待されていたため、『夜に映える』ことを意識。『パッと華やかな女性』『かっこよく芯のある女性』に見えるようコーディネートを組みました。（中略）（メイクのポイントについて）「目元には『レ ベージュ パレット ルガール ゴールデン』のカラーをオン。リップの鮮やかなレッドカラーは、『トランテアン ル ルージュ ルージュ 2.55』と『ル クレイヨン レーヴル 184 ルージュ アンタンス』によるものです。（中略）普段のメイクにもおすすめのテクニックなので、ぜひ参考にしてほしい。
これらの発言は、彼女がファッションとメイクを通じて役柄や場面に合わせた表現を追求する姿勢を示しています。特に、深夜の上映に合わせて「夜に映える」メイクを意識した点は、彼女のプロフェッショナルなアプローチを象徴しています。
その他のインタビューでの発言
カンヌでのインタビュー以外にも、彼女のファッションや演技に対する考えが関連する場で語られています。2024年11月の『VOGUE JAPAN』インタビューでは、役作りにおけるファッションの重要性について以下のように述べていました。
役作りをする上でファッションはすごく大事なツール。視覚はとても大事で、服に助けてもらえる部分も大きいので、ファッションはどんな場面でも重要だなと感じています。（中略）時間を自分に増やして、自分の個性をどう生かすか、自分がどうなりたいかを考えた方が、私は豊かだと思うんです。
これらのコメントは、カンヌでの彼女のファッション選択やメイクアップへのこだわりと一貫しており、彼女が役や場面を通じて自己表現を追求する姿勢を反映しています。
総括
小松菜奈の2025年カンヌ国際映画祭での初参加は、女優として、またシャネルのアンバサダーとしての輝かしい一歩となりました。『8番出口』の公式上映での熱烈な反応は、彼女の演技力と作品の独自性が国際的に認められた証です。シャネルのオートクチュールドレスと赤リップで魅せたレッドカーペットの姿は、ファッションアイコンとしての地位をさらに固めました。カンヌの街や観客との交流を通じて、彼女は新たなインスピレーションを得た様子で、今後の活躍にも大きな期待が寄せられます。
小松菜奈の2025年カンヌ国際映画祭でのインタビュー内容は、初参加の興奮、カンヌの街の魅力、映画『8番出口』への期待と反応、そしてシャネルとのコラボレーションを通じた美の追求に焦点を当てたものでした。彼女のコメントからは、映画祭の特別な雰囲気を全身で感じ、観客の反応や作品の力を体感した喜びが伝わります。シャネルのメイクアップやドレスでの登場は、彼女のファッションセンスと女優としてのプロ意識を際立たせ、国際的な舞台での存在感を強く印象づけました。今後の彼女の活躍に、さらなる期待が高まります。
レビュー 作品の感想や女優への思い