TCMクラシック映画祭、ミシェル・ファイファーに手形・足形セレモニーを実施
3度オスカーにノミネートされたミシェル・ファイファーも、来月ハリウッドで開催されるイベントTCMクラシック映画祭で『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』の上映に登場。
ミシェル・ファイファーのファンは、来月TCLチャイニーズ・シアターで彼女がセメントに手形と足形を残すとき、ワイルドにお祝いする機会を得るはず。
このセレモニーは、4月24日から27日まで開催されるTCMクラシック映画祭の期間中に行われることが木曜日に発表されました。ファイファーの最も忘れがたい演技のひとつである『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』(1989年)でのいぶし銀のラウンジ・シンガー、スージー・ダイアモンドの演技は、キャリア3度のオスカー・ノミネートのうち2度目のノミネートとなりました。なお、この映画でピアノを弾く彼女の姿は、ここで見ることができます。
ミシェル・ファイファーが演じるどんな役にも、紛れもない良さがあります。彼女は、エレガンスと深みを一見難なく融合させ(難なくではないことは確かてみすが)、彼女が演じるすべての人物の複雑さを捉えています。
例えば、ブライアン・デ・パルマ監督のバイオレンス・ドラマ『スカーフェイス』ではアル・パチーノと共演し、ジョナサン・デミ監督のロマンチックコメディ『愛されちゃってマフィア』ではキャストをリードしました。
『スカーフェイス』で、彼女は2人の男にとって物象化された獲物でしかなかったかもしれません。その代わりに、彼女はこの役に毅然とした強さをもたらし、思いがけない方法でエルヴィラに人間味を与えました。『愛されちゃってマフィア』では、似たようなキャラクターを完全にひっくり返し、映画の感情的な支柱となりました。この2つの演技の後、ハリウッドで大物女優が誕生したことに疑いの余地はありませんでした。
そしてミシェル・ファイファーはこの30数年間、『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』『危険な関係』『ロシア・ハウス』『ヘアスプレー』、絶賛された『ファーストレディ』のベティ・フォード役、HBO映画『嘘の天才 史上最大の金融詐欺』のバーニー・マドフの説得力のある妻ルース役など、次々と映画でその約束を果たしてきました。どんなキャラクターであっても、ミシェル・ファイファーの演技は一貫してニュアンスがあり、説得力のある本物の演技です。
もとい、次のTCMクラシック映画祭では、
- 2011年のピーター・オトゥール
- 2012年のキム・ノヴァク
- 2013年のジェーン・フォンダ
- 2014年のジェリー・ルイス
- 2015年のクリストファー・プラマー
- 2016年のフランシス・フォード・コッポラ
- 2017年のカール&ロブ・ライナー
- 2018年のシシリー・タイソン
- 2019年のビリー・クリスタル
- 2022年のリリー・トムリン
- 2024年のジョディ・フォスター
に続く、TCMクラシック映画祭史上12回目の手と足跡のセレモニーとなります。
また今年の映画祭では、ジョージ・スティーブンスJr.が、クラシック映画の文化遺産を後世に残すことに貢献した個人を称えるロバート・オズボーン賞を受賞し、マイケル・シュルツ監督が映画に与えた永続的な影響に敬意を表されます。
映画祭に関する詳細はこちら。
レビュー 作品の感想や女優への思い