『欲情まんかい 若妻同窓会』は1981年に公開された日本の日活ロマンポルノ映画。同窓会を装って浮気ツアーに参加する若妻たちの欲情と冒険を描いたコミカルな作品で、上映時間は61分。主演の風祭ゆきをはじめ、江崎和代、梓ようこが出演し、結婚後の欲求不満をテーマにエロティックなシーンが展開されます。監督は白鳥信一、脚本は中野顕彰が担当。
基本情報
- 原題:欲情まんかい 若妻同窓会
- 公開年:1981年
- 製作国・地域:日本
- 上映時間:61分
女優の活躍
映画『欲情まんかい 若妻同窓会』の主演を務める風祭ゆきは、日活ロマンポルノの黄金期を代表する女優の一人として知られています。彼女は本作で欲求不満の若妻・朝子を演じ、コミカルな演技に初挑戦しました。風祭ゆきの魅力は、その美しい容姿と吸い込まれるような表情にあり、作品全体を支えています。レビューでは、彼女の美貌が疲れた心を癒すと評価されており、相変わらずの魅力が発揮されています。
共演の江崎和代は、『堕落する女』などで知られる女優で、本作では朝子の同窓生として登場します。彼女の活躍は、グループでの浮気ツアーシーンで目立ち、若妻たちの乱れた行動をコミカルに表現しています。江崎和代の自然な演技は、作品の軽快な雰囲気を高めています。
もう一人の共演者である梓ようこも、同窓生役で参加し、風祭ゆきや江崎和代とともに三人の若妻を形成します。彼女の活躍は、ツアー中のエロティックなシーンで際立ち、欲情を抑えきれない女性の心理を体現しています。梓ようこの大胆な演技は、作品のエンターテイメント性を向上させています。
これらの女優たちは、1980年代のロマンポルノ界で活躍したベテランで、本作では結婚後の女性の内面的な葛藤をコミカルに描きながら、観客を引き込むパフォーマンスを発揮しています。風祭ゆきを中心に、三人の化学反応が作品の魅力となっています。
女優の衣装・化粧・髪型
風祭ゆきは、本作で若妻らしい清楚なワンピースやスカート姿が多く、日常的な主婦のイメージを強調しています。化粧はナチュラルで、目元を強調したメイクが彼女の美しい顔立ちを引き立てています。髪型はロングヘアを軽くウェーブさせたスタイルで、欲情が高まるシーンでは乱れ髪がエロティックさを増しています。
江崎和代の衣装は、カジュアルなブラウスとスカートが中心で、ツアーシーンではセクシーな下着姿も登場します。化粧はリップを赤く塗ったものが目立ち、活発な性格を表現しています。髪型はミディアムヘアをストレートに下ろしたものが多く、動きやすい印象を与えています。
梓ようこの衣装は、フェミニンなドレスやトップスで、浮気ツアーの華やかさを表しています。化粧はチークを強調した健康的で魅力的なメイクです。髪型はショートボブ風で、現代的な若妻像を演出しています。全体として、1980年代のファッションを取り入れつつ、エロスシーンで脱衣するコントラストが特徴です。
これらの衣装・化粧・髪型は、当時のロマンポルノのスタイルを反映しており、女優たちの魅力を最大限に引き出す工夫がされています。自然体ながらもセクシーさを強調したビジュアルが、作品のテーマにマッチしています。
あらすじ
作家の友田の妻である朝子は、結婚して数年が経ち、浮気の虫が騒ぎ始めます。友田自身は永井荷風を尊敬し、女性を抱きながら仕事をする生活に憧れていますが、現実では朝子で我慢しています。そんな中、ホモのゴロちゃんが暇な若妻を集めて浮気ツアーを企画し、金持ちの男たちを相手に某温泉ホテルでセックスプレイを楽しむ話を持ちかけます。
朝子は同窓生の久美子とカオルに連絡し、三人でツアーに参加します。駅で男たちと出会い、男たちは花屋、葬儀屋、歯医者、不動産屋の社長です。抽選でカップルが決まり、それぞれが官能的な一夜を過ごします。ゴロちゃんも加わり、乱れたセックスシーンが展開されます。
一方、友田は妻の行動に不審を抱き、ホテルに駆けつけますが、部屋を間違えて朝子ではなくカオルの部屋に入ってしまい、そこで肉欲に溺れてしまいます。ツアーはさまざまな波乱を伴いながら終了し、朝子たちは日常に戻りますが、友田は朝子に激しく迫るようになります。
このあらすじは、若妻たちの欲情と冒険をコミカルに描き、結婚生活のマンネリを風刺しています。エロティックな要素が満載ながら、ユーモアを交えたストーリー展開が特徴です。
解説
本作は、1981年に日活が製作したロマンポルノ作品で、当時の社会的な風潮を反映したコミックエロス映画です。結婚後の女性の欲求不満をテーマに、同窓会を偽装した浮気ツアーを通じて、自由奔放なセックスライフを描いています。監督の白鳥信一は、軽快なタッチでエロティックシーンを演出し、観客を楽しませる工夫を凝らしています。
脚本の中野顕彰は、日常のユーモアを交えながら、人物の心理を巧みに表現しています。撮影の野田悌男は、温泉ホテルの風景を活かしたビジュアルで、作品の雰囲気を高めています。また、音楽の甲斐八郎がコミカルなBGMを提供し、全体のテンポを良くしています。
この映画は、日活ロマンポルノのジャンルとして、セックスシーンをメインにしつつ、ストーリーの面白さを重視した点が評価されています。当時の若妻像を風刺的に描き、男性中心の社会に対する女性の反発を暗示しています。低予算ながら、キャストの魅力で成り立っている典型的な作品です。
レビューでは、低俗ながらも風祭ゆきの魅力が光るとの意見が多く、視覚的に退屈しない工夫がされています。全体として、エンターテイメントとしてのロマンポルノの役割を果たしています。
キャスト
- 朝子: 風祭ゆき
- 久美子: 江崎和代
- カオル: 梓ようこ
- 友田: 吉原正皓
- ゴロちゃん: 織田俊彦
- 花屋: 荒川保男
- 葬儀屋: 島村謙次
- 歯医者: 小見山玉樹
- 不動産屋社長: 影山英俊
- その他: 森みどり
スタッフ
- 監督: 白鳥信一
- 脚本: 中野顕彰
- プロデューサー: 林功
- 制作補: 山田耕大
- 撮影: 野田悌男
- 美術: 山本昭夫
- 音楽: 甲斐八郎
- 録音: 福島信雅
- 照明: 矢部一男
- 編集: 山田真司
- 助監督: 児玉高志
- スチール: 目黒祐司



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