『愛と裏切りのゲーム 殺人連鎖』はバディ・ジョヴィナッツォ製作・監督の2000年イギリス・ドイツ合作スリラー映画。ジェームズ・ルッソ、オルネラ・ムーティ、ハイノ・フェルヒらが主演。卒業から20年後、4人の交換留学生がベルリンで再会しますが、期待したほど簡単には事態が進まないという筋書き。
愛と裏切りのゲーム 殺人連鎖
- 原題:THE UNSCARRED
- 別名:Everybody Dies
- 公開年:2000年
- 製作国:英国、独国
- 上映時間:91分
- 撮影地:独国ベルリン
- ジャンル:サスペンス
- 視聴:U-next
予告編はこちら。
製作会社
- マーセント・エンタテインメント
- TiMeフィルム・アンド・TVプロダクション社
- VIP
- GmbH & Co.
- エルステKG
ほか。
販売代理店 / ISA
- アークライト・フィルムズ
配給会社
- ベスト・エンタテインメント
- M.I.B.
- マグナパシフィック
- セヴリン・フィルムズ
- ストーム・エンターテインメント
見どころ
東西ドイツ統一の前後を背景に、身を滅ぼした男と栄誉と富を得た友人たちを対比させながら、過去の事件が呼び起こすスリリングな人間関係と思いも寄らぬ展開を楽しめます。
あらすじ
1979年。ベルリン大学に通うミッキーは美しい女学生ラファエラをめぐり、友人のヨハンと酒で勝負していました。しかし、泥酔したヨハンともみあいになってけがをし、野球選手としての将来を失います。20年後、ミッキーは野球賭博に手を染め、落ちぶれていたのですが…。
ファム・ファタル
ミドル・ヘアのオルネラ・ムーティが綺麗い可愛いでビックリ。登場時間は長くありませんが、美熟女全開のグラマーな姿を拝めます。
感想
『コンバット・ショック』や『ノー・ウェイ・ホーム』のバディ・ジョヴィナッツォ監督による、『シャロウ・グレイブ』や『レザボア・ドッグス』のような映画の精神を受け継いだ、楽しくて意表を突く予測不可能なスリラー。
この映画『愛と裏切りのゲーム 殺人連鎖』ではジェームズ・ルッソが40代のミッキーを好演。彼は深刻な借金を抱え、あと数日で返済しなければならない状況でしたが、突然の連絡と飛行機代で、20年前に知り合った3人の留学生とドイツで再会することになります。ドイツに着くと、若い女性の死を含む事故(かもしれない)が起こり、秘密が暴かれ、筋書きがひねられ、最後には誰も傷跡を残さずに終わります。
この映画について私がいえる最善のことは、技術的に優れていることに加え、この映画が過剰で大げさになりかねない瞬間がたくさんあったこと。何度かバカバカしくなりかけましたが、その一線を踏み越えることはありませんでした。ベルリンの壁が崩壊して10年あまりの時点で撮影されていて、無音都市ベルリンらしく町は静か。他方、登場人物たちの周りでは音を効果的に使っていて陳腐なサスペンス・ドラマには収まっていません。
演出、演技、撮影、とくに脚本が素晴らしく、映画のテンポがとても良かったです。この作品は真剣に注目されるべき、緊密でサスペンスに満ちた良いドラマ。要チェック(^^)
キャスト
登場人物 | 出演者 |
---|---|
ミッキー・バーノン | ジェームス・ルッソ |
ヨハン | ハイノ・フェルヒ |
ラファエラ | オルネラ・ムーティ |
トラヴィス・ムーア | スティーブン・ワディントン |
アンケ | ウルリケ・ハーゼ |
バーテンダー | アンドリュー・ペトリ |
車の警官 | フランク・キルシュゲンス |
若かりしヨハン | マクシミリアン・フォン・プフェンドルフ |
若かりしミッキー | ジェフリー・ヴィンセント・パリーゼ |
若かりしラファエラ | ナイケ・リヴェッリ |
若かりしトラヴィス | ジャック・タールトン |
トミー・マトッラ | リチャード・ポートナウ |
同僚 | ニール・ワッハ |
カトリン | ポーリン・ファン・レンスバーグ |
スタッフ
担当 | 担当者 |
---|---|
衣装デザイン | ドロテア・マリア・コーテ |
衣装デザイン助手 | シモーネ・キャリー・ニューボン |
メイクアップ監督 | イェンス・バートラム |
レビュー 作品の感想や女優への思い