P2 | なむ語る

出口なき深夜の密室。極限状況下で繰り広げられる迫真のリアルサスペンス、単純明快な隠れん坊スリラー。

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予告編はこちら。

クリスマス・イブの残業で立ち往生し、正気を失った警備員に狙われることになった会社員の女性。救いの手が差し伸べられないなか、女性は肉体的・心理的な困難を乗り越えて生き延びなければなりません。

主役アンジェラを演じるレイチェル・ニコルズがかなり可愛い。作品のほとんどで白いスリップ・ドレスを着用。

登場人物のアンジェラも演じるレイチェルもメイン州の出身。

警備室には14着の白いドレスがあり、そのどれもが、さまざまな段階で汚れ、朽ちたものでした。

さて、多くのスリラー映画やホラー映画って息を止める場面がありませんが、珍しくこの映画では何度か息を止めてしまいました。

サイコな場面に巻き込まれるアンジェラは知的な設定なので、レイチェル・ニコルズはホラー映画あるあるの陳腐なバカ女子のような動きを一切しません。

そのおかげで、たまに手に汗握る展開があるし推理しようと脳みそも動くし、なかなか面白いです。一対一なので意外に誰にでも起こりうることかなとも思います。脚本が多くのジェンダー・ステレオタイプや対立的なステレオタイプを避けながら、信憑性のある展開をしているからですね。

深夜まで働く仕事中毒のエグゼクティブ実業家アンジェラが、クリスマス・イブの夜、駐車場に閉じ込められてサイコパスに追われる話。

すでに遅刻していた彼女は、車のエンジンがかからないことに気づき落胆します。ハンサムで一見親切そうな駐車場係のトーマスが彼女のために車をチェックするのですが、無駄。気がつくと、アンジェラはガレージの事務所でドレス姿で目を覚まし、椅子に鎖でつながれ、目の前にはクリスマス・ディナーが並べられていました。

トーマスは長い間アンジェラを監視してきましたが、クリスマスでみんながいなくなり、ついにアンジェラを一人きりにしたのです。アンジェラはクリスマスの朝を迎えるまで、全身全霊で戦わなければならなくなりました。

『クロエ』のダイアン・マズアがメイクアップを、『クライモリ』のショーン・サンソムが特殊メイクを担当。