ホラー映画に“恐怖革命”をもたらしてきたスタン・ウィンストンが手掛けた衝撃作。
『クライモリ』は、ロブ・シュミット監督、アラン・B・マッケロイ脚本による、2003年公開のスラッシャー映画。デズモンド・ハリントン、エリザ・ドゥシュク、エマニュエル・チリキ、ジェレミー・シスト、ケヴィン・ゼガーズらが出演。シリーズの第1作で、ウェストバージニアの森で食人一家につきまとわれる6人のグループを描きます。
『クライモリ』の開発は2001年にはじまり、サミット・エンターテインメントとニューマーケット・グループがタッグを組み、シュミットが監督、マッケロイが脚本を担当する1970年代スタイルのホラー映画を製作することが発表されました。この映画はサミットとコンスタンチン・フィルムの共同製作で、スタン・ウィンストンがクリーチャー・エフェクトのデザインとプロデューサーを務めました。
『クライモリ』は2003年5月30日に20世紀フォックスにより米国で劇場公開されました。 批評家からは前提が賞賛されたものの、否定的な評価を受け、とくに脚本、未発達のキャラクター、ホラーの決まり文句は批判されました。この映画は、1200万ドルの予算に対し、全世界で2800万ドル以上の興行収入をあげています。
クライモリ
- 邦題:クライモリ
- 原題:Wrong Turn
- 製作国:米国、独国
- 公開年:2003年
- 上映時間:84分
- 製作会社:コンスタンティン・フィルム、リージェンシー・エンタープライズ
- 配給会社:20世紀フォックス、サミット・エンターテインメント
予告編はこちら。
見どころ
- 古くから伝わる恐怖の伝説が若い学生たちに襲い掛かるストーリーに引き込まれる。
- ヒロインを務めたエリザ・ドゥシュクの悲鳴が、見る者を逃げ場のない恐怖に引きずり込む。
あらすじ
アメリカ深南部の奥深い森。ジェシーたち6人の学生は、一見穏やかな森の魅力に惹かれて奥深くに分け入り、いつしか恐怖スポットの境界を越えてしまいます。地元の人間は絶対に近づこうとしない、そんな場所にうっかり足を踏み入れた彼女たちは、どうなるのでしょうか。
ファム・ファタル
仲間同士で驚かせたり驚いたりする場面が前半に多すぎて飽きますが、リンディ・ブースが演じるフランシーンに期待。しかし、さっぱりした、やんちゃな女の子だっただけに、ファム・ファタルに発展することを楽しみにしていましたが、たった20分で期待を裏切られました(^^)
開始しばらくしてから、恋人とマリファナを吸ったりイチャついたりする場面が何度か。20分頃に惨殺。あまりにも早い撤退に無念がっていたら、31分頃に数秒だけ死体が映し出されるという、かなりコンパクトな出演でした。
この映画のために多くのスタントをこなしたエリザ・ドゥシュクは端正な美人ですが、断片的にしか記憶にありません…。ちなみに、映画中、エリザ・ドゥシュクはアルバニアの双頭の鷲の紋章が入った白いシャツを着ています。
感想
前半は惨殺された後の場面が多く、後半は鬼ごっこ。その辺が好きな方にはいいかも。とにかく、鬼ごっこと殺害の場面が多く、見るか見ないかの2択しかない映画。
脚本家が楽をして、特殊メイクのスタッフたちが大活躍したであろう作品でした。
解説
クリス・フリンはとある都市での面接のために車を運転していました。途中で、化学製品を輸送中のトランクがハイウェイを塞ぐ事故が発生し、クリスはウェストバージニアの山間部を通る代替ルートを探します。しかし、注意力不足のため、彼はパンクして道路の真ん中に止まっていた別の車をぶつけてしまいます。クリスは森の中でキャンプをするつもりだった5人の友人グループと出会い、フランシーヌとエヴァンのカップルをその場に残し、クリス、ジェシー、カーリー、彼女の婚約者スコットたちは助けを探そうとします。彼らは人里離れた場所で奇妙な小屋を見つけるのですが、そこにはモンスターのような風貌をした3人の凶暴な人食い山男が住んでいました。2組のカップルは、山男たちに追われながら脱出を試みます。
キャスト
登場人物 | 出演者 |
クリス・フリン | デズモンド・ハリントン |
ジェシー・バーリンゲーム | エリザ・ドゥシュク |
カーリー | エマニュエル・シュリキー |
スコット | ジェレミー・シスト |
エヴァン | ケヴィン・ゼガーズ |
フランシーン | リンディ・ブース |
スリー・フィンガー | ジュリアン・リッチングス |
ノコギリ歯 | ギャリー・ロビンス |
片目 | テッド・クラーク |
ハレー | イヴォンヌ・ゴードリー |
リッチ | ジョエル・ハリス |
トルーパー | デヴィッド・ハバンド |
老人 | ウェイン・ロブソン |
トラック運転手 | ジェームズ・ダウニング |
スタッフ
監督 | ロブ・シュミット |
脚本 | アラン・B・マッケルロイ |
衣装デザイン | ジョージナ・ヤルヒ |
メイクアップ部門
- 補綴メイクアップアーティスト:スタン・ウィンストン・スタジオ、パトリック・バクスター
- コンタクトレンズ技師:ウェイン・チャン
- ヘア・スタイリスト:ポーラ・フリート
- プロステティック・メイクアップ・アーティスト:スタン・ウィンストン・スタジオ、ポール・ジョーンズ
- 補綴メイクアップアーティスト:スタン・ウィンストン・スタジオ、ルイーズ・マッキントッシュ
- メーキャップ・エフェクト・スーパーバイザー:シェーン・マハン
- アシスタント・ヘアスタイリスト(パトリシア・A・メディナ役):パトリシア・メディナ
- キーメイクアップ・アーティスト:ジョーダン・サミュエル
- プロステティック・メイクアップ・アーティスト:スタン・ウィンストン・スタジオ、ショーン・サンソム
- プロステティック・メイクアップ・アーティスト:スタン・ウィンストン・スタジオ、デイヴィッド・スコット
- アシスタント・メイクアップ・アーティスト(デボラ・E・ウィリアムス役):デボラ・ウィリアムス
- 特殊メイク効果アシスタント(クレジットなし):アラン・クック
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