ワイルドシングス
- 原題:WILD THINGS
- 公開:1998年
- 製作国:米国
- 上映時間:108分
- ジャンル:サスペンス
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
予告編はこちら。
見どころ
どんでん返しの連続で、ラストまで読めないストーリーがスリリング。監督は「恋に落ちたら…」のジョン・マクノートン。主演のケヴィン・ベーコンは製作総指揮も務めます。
あらすじ
米国屈指のリゾート地フロリダ州エバーグレーズのブルー・ベイ。ある夏、その街でスキャンダラスな事件が発生。地元のブルー・ベイ高校に通う良家の子女ケリーが、進路指導教諭のサムからレイプされたと訴えを起こすのですが…。
感想
妻が発見した映画で、今でも教えてもらったことに感謝(^^)。適度に色気と笑いがありながら、捻りとどんでん返しを楽しめるサスペンス。
いろんな登場人物が嘘をつき、レイプ事件の真相がなかなかつかめないまま、事態は深刻になっていきます。誰が誰を騙すのか、誰が誰から騙されるのか。とても楽しく謎解きを味わえました。
ファム・ファタル

スージーとケリーのキャラクターは高校生のはずなのに、撮影 当時のネーヴ・キャンベルは24歳、デニス・リチャーズは27歳。
2人目のレイプ犠牲者を演じたネーヴ・キャンベルは、後に『スクリーム』シリーズで大活躍。
タラ・リードはケリー・ヴァン・ライアン役のオーディションを受けました。
サンドラ・ヴァン・ライアン(テレサ・ラッセル演)

テレサ・ラッセルは、実年齢は14歳しか違わないにもかかわらず、デニス・リチャーズ演じる主人公の母親役を演じました。自由奔放なセレブ女性として大胆なベッドシーンも演じています。メイクは控えめでブロンドのショートヘア。ちょくちょくバスローブを着てくつろいでいます。色気に圧倒されます。
ケリー・ヴァン・ライアン(デニス・リチャーズ演)
デニス・リチャーズの長編映画での唯一のヌードシーンを本作で拝めます。それから数年後の2004年、失敗作続きでキャリアが低迷していた彼女は、第一子が生まれた数カ月後に『プレイボーイ』でフルヌードを披露することに同意。
本作の撮影に先立ち、デニス・リチャーズは19歳のときに急きょ乳房の手術を受けましたが、外科医はまたしても予想より大きなインプラントを施しました。
キャスト
ロバート・ダウニー・Jr.はサム・ロンバルド役の第一候補でしたが、最終的にマット・ディロンに決定。ダウニーは薬物問題で世間を騒がせており、回復していたとはいえ、保険上のリスクが大きすぎると考えられたから。プロデューサーのロドニー・リバーは、ロバート獲得が「うまくいかなかった」と言い、製作会社は資金の一部を出すと申し出ましたが、「弁護士、保険会社、債券会社の関係者が多すぎた」と語りました。
ジョン・マクノートンによると、デニス・リチャーズの最初のオーディションは良く、2回目のオーディションでさらに良くなっていたため、彼女を起用することになりました。デニスの弁護士は、ボディ・ダブルを使うオプションも含め、どの程度ヌードを撮影するかについて詳細な契約を交渉。結局デニスは替え玉を使わず、ネーヴ・キャンベルとピッチャーでマルガリータを飲んだ後、自分でヌード場面を撮影しました。キャンベルの契約には厳格なヌード禁止条項がありました。キャンベルは、『パーティー・オブ・ファイブ』のキャラクターとは違うことに挑戦し、型にはまらないようにしたいと思い、この役を引き受けました。ナターシャ・リオンもスージー役のオーディションを受けました。
また、製作総指揮のケビン・ベーコンは契約書にヌード禁止条項があったが深く考えることなく、マクノートンが最もよく見えると思うショットを使用することを許可し、正面ヌードの瞬間が映画に盛り込まれた。彼は、アメリカのマスコミ向け上映会で、それについて多くの質問を受けたことに驚いており、ヨーロッパのマスコミはそれについてまったく質問しなかったと述べています。
登場人物 | 出演者 |
---|---|
レイ・デュケット | ケビン・ベーコン |
サム・ロンバルド | マット・ディロン |
スージー・トラー | ネーヴ・キャンベル |
サンドラ・ヴァン・ライアン | テレサ・ラッセル |
ケリー・ヴァン・ライアン | デニス・リチャーズ |
グロリア・ペレス | ダフネ・ルービン=ヴェガ |
トム・バクスター | ロバート・ワグナー |
ケン・ボウデン | ビル・マーレイ |
ルビー | キャリー・スノッドグレス |
ブライス・ハンター | ジェフ・ペリー |
ジミー・リーチ | コーリー・ペンダーガスト |
ウォルター | マーク・マコーレー |
ニコル | トワ・スヴェイン・ステップ |
アート・マドックス | デニス・ニール |
学校秘書 | ダイアン・アダムス |
カーク | パウロ・ベネデティ |
フランキー・コンド | エドゥアルド・ヤネス |
バーバラ・バクスター | ジェニファー・テイラー |
判事 | ビクトリア・バス |
廷吏 | テッド・バルチ |
ケンの秘書 | レオノール・アンソニー |
警察署長 | アントニ・コローン |
囚人 | ロバート・ディーコン |
デイブ | アンソニー・ジャイモ |
ジョージー | マニー・スアレス |
バーテンダー | ジャネット・ブショール |
フッカー | ジーナ・ラマルカ |
レポーター1号 | ナンシー・デュアー |
レポーター2号 | マーゴ・ピース |
レポーター3号 | キース・ウィルソン |
警察官1号 | ネルソン・オラマス |
警察官2号 | マイケル・ディーン・ウォーカー |
警察官3号 | ジェシー・ミュソン |
婦人警官1号 | キンバリー・ラマーズ |
婦人警官2号 | レベッカ・ホワイト |
学生 | マーク・チーク |
法廷監視員 | クリストファー・デ・ステファノ |
法廷監視員 | パトリック・H・フォックス |
刑事 | ジャスティン・グードロー |
法廷記者4号 | スペンサー・ケイデン |
法廷記者2号 | パティ・ローレン |
法廷傍聴人 | トニア・マデンフォード |
ケリーの友人 | キャシー・モレノ |
法廷傍聴人 | ジミー・スター |
ビキニガール | ローリー・ウォレス |
デニス・リチャーズとジェニファー・テイラーは、後にチャーリー・シーンの『ハーパー★ボーイズ』(2003年)にチャーリーのガールフレンドとして出演。
スタッフ
担当 | 担当者 |
---|---|
衣装デザイン | キンバリー・A・ティルマン |
衣装 | リンダ・ベネディクト・ピアース |
衣装 | バージニア・バートン |
衣装主任 | メアリー・ルー・バード |
衣装 | エレン・ファルギエール |
衣装監督 | アリソン・B・ファンガー |
メイクアップ | ジェイ・キャニストラシ |
メイクアップ主任 | ジェニ・リー・ディンケル |
メイクアップ | ロジャー・ジェイコブス |
追加メイクアップ | シャロン・カルブ |
ヘアスタイル | ポレット・ショーン |
ヘアスタイル | ベティ・ルー・スキナー |
ヘアスタイル主任 | カテ・スワンソン |
メイクアップ | リー・グライムス |
ヘアスタイル | キャロル・ラスキン |
レビュー 作品の感想や女優への思い