制御不能の人間凶器と化した美女の運命を描くアクションスリラー。
『アウト・オブ・コントロール』は、エイプリル・ミューレン監督、ティム・ドイロンの脚本による2015年カナダ製作のスリラー映画。主演のキャサリン・イザベルは、解離性遁走に陥り、記憶をつなぎ合わせなければならなくなったことから、復讐計画が頓挫してしまう女性を演じています。米国で2015年1月6日に、カナダで2015年5月8日に公開されました。
アウト・オブ・コントロール
- 邦題:アウト・オブ・コントロール
- 原題:88
- 公開年:2015年
- 製作国:カナダ
- 上映時間:88分
- 配給:日活
- ジャンル:アクション、スリラー
- ロケ地:カナダ、オンタリオ州ナイアガラ・フォールズ
予告編はこちら。
製作会社
- ワンゴフィルムズ
販売代理店/ISA
- ミレニアムフィルムズ
配給会社
- ミレニアム・エンターテインメント
- ・バトラックスエンターテインメント
- GEMエンターテインメント
- フィルム&TVハウス
- バーター・フィルムズ
ほか。
見どころ
ミステリアスな展開とスタイリッシュな映像で魅せるカナダ映画。「エクスペンダブルズ」や「エンド・オブ・キングダム」を手掛けたNU IMAGE社が製作。
あらすじ
記憶を失ったひとりの美女が、バッグに入っていた鍵を頼りにあるモーテルの部屋を訪れます。そこで彼女は自分の名前がグウェンであること、そして恋人のアスターが殺されたことを知ります。殺したのはギャングのボスで、彼女の元愛人サイラスでした…。
ファム・ファタル
キャサリン・イザベルのお色気(^^)
感想
ガイ・リッチー監督作品が好きで、リュック・ベッソンのファンなら、ちょっとお色気たっぷりの復讐劇『アウト・オブ・コントロール』を楽しめます。
キャサリン・イザベルが、無知で恐怖に怯える被害者と、冷血な殺人鬼の社会病質者の両方を見事に演じ分けています。彼女が演じるフラミンゴ/グウェンの奇妙な世界に一瞬で引き込まれるはず。
この映画はカナダのオンタリオ州ナイアガラ地区で20日間かけて2台のカメラで撮影されました。脚本をはじめさまざまな計画がうまく重なったような出来栄えで、この映画には不必要なものは何もなく、無駄がありません。映画の原題にふさわしく、上映時間も88分。
解説
本作『アウト・オブ・コントロール』の予告編は、2015年4月18日にグラスゴーで行なわれたキャサリン・イザベル主演のカルトホラー『ジンジャー スナップス』(2000年)の上映に先駆けて上映されました。これは、2015年夏にグラスゴーのグロスブナー・シネマで開催される、フェイス・イン・フィルムによる独占一回限りの上映の計画を宣伝するためのものでした。
さて、混乱して自分がどこにいるのかわからなくなったグウェンは、ダイナーで朦朧とした意識から覚めるます。バッグの中にピストルが入っていたことに驚き、警察に詰め寄られたときに誤ってウェイトレスを撃ってしまいます。ダイナーから逃げ出した彼女は、所持していた鍵と一致するホテルの部屋に戻ったところ、、部屋には死体があり、後に親友のウィンクスだと判明。その部屋に男が現れて彼女を殺すと脅しますが、タイという男が出てきて殺されます。タイは、ダイナーでサイラスという裏社会のボスを殺す計画を立てていたと主張。タイのこともその計画のことも覚えていないグウェンは、自分が誰かを殺すことなどあり得ないと否定しますが、結局のところ彼と一緒に帰ることに同意。
フラッシュバックを見ると、グウェンはボーイフレンドのアスターの死をサイラスのせいにしていました。グウェンはサイラスが死んだ女性と一緒にいるのを目撃し、それが後にタイの妹だと判明した後、サイラスはグウェンとアスターの2人を殺すよう命じまます。現在、グウェンとタイは新しい武器を調達するため、違法武器商人のレミーのもとへ向かいます。その前にノウルズ保安官に追われ、レミーは銃撃戦を開始。レミーは殺され、タイは逃げる際に負傷します。グウェンは怖くて参加できず、逮捕されました。ノウルズ保安官は何が起きているのか調べようとし、グウェンはサイラスにハメられたと言います。彼女よりもサイラスに興味をもったノウルズは、彼女がサイラスを引き渡せるなら取引しようともちかけます。同じ頃、タイが警察署を襲撃し、警官数人を殺害。グウェンはタイを連れて署から逃げるとき、これ以上の殺人に反対していたところ、タイは十字砲火で殺されてしまいます。
グウェンはさらにフラッシュバックを経験し、ウィンクスの殺害を含め、解離性遁走中に何人もの死に関わっていたことが明らかになります。ウィンクスはタイとグウェンにサイラスの居場所に関する情報を与えましたが、ウィンクスが彼女の身を案じたことからグウェンは疑念を抱きます。これらの記憶に混乱し、自分自身の動機もまだ理解できないまま、グウェンはサイラスを殺すというクエストに戻ります。話し合いで状況を打開できなかった彼女は、スピード違反で止めに入った警官を射殺。サイラスと対立した彼女は、すべての死について彼を責めますが、サイラスは責任を否定。そして、彼に促され、サイラスの命令を警告しようとしたアスターを誤って撃ってしまったことを思い出します。グウェンに起訴を免れるチャンスを与えるため、サイラスは彼女に死の責任をなすりつけるように言い、彼女の目の前で自分の口を撃って自殺します。
最後の場面はフラッシュバックで、グウェンがサイラスを待ち伏せする準備をするダイナーに戻ります。ジュークボックスからアスターのお気に入りの曲が流れると、グウェンは取り乱して朦朧としはじめました…。
キャスト
登場人物 | 出演者 |
---|---|
グエン | キャサリン・イザベル |
サイラス | クリストファー・ロイド |
タイ | ティム・ドイロン |
アスター | カイル・シュミット |
ノウルズ保安官 | マイケル・アイアンサイド |
ウィンクス | ジェシー・マッカートニー |
レミー | エイプリル・マレン |
ジェソップ | アンソニー・ウルク |
イジー | ミッキー・ムーン |
ドゥシェーン | マイケル・オア |
チャーリー | ダックス・ラビナ |
ボブ | A.C.ピーターソン |
ジェイク | マイケル・ザビエル |
マーヴィン | ジョン・ホワイト |
ロイ | ジョン・テンチ |
スタン | ドルー・ヴィアゲバー |
ゲイリー | ジェイソン・ワインバーグ |
デリック | ジェシー・ボスティック |
ダコタ | ヘイリー・シャノン |
ベティ・ルー | MJ・ショー |
ハティ | リン・グリフィン |
メアリー | ステーシー・マレン |
ジェファーソン巡査 | フィリップ・ウィリアムズ |
カーリー | アリソン・アルメイダ |
サリー | マリア・ヴァクラティス |
グレゴリー | ラリー・モシツキ |
女性ボーリング場被害者 | ジュリア・ディアン |
女性報道記者 | メラニー・マレン |
コンラッド | ヴィンセント・ロザー |
リチャード | サイモン・ノースウッド |
デール | アロン・テイガー |
ジョイ巡査 | ロリ・パールスタイン |
クランシー巡査 | ニール・ガーヴァン |
ラジオ・ニュース報告者 | J・ローレン・プロクター |
シェリー | ステファニー・ホーキンス |
ダンサー | アシュリー・ドナルドソン |
ダンサー | クリスティン・ワトソン |
ダンサー | ジェニファー・ハラセン |
ダンサー | ナディア・バロッソ |
ダンサー | ステファニー・ゲスト |
ジュード | アマンダ・バーカー |
警察官 | ジェイ・ボンド |
チェスター | ダリル・ドイロン |
新人警官 | ネイサン・ジーン |
不明 | ケビン・ジェニングス |
ストリッパー | エリン・エマニイ |
スタッフ
担当 | 担当者 |
---|---|
衣装デザイン | ケルシー・モーデン |
衣装デザイン助手 | テガン・スローリー |
ヘアスタイル主任 | ジェシー・ブダー |
メイクアップ助手 | キム・ハダド |
特殊メイクアップ効果主任 | モニク・ウォームズリー |
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