ここではモニカ・ベルッチの出演作品を映画とテレビに分けて紹介しています。
モニカ・ベルッチの出演作品(映画・TV)
モニカ・ベルッチはイタリアの女優で、おもに母国イタリア、米国、仏国の映画やTV番組で国際的に活躍してきました。
1991年イタリアのTV番組『Vita coi figli』と同年の映画『モニカ・ベルッチの情事』でデビューを果たし、翌1992年、フランシス・フォード・コッポラ監督のホラー映画『ドラキュラ』に3人の花嫁の一人として出演。その後4年間はイタリアの作品に出演し、TVのミニ番組『ヨセフ』(1995年)に出演。これが仏国でのデビュー作。
ブレイクのきっかけはアルスハウス映画『アパートメント』(1996年)で、モニカはセザール賞有望女優賞にノミネートされました。イタリアのコメディ・ドラマ『モニカ・ベルッチ/ジュリア』ではジュリア・ジョバンニーニ役を演じ、1998年にグローボ・ドーロ賞主演女優賞を受賞。
モニカは2000年、アメリカのスリラー映画『アンダー・サスピション』で英語圏での初主演を果たしました。同年、映画『マレーナ』でマレーナ・スコルディアを演じ、世界的な人気を博します。
歴史大作『ジェヴォーダンの獣』(2001年)、コメディ『ミッション・クレオパトラ』(2002年)と仏国の大ヒット映画2本に連続出演。2002年のフレンチ・スリラー『アレックス』では大きな物議を醸しました。モニカはイタリア映画『リメンバー・ミー』(2003年)でアレッシアを演じ、ナストロ・アルジェント賞助演女優賞を受賞し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の同部門に初ノミネートされました。
その後、2003年に公開されたSF映画『マトリックス』の2作品『マトリックス・リローデッド』と『マトリックス レボリューションズ』でペルセポネを演じました。メル・ギブソン監督のドラマ『パッション』(2004年)で演じたマグダラのマリア役で、ナストロ・ダルジェント助演女優賞にノミネート。2006年、アメリカのアニメ映画『ロボッツ』のフランス語版で声を担当。
2010年、モニカはラリサ・コンドラッキ監督の伝記ドラマ・スリラー『トゥルース 闇の告発』でラウラ・レヴィアーニを演じました。『昼下がり、ローマの恋』(2011年)ではロバート・デ・ニーロと、『サイの季節』(2012年)ではイラン人のベフルーズ・ヴォスギと共演。2015年のカナダ映画『Ville-Marie』で演じたソフィー役で、ダブリン映画批評家協会から主演女優賞を受賞。続く『007 スペクター』(2015年)ではルチア・スキアラを演じ、50歳にして007史上最高齢のボンド・ガールとなりました。米国のコメディドラマ・ストリーミングTV番組『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』の第3季(2016年)ではオペラ歌手アレッサンドラを演じました。同年、1990年代のバルカン戦争を舞台にしたエミール・クストリッツァ監督の『オン・ザ・ミルキー・ロード』に主演し、ヨーロッパ・シルバーリボン賞を受賞。2018年には仏国のTV番組『エージェント物語』にゲスト出演し、オーストラリアのコメディSF映画『サイバー・ゴースト・セキュリティ』では邪悪な悪魔を演じました。
2019年にはパリで舞台デビューを果たし、マリニー劇場でトム・ヴォルフの演出のもと、マリア・カラスの手紙と回想録にもとづく一連の一人芝居を披露しました。
日本語以外の題名表記は原題または英題です。
映画
| 公開年 | 題名 | 配役 |
|---|---|---|
| 2024 | Paris Paradise | ジョヴァンナ・ビアンキ |
| 2024 | ビートルジュース ビートルジュース | デローレス |
| 2023 | Mafia Mamma | ビアンカ |
| 2023 | Maria Callas: Lettere e Memorie | (ドキュメンタリー) |
| 2023 | Diabolik: Who Are You? | アルテア・ディ・ヴァレンベルク |
| 2022 | MEMORY メモリー | ダヴァナ・シールマン |
| 2022 | Dry | ヴァレンティーナ |
| 2022 | Diabolik: Ginko Attacks! | アルテア・ディ・ヴァレンベルク |
| 2021 | Les Fantasmes | サブリナ |
| 2021 | La Befana vien di notte II ? Le origini | ドロレス |
| 2021 | The Girl in the Fountain | アニタ・エクバーグ |
| 2020 | 皮膚を売った男 | ソラヤ・ワルディ |
| 2019 | The Best Years of a Life | エレナ |
| 2019 | スパイダー・イン・ザ・ウェブ | アンジェラ |
| 2018 | サイバー・ゴースト・セキュリティ | フィネガン |
| 2016 | オン・ザ・ミルキー・ロード | ネヴェスタまたは花嫁 |
| 2015 | Ville-Marie | ソフィー・ベルナール |
| 2015 | 007 スペクター | ルチア・スキアラ |
| 2014 | 夏をゆく人々 | ミリー・カテナ |
| 2014 | Na Quebrada | (不明) |
| 2013 | Des gens qui s’embrassent | ジョヴァンナ |
| 2012 | サイの季節 | ミーナ |
| 2011 | 昼下がり、ローマの恋 | ヴィオラ |
| 2011 | 灼熱の肌 | アンジェレ |
| 2010 | トゥルース 闇の告発 | ラウラ・レヴィアーニ |
| 2010 | 魔法使いの弟子 | ヴェロニカ・ゴーロイゼン/モルガナ・ル・フェイ |
| 2009 | ダブルフェイス 秘めた女 | ジャンヌ |
| 2009 | 50歳の恋愛白書 | ジジ・リー |
| 2009 | シチリア!シチリア! | レンガ職人のガールフレンド |
| 2009 | Omaggio a Roma | トスカ |
| 2008 | 狂った血の女 | ルイサ・フェリダ |
| 2008 | The Man Who Loves | アルバ |
| 2007 | モニカ・ベルッチの恋愛マニュアル | ルチア |
| 2007 | シューテム・アップ | ドナ・キンターノ |
| 2007 | The Second Wind | マヌーシュ |
| 2006 | 変人村 | ヴァンパイア・ガール |
| 2006 | ナポレオンの愛人 | エミリア・スペツィアーリ男爵夫人 |
| 2006 | ストーン・カウンシル | ラウラ・シプリアン |
| 2005 | ブラザーズ・グリム | 鏡の女王 |
| 2005 | モニカ・ベルッチ ダニエラ、熟れた果実 | ダニエラ |
| 2004 | パッション | マグダラのマリア |
| 2004 | スパイ・バウンド | バーバラとリサ |
| 2004 | セレブの種 | シモーナ・ボナセーラ |
| 2003 | リメンバー・ミー | アレッシア |
| 2003 | ティアーズ・オブ・ザ・サン | リーナ・ケンドリックス |
| 2003 | マトリックス・リローデッド | ペルセポネ |
| 2003 | マトリックス・レボリューションズ | ペルセポネ |
| 2002 | ミッション・クレオパトラ | クレオパトラ |
| 2002 | アレックス | アレックス |
| 2001 | ジェヴォーダンの獣 | シルヴィア |
| 2000 | アンダー・サスピション | シャンタル・ハースト |
| 2000 | ストリッパー パリ18区 | ローラ |
| 2000 | マレーナ | マレナ・スコルディア |
| 1999 | That Certain Something | (不明) |
| 1999 | ライク・ア・フィッシュ | ミルティーユ |
| 1999 | アンルーリー/復讐の街 | マルグリット |
| 1999 | Dear Father | (不明) |
| 1998 | Le Plaisir (et ses petits tracas) | 少女 |
| 1998 | Compromis | モニーク |
| 1998 | モニカ・ベルッチ/ジュリア | ジュリア・ジョバンニーニ |
| 1998 | A los que aman | ヴァレリア |
| 1997 | ドーベルマン | ジプシーのナット |
| 1997 | Stressati | (不明) |
| 1997 | Mauvais genre | カミーユ |
| 1996 | Il cielo e sempre piu blu | (不明) |
| 1996 | アパートメント | リサ |
| 1996 | Come mi vuoi | ネリーナ |
| 1995 | 白海豚 | テオの母 |
| 1994 | Briganti: Amore e liberta | コスタンザ |
| 1994 | I mitici: Colpo gobbo a Milano | デボラ |
| 1992 | ドラキュラ | ドラキュラの花嫁の一人 |
| 1992 | モニカ・ベルッチのエッチなだけじゃダメかしら? | マリーナとアンジェラ |
| 1991 | モニカ・ベルッチの情事 | フランチェスカ |
TV
| 公開年 | 題名 | 配役 |
| TBA | Radical Eye: The Life and Times of Tina Modotti | ティナ・モドッティ |
| 2024 | Ca, c’est Paris (This is Paris) | 不明 |
| 2021 | L’Amour flou | ヴァレリア |
| 2019 | Do Not Disturb | 不明 |
| 2018 | Il Miracolo | 聖母マリア(夢のシーン) |
| 2018 | エージェント物語 | 本人 |
| 2017 | ツイン・ピークス The Return | 本人(モニカ・ベルッチの夢) |
| 2016 | モーツァルト・イン・ザ・ジャングル | アレッサンドラ |
| 2011 | R.I.S. Roma ? Delitti imperfetti | 本人 |
| 2011 | Platane | 本人 |
| 2010 | Rose, c’est Paris (Rose, this is Paris) | エスプリ・ドゥ・ガラ |
| 2007 | Heartango | 不明 |
| 1996 | Sorellina e il principe del sogno | 不明 |
| 1995 | ヨゼフ | ファラオの妻 |
| 1991 | Vita coi figli | エルダ |
舞台
| 上演年 | 題名 | 配役 | 劇場 |
| 2023 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | ビーコン・シアター |
| 2022 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | モンペリエ国立歌劇場 |
| 2022 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | シアター・ロイヤル・ヘイマーケット |
| 2022 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | ヒズ・マジェスティーズ・シアター |
| 2022 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | ゾルルPSM |
| 2022 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | アレクサンドリンスキー劇場 |
| 2022 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | ヴァフタンゴフ劇場 |
| 2022 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | ペララーダ劇場 |
| 2022 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | シャトレ劇場 |
| 2022 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | ロサンゼルス |
| 2021 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | ベレン文化センター |
| 2021 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | ヘロデス・アティコス劇場 |
| 2021 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | マンゾーニ劇場 |
| 2021 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | パルコ・デッラ・ムジカ・オーディトリアム |
| 2021 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | ゴルドーニ劇場 |
| 2020 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | パリ・ブッフ劇場 |
| 2020 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | ドゥエ・モンディ音楽祭 |
| 2020 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | オデオン座 |
| 2020 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | プリンセス・グレース劇場 |
| 2019 | マリア・カラス 手紙と回想録 | マリア・カラス | マリニー劇場 |



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